香港空港は便利

昨日は香港空港で3時間時間待ちであった(17~20時)。

香港空港は、足マッサージもあるし(かなり高いが)、レストランも多いし、何をして時間つぶそうかなぁ、と考えていたが、取り合えずキャセイのラウンジに。

キャセイのラウンジは、インターネットのワイアレスアクセスも早いし、座りやすいデスクがたくさん付いている、

思わず仕事に没頭してしまい、3時間あっという間であった。
時間が足りないほど。

大変便利な香港空港だ。

深圳で講演会(今日は2回中国入国)

羅湖口岸より一旦出国

朝から深圳(羅湖のシャングリラホテル)で講演会。
僕の住んでいる太古城は、中国に行くにはどうにも便が悪い。

8時過ぎに家を出て、羅湖シャングリラに到着したのは10時15分。
悠然とコーヒーショップでレジュメに目を通していたら、主催者の方から電話が。
11時開演が、10時半に開演に変更されたとの連絡を頂いていたのを、すっかり忘れていた!

慌てて会場到着。
1時間の講演。

講演テーマは加工貿易。
これに、頂いた質問4つ。
① 来料の独資転換のメリット・デメリットと、転換時期は何時が望ましいか。
② 最近の課税強化の状況。
③ 合併等組織統合の注意点。
④ 今後の中国進出のメリット。

最近の、中国のビジネスにおいて起業の方々が悩んでいる事項を、ピンポイントでご質問頂いた形。
大変有難いご質問であった。
今度の講演会では、4つのご質問をベースにレジュメを書いてもいいなとも感じる

講演後は懇親会。
そして、面談一件。
シャングリラホテルから出たのは15時。
一旦、中国出国。

香港空港

そこから香港空港に。
深圳空港から国内線というのも考えたが、深圳空港がちょっと不便な場所にあるのと、週末の移動(上海⇒香港)を考えると、一旦、出国して、香港から移動した方がチケットが安くなるので、こんな移動に。

時間に余裕を持たせてチケットを買ったら、空港で3時間待ち。
変更にHK$ 600かかるチケットなので、已む無く空港で時間をつぶす。
昨晩よく寝れなかったので、ラウンジで熟睡。
そして、Q&Aのゲラ構成。

今日は、
10時   中国入国。
15時半  中国周国
23時   中国入国
という感じで、一日2回入国。

牛丼たぬきそば定食

昨日は、朝9時半から午後5時の間に、一日5件訪問した。
スケジュールを組む時、面談がどの程度の時間で終わるか予想できないので、余裕を持った割り振りにすると、場合によっては次の面談まで随分と時間が空く。

そんな訳で、昼食 x 1、コーヒーショップ x 2と、時間つぶしが必要になった。
歩き回るのにPCを持ち歩くのはさすがに大変と思い、止めておいたので、コーヒーショップではちょっと時間をもてあます。

コーヒーを飲みながら、Q&Aのゲラ構成をしたりなどして時間をつぶす。
出ずっぱりというのも、時間調整が結構大変だ。

午前の面談は、11時20分に終わった。
香港は、昼休み時間が、午後1~2時が主流なので、11時半だと空いているレストランが少ない。
どこかやっている日本料理屋はないかなと探していたら、沖縄料理の「ちゅら」が11時半からやっている。
何故かドアが閉まっていたが、「まだですか?」と聞いたら大丈夫だというので早速入る。

沖縄そばにしようか、そば(ざるそば)定食にしようか、迷いに迷い(麺は食べたかった)、一番ボリュームのある、牛丼・たぬきそば定食に。

さすがに多い。
残念ながら全部食べられず。


くたくた

一日歩き回って、面談5件こなしてくたくた。
家に帰ってぐったり。

明日の講演準備をする前に、一缶だけビールを飲もう。

金~日の3日間は酒を抜いたし。

あ~疲れた!

