香港⇒深セン⇒香港(人は見かけによらないもので)

朝7時半に家を出発して深セン日帰り出張。

出張の目的は、深セン大工業区の視察と工業用廃棄物回収業者との面談。

深セン大工業区は、広東省で2箇所の国家級輸出加工区(広州・深セン)を有する開発区で、深セン市街地から車で1時間弱の場所にある。

今まで行く機会が無かったのであるが、最近、同開発区に進出する企業のご相談に乗った事もあり、これを機会に視察する事にした。

行きは道の選択を間違えたようで(必ず渋滞する道を選んでしまった模様)、深センから同開発区に到着するまで2時間弱かかってしまったが、渋滞が無ければ40分程度で行くらしい。

規模の大きな開発区であるが、今ひとつ特徴に欠ける気がしないでもないが、深センという立地のよさと、輸出加工区という武器を有しているため誘致は順調な様で、誘致担当の人間もどことなくのんびりしている。誘致担当者の説明を聞き終えると、工業用廃棄物回収会社の董事長と面談及び会食。会食後は、会社と分別作業場を見せて頂いたが、作業場にはダンボール箱、布切れが積み上げられており、どこから見ても、ゴミ置き場そのもの。会社もゴミ置き場の管理作業室と言った感じ。但し、廃棄物の回収は規制がかかっている業種なだけに、結構な利益をあげているようで、同氏は立派なベンツに乗り、港湾等への投資も準備している模様。何とも、人は見かけに寄らないものである。

視察後香港に戻るともう午後6時。PCを開けると、急ぎの質問が多数入っている。

観念して近くのスーパーでカップ麺を買って夕食を済ますと、午前一時まで残業。何とか、全ての球を投げ返した。

明日は朝の7時に家を出て北京出張。

大変辛い。


香港(ネタがないので後輩の話など)

今日は、業務時間中は、ほとんど人と話をせず、一心不乱に仕事。それが終わると、7時から会計士の方と会食、そんな一日だったので、特に書くことなし。

という事で、後輩の話など・・・。

先日、ニューヨークに駐在している田畑君より、帰国辞令が出たとの連絡があった。彼(写真で僕の隣にいる人間)は、僕の弟分のような存在であるが、ともあれ、馬力がある。香港駐在前に、一緒に仕事をしていたときも、残業後に酒につき合わせ、日本酒をしこたま飲ませても、帰ってから家で英語の税務資料を数十枚処理したりなどしてきて驚いたことがある。米国でも相変わらず、前向きに頑張ったようで、働きながら米国CPAを取ったとの報告が数年前にあった。会社の中にいると、日々の業務と人間関係に追われ、前向きな気持ちを失いそうになることがよくある。そんな時に、(たまに暴走するが)こういうアグレッシブで、いつも怒っている人間が身近にいると助けになる。

そんな彼でも、暫く前に、ストレスによる情緒不安定になったことがあり、「自信喪失でいつも不安な感じがする」と相談を受けた。よくわからないが、何の気なしに、セントジョーンズワートを勧めてみたら、しばらくして、すっかり直ってしまった模様。一応、精神安定のハーブなので、僕もたまに飲むのであるが、そこまで効くものなのか大変疑問。結局、単純で暗示にかかりやすい人間なのかもしれない。それが、パワーの秘密か!

因みに、写真は1996年のもの。僕も若い!


香港(風邪の引き始め?)

週末は、少年サッカーの合宿。但し、執筆の関係もあり、本日の練習は休ませてもらった。

今年の香港は、まさに異常気象の様で、昨日は気温が12度迄下がり、冷たい雨が一日中振り続いていた。おまけに、午後最後の練習(4〜6時)は、川辺の吹きさらしであったので、10度以下としか思えない程寒い。こんな環境で、朝9時〜午後6時まで雨の中を練習していたので、今日は風邪の引き始めの様な体調である。体温は36度。普通の人なら平熱でも、僕は体温が低いので、36.2度になると、立派に風邪の症状が出る。36度は風邪かどうかの境界線なので、無理をしないで休んだ方が良い。