明日は朝一で深圳。

講演会後は上海に移動。

見積もり作成は一苦労

昨晩は、見積一件作るのに3時間かかったので、結局、Q&Aに取りかかれず。
まあ、見積作成の事前準備で(作業工程のチェックをしなくてはいけないので)、依頼業務のポイントの整理と関連法規、作業内容のチェックをしていたからなのだが。

しかし、見積もりを作るというのは、かくも左様に大変。
僕のお客様は(メンバーシップ制である事もあり)、冷やかしで見積もり依頼をする方がいないので、本当にありがたい。

ともあれ、最初の価格提示を間違うと、そこでふるい落とされるので商売を失う。
相場観を身に付ける事は本当に大事だし、丁寧に作業工程を分析する作業も必要だ。

よって、見積提示は勝負の場。
気合いを入れないといけない部分である。

そんなこんなで、今日はこれから5件面談。
今日も一日頑張ろう!


変わり映えのしない週末

昨日(土曜日)は、10時に起きて、昼食を食べたらNNAの原稿2本執筆。
最近出た、「董事の個人所得税課税の変更」と、「来料独資転換時の無償提供設備の移管に関する意外な落とし穴」の解説。
いまいち文章がまとまらず、珍しく、2本書くのに4時間ほどかかってしまった。

それから、5KM走って、コンシェルジュの原稿1本と、金・土で頂いた質問の回答。
寝るのは午前2時。

今日は、9時頃目を覚まし、ブログを更新すると、仕事をしかかる自分を必死で抑え(さすがに、ちょっとは休まないとメリハリがつかない)、午後4時まで昼寝をしたり、本を読んだり、ひたすらごろごろ。

それから、スーツ1着と靴2足買って(靴とスーツが傷むのが、本当に早い)、5KM走って、さて一息。
これから仕事をする予定。

週明けに出さなくてはいけない見積り一件と、「中国ビジネス投資Q&A」の最後1個残ったQを執筆する予定。
Q&Aも、出版間近だ。
次の本の執筆にかかりたいから、早く終わらしたい!

そんなこんなの週末。

どうも、いつもの週末と変わり映えしない・・・
くつろぎもしないし、面白味もないなぁ。

これでいいのかとちょっと考えるが、まあ、しかたないかぁ。
もうしばらくは、24時間仕事の事が頭から離れない。
寝てても仕事の夢を見てるし、さっきは、食事中に原稿の最後の数行を考えてたら、机の上に胡椒振りかけてたし・・・


人民元対外決済が利用されないのは

日経新聞の一面に、「国際貿易人民元建て決済外資に解禁」という記事が出ていた。
確かに、目を引くニュースではある。

ただ、人民元の対外決済は、昨今、盛んに報道されている様に、活用が全く進んでいない。
では、活用が振るわない(人気が無い)理由は何かと言えば、一般的に言われている様に、「人民元決済は、香港・マカオ・ASEAN地域と、中国本土5都市(上海、広州、深圳、東莞、珠海)に限定した試行措置である事」や、「認可を受けた一部企業のみに認められている事」もあるが、一番重要な理由は、人民元決済をしても、「特段のメリットがないから」であろう。

いきなり、メリットがないと言い切るのも如何なものかとは思われるであろうが、現在の運用であれば、人民元決済をしたらこれが便利だ、という点が思い浮かばない。

これは、現在人民元決済が認められているのは貿易決済だけ(貿易外取引の決済は認められていない)で、更に、人民元建て貿易決済に付いても、外貨決済と同様の制限が加えられている事による。
つまり、外貨ではできない送金が、人民元だからできる、という訳では全くない。
おまけに、人民元決済条件の輸出取引に関する増値税還付の関連規定は、8月25日付けで簡単な通知がやっと公布された(国税函[2009]470号)状況で、それ以前は、増値税輸出還付に関する影響も懸念された。つまり、人民元建て決済であるが故のリスクが存在した訳だ。
現状でも、まだ実務がすぐ追いついてくるかが分かっていない。