それはわかっているものの、今日のノルマはNNA「中国ビジネス講座」4回分の原稿の執筆。

相変わらず、執筆に関してはピンチが続く。

朝から、執筆予定の通達(外貨管理関係)を4本読んでみるが、昨日の疲れと微妙な体調の悪さのおかげで、思考能力が著しく停滞しており、中国語が全く理解できない。いたずらに時間が経っていく。結局のところ、明け方の2時までかかって4本完成。

非常に非効率的であった。

ともあれ、これで暫くNNAは余裕ができる。肩の荷を下ろして就寝。


香港(通常業務)

昨日、極限的な肩と背中のこりに悩まされていたが、1時間のマッサージのおかげで何とか回復してきた。少々、揉み返しがきているが。

まだ、日本出張時に溜まった業務整理ができていないが、コンサルティング会員の方から頂いた質問には殆ど回答したので、ひたすら実務作業に没頭する。

そろそろ、「初めての中国ビジネス」の改定に取り掛からなくてはならないが、何れにしても、週末しか改定作業に費やす時間が無く、連載を調整しないと短期間で終わらす事はできない。

そこで、NNAに相談し、中国ビジネス講座を4回休載させて頂く事にした(休載期間中は、コンサルティング部員数名を代打に起用)。その前に、今週末(日曜日)4回分の原稿を書き溜めれば、2ヶ月の余裕ができる。これだけあれば、改定作業を終わらせる事ができるであろう。

あと、人の紹介があり、近藤義雄さんと初めてE−mail交信をし、次回(おそらく来月)の日本出張時に、お会いする事となった。僕がまだ20代の頃(1990年代早々)、近藤さんの書かれた「中国投資の実務」を愛用していた事がある。同著は、当時の中国ビジネス書の概念を変えた一冊ともいえ、非常に強い印象を受けた思い出がある。その後、十数年の月日が経ち、中国ビジネス関係者には、僕と近藤先生を比較する方々が多く、そんな意見を、個人的には光栄に感じていたが、今回やっとお会いできる事となった。楽しみである。


香港(さすがに疲れた)

昨夜は酒を飲まずに寝たものの、一週間の出張の疲れが取れず疲労困憊。首と背中がごりごりでPCに向かうのが大変つらい。おまけに、2月は旧正月だったこともあり、若干ビジネスが低調。月次決算の結果を眺めて、「う〜ん」とうなる。世の中には、起業数年で上場したり、数百億円の総収入を上げたりする人間もいるわけで、それを考えれば頭の使い方が足りないんだろうな、と大変反省する。そんなこんなでプレッシャーを受けながら、午前中は黙々とE-mail整理。昼は、「非居住者が中国の会社の董事を務める場合の個人所得税の扱い」に関する原稿を執筆。午後は、諸般の事務処理に追われる。

夜の8時になっても、まだまだ仕事が終わらないので、今日はエンドレスだなぁと考えていると、管理部長より「飲みましょう」と誘われる。まあ、「何時までやっても、この状況じゃあどうせ同じだ」とあっさり割り切り飲みに行く。会食では、今後のコンサル業務展開に関する意見を数点と応援を頂く。「社内には、僕がコンサル展開を図ることに対して、否定的な意見を持つ人間がいるが頑張れ」と言われるが、こういった意見はあるのが当然で、もとより気にはしていない。それよりも、応援が思った以上に多いことや、やりたいことをやらせてくれる事に対しては素直に感謝。いずれにしても、自分が好きで始めた事なので、信念を持って、あと、一生懸命頭を使ってがんばろうと考える(今日は反省モードの一日)。

尚、出版社から連絡あり、今年の出版に関して調整を行ったが、結局、3冊本を出すことになりそう。

「初めての中国ビジネス改訂版」、「契約書・申請書で解説する中国進出(仮題)」、「開発区訪問エッセイ(題未定)」。

1冊しか出さないつもりであったが、ニーズがあるなら、有りがたく出してしまえ!と開き直る。開発区訪問エッセイでは、過去に訪問・紹介した開発区の記録をベースに、僕の感想、関連する制度の簡単な紹介、独断による評定、写真たくさん、といった感じで作ろうと思う。楽しみながら、読みやすく仕上げたいと考える。

大阪⇒香港(暑い!)