結果として、人民元決済によるメリットは、中国企業側の為替リスクのヘッジのみという事になるが、契約通貨を人民元建てにする事は、どちらが為替リスクを負担するか、という力関係で決まるものであり、人民元決済が認められたからと言って、これが選択できるかどうかは別次元の問題だ。
更には、貿易契約の建値を人民元建てにする事自体は、2003年より認められていた(匯発[2003]29号)。
契約建値が同じ人民元で、決済通貨だけの違いであれば(規制・管理状況が同ならば)、「人民元建て外貨決済条件」を採用すれば良いだけの話で、わざわざ実績の少ない人民元決済をする必要もない。
そんな意味で、人民元建て対外決済は、今のところは、話題性だけで、利用者側にメリットは無いという感じがする。
まあ、人民元決済の活用が増え、銀行・税務局側もノウハウが蓄積されてくれば、「どうせ同じなら、換金ステップが省ける人民元決済にしておくか」という感じの活用は出てくるであろうが、まだそのステージには遠い。

ただ、7月から始まっている、人民元対外決済の試行措置は、将来的な人民元のハードカレンシー化の方向性を決める為の感触掴みの面が大きく、政府の対応もかなり慎重だ。
ボクシングで言えば、ゴングが鳴って、リング中央に歩み寄っていくところ(まだジャブも放っていない状況)という感じか。

その意味では、利用が進まない事は、政府側としてもシナリオ通りの事ではないか(敢えて、利用が進まない条件で開始したのではないか)、という気がする。

今後、状況を見ながら、徐々に手綱さばきを調整していくのであろう。
将来的に、香港側の人民元調達マーケットが拡大する(香港側で人民元の為替ポジションをスクェアにできる)という条件が整えば、若しくは、管理面の規制が緩和される等の措置が取られれば、人民元決済が一気に拡大する可能性もある。

当面は話題を作って、あとはじっくり時間をかけて、ゆったりと規制緩和を図っていこうという作戦なのではないかという気がする。

広州で小規模な講演会でもやろうかな

一昨日、飲んでる間兄弟船の方(杉浦さん)から、「水野さん広州来ないでしょ」と言われた。
広東省には頻繁に入っているが、宿泊するのは、月に1泊か、多くて2泊。
宿泊ベースで言われると、もっともだ。

広東省は香港から日帰り圏内なので、深圳・東莞に行く時は完全に日帰り。
広州まで行くと、まあ泊まるか、という気になるけど、日帰りの事もある。
そんな訳で、広東省で夕食を食べる機会は少ない。
起業早々は経費削減というのもあったのだが。
1997年に香港に赴任してから、10年くらいは、本当に広州によく行き、宿泊もしたので、それを思えば、ちょっとさびしい気もしてきた。

水野広州の副総経理の麦さんからも、「水野さん、もう少し来て下さい」と言われる。

お客様との面談時に、華東、華南、どちらで商売が取れますか?という質問をよく頂く。
これは、華東、華南のどちらがビジネスがホットか(日系企業の活動が盛んか)という趣旨であろうが、回答は、「僕のいる所で商売が取れる」という状況である。

僕が日本滞在中の時は日本で取れるし、上海にいると上海で取れる。
香港華南にいればそこで取れる。
まあ、僕の仕事は医者や弁護士と同じで、対談の結果、信頼してもらって初めて商売に繋がっていく訳なので、これは当然と言えば当然の事である。

そう考えると、「僕が広州でまともに営業をしていない」という麦さんの不満ももっともだ。
麦さんの要望もあるので、広州でセミナーか、勉強会をやろうかな。
起業初年で、あまりに講演会をやったので(数えてないけど、1年で40~50回やったのではないか)、これからしばらくは、月1回(多くて2回)を目途にしようと思っているので、開催するとすれば11月になってしまうけど。

テーマはどうしよう。
今年に入って、非居住者課税が強化されているので、税務関係者を担ぎ出して、小規模(30~50人程度)の勉強・対策会を開くのも良いかもしれない。
要検討だ。


4軒はしごの荒っぽい夜

兄弟船の厨房を通ってバーに抜ける(裏口)

水野さん、ブログに書いてくれて有難うございました!
と声をかけた男性は、兄弟船の方とその友人の方。

先日はブログに書いて頂いて有難うございました。JAZZ流してますから。
と言われる。

食事をした時のブログに、「美味しくて良い店だが、バックの演歌をJAZZに変えて欲しいなぁ」と書いたのを受けてのもの。
本当だったら嬉しいので、次回視察に行こう。
この裏に、バーを開きましたので来て下さい!と誘われるので、そのまま移動。
本当は、違う道から行くのであるが、裏口から(兄弟船の厨房経由)。