10時関西空港発の便に乗って帰任。

香港到着は午後1時丁度。

昨日あたりから大阪も暖かくなっていたが、香港に到着すると非常に暑い。気温は24度。

しかし、この位のほうが、香港らしくてよい。

丸々一週間の日本滞在で、かなり疲れがたまったが、苦手な冬も終わったし、気合を入れなおして頑張ろう。


名古屋⇒大阪(コラム)

朝一番で、大阪に移動。

昨日の食べすぎがたたって、胃が重い。あと、昨夜は良く寝付けなかったので、大変眠たい。最悪の体調ではある。

大阪支社に顔を出して、管理部と打ち合わせ。その後、フジサンケイビジネスアイ編集局の方と面談し、月に一回コラムを担当する事が決まった。今でも執筆にてんやわんやしているが、800字/回程度の原稿なので、何とかなるであろう。明日は、朝一番で香港帰任。さすがに長い出張で疲れがたまる。


大阪⇒名古屋(よく食べた一日)

朝、大阪を出発し、名古屋に向かう。

先週金曜日の自動車関連パーツメーカー100社に対して講演会を行ったが、今日はこの会合の取りまとめ役(幹部)の方々に対して、プレゼンテーションを行う事になっている。内容は、現在、僕が広東省2箇所に準備しているインキュベーションセンター(管理業務機能付き標準工場)の説明。

更に、南沙の政府機関の方々、協力関係にある工業団地の方を名古屋支社にお呼びして、こちらの説明会も実施。午後6時に長い打ち合わせを終了し、会合の幹部の方々と会食をした。2次会を含め、会食が終了したのは11時。中華を食べすぎて過剰満腹であったが、有名なカレーうどん屋があるからと誘われる。ここで、止めの一食をご馳走になるが、もう味が分からない・・・。

今日は、そんな感じで、名古屋にどっぷりつかる一日であった。昼には生まれてはじめての「櫃まぶし」も食べれたし。

確かに、今の名古屋は元気がいい!


大阪(23年ぶりの京都)

朝起きると、ホテルの近くにインターネットカフェを発見。恥ずかしながら、インターネットカフェを使うのが初めてで要領が分からないが、早速入り、明日の掲載原稿を、E-mailにそのまま打ち直して送信。間一髪で間に合った。

その後、ブログのアップを行い、昼食を食べると2時。何をしようか考えて、23年ぶりの京都観光に行こうと思い立つ。思えば、京都は大学受験に失敗した時、浪人決定残念旅行に行って以来である。この時の旅行は、男3人だったが、その内2人が浪人決定、残り1人が推薦入学決定の状態だったので、足並みが整わないこと限りなく、なんとも寂しい旅行であった。京都に到着したのは3時過ぎ。すぐにバスで金閣寺に行く。結構時間がかかるので、見終わった時には4時半。殆どのお寺で拝観時間が終わってしまったので、残念ながら駅に戻り、近くにある東本願寺をちょっと覗いただけで、観光終了となってしまった。しかし、京都は寒く、これ以上街中を歩くのは不可能な状態であったのは確か。

ホテルに戻り、有料放送でスパイダーマン2を見て、0時前には就寝。のんびりとした一日。

名古屋⇒大阪(くつろぐ)

名古屋から大阪に移動。

名古屋のホテルは駅の近くだったので便利と思いきや、タクシーに乗れないので、重い荷物を抱えてうろうろ歩かねばならず、却って不便であった。大阪では、ちょっと良いホテルを手配したので、フィットネスルームに行き、8KM走り、体調を整えて夜の会食に。12時過ぎまで、楽しく会食。「水野さんは、ピーターパンのような人ですね」とのコメントをいただく。こころは、「年齢不詳+いつまで経ってもやんちゃ坊主」という事のようで・・・。

本当は、もう少し年相応の落ち着きを見せねばならないところであるが、少なくとも、いくつになっても夢と目標は持って、前向きに頑張っていきたいなと思う。それを再認識した一日。

大阪への移動中にNNAの原稿(明後日掲載分)を書いたが、持ってきたPCが不具合で、インターネットにつながらない。ホテル以外でも、2箇所の電話線を借りたがやはりダメで、まったく送信できない。連載開始以来3年経つが、初めて原稿を落としそうな、危機的状況!