店の様子とLULUさん

本当のカウンターバー(LULUという店)。
若い日本人の男性と、中国人の女性がカウンターの中に入っている。
店の由来は、この女性の名前(LULUさん)からとの事。

広州には、カウンターバーが長い間無く、バー好きの僕としてはさびしかった。
焼酎バーしかないんだけど(この店自体は好きなのだけど)、収容人員少なかったし、なにより僕は焼酎が嫌いだ(オプションが無ければおとなしくのむが、焼酎とブランデーを飲んだ翌日は、何故か体調が悪い)。
という事で、焼酎バーにワインを持ちこませてもらったりしていたのだけれど、亀一の友人が開いたアロハという店が出来たり、このバーができたり、広州もだんだん変ってきたようだ。



そこで飲み終わると、兄弟船の方から、「水野さん。広州を好きになってもらわなくてはいけません。全然広州来ないでしょ!まだ飲みましょうよ」と言われて、スナックに。
「明日9時から打合せなんだけど・・・」というが、気迫に呑まれてもう一軒。
飲む事午前2時半近くまで。

飲み終わるとさすがにふらふら。
まだ飲みましょう!という誘いを振り切り(これ以上長くなると、朝働けない)、タクシーで市長大廈に。
瞬時に寝る。

後日、「猛反省しています!」というお詫びメールが入ったけれど、僕自身はこんなハプニングは嫌いではない。
翌朝はちょっと眠かったけど、まあ、気合いで乗り切ったし。
という訳で、なかなか荒っぽくも楽しい一夜であった。

いつでも来い!という感じ。

またの飲み会に備えるために、明日から3日間酒抜きだ。

中国の仕事は時間のロスとの戦い

福田口岸の駅と福田保税区

9月3日、まずは深圳・落馬洲から。
クライアントの方が長安鎮なので、深圳まで車で迎えに来て頂く。
深圳行きの電車は、羅湖行きと落馬洲行きの二種類あるが、落馬洲行きの方が新しくて綺麗だし、人も少ないので快適だ。
そんな訳で、落馬洲(福田口岸)でピックアップ頂く。

ここは、福田保税区のほど近く。
駅の向こうには福田保税区が見える。
とは言え、歩こうとすると、それなりに距離があるのだが・・・

深圳の駅でのピックアップは12時丁度だが、そこから東莞市長安鎮は、何だかんだで1時間くらいかかるので、車に乗って1時間。
打合せ開始は13時。
打合せを1時間半して、また車で駅まで行くと15時半。
16時発の高速電車で広州まで65分。
広州東駅からホテルまで歩いてチェックインすると、結局18時。
ちょっとE-mail整理をしたら会食。

香港を出発したのは10時なので、結局、移動時間が6時間。
中国での仕事は時間のロスとの戦いだ。
こんな時に、ブラックベリーで車の中でもE-mail処理ができるのが有難い。
あと、PC持ち歩いているので、文章も書けるし。

市長大廈で20数年ぶりの友人(元同級生)と会うと、天河で会食。
食事が終わると、焼酎バーで飲もうかと言う事に。
が、いつもながら場所が分からない。
う~ん、と考えて、ウェネバーの太田さんに電話をかけて、行き方を教えてもらおうとすると、「焼酎バーはまだあるんですが、お店の方は、新しい店を開いたのでもういません」との事。

「うわー!半分以上残ってて今度飲もうと思っていたウィスキーがおじゃんだ!」と絶望しかけたが、気を取り直して、新しい店の行き方を教えてもらう。
兄弟船の一階だ。
前よりゆったりしているのと、メニューが充実しているので良い。
他のお客さんが、そばを食べているので、頼んでみたらこれも美味しい。

こちらが今晩のキーマン

まあ、ウィスキーはなくなったが良しとするか、と思い、お勘定をしようとすると・・・
今晩のキーマンが登場。

それからの展開はこの次に・・・


中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