香港(休日)

昨日はいつもの通り少年サッカーに付き合う。朝7時半から1時まで試合。その後、一旦家に帰って、2時半から7時まで練習という一日だったのでくたくた。週末は酒を飲まない事にしているのであるが、疲れたのでビールの小瓶を一本飲む。すぐに疲れが回って、あっさり就寝。
おかげで今日は、体調万全。中国内地は今日から仕事始めなので、仕事のE-mailが何件か入っている。のんびりした先週が終わり、明日からドタバタしそうである。

今日の内に、会員の方向けのレポートを1本書こうと考える。内容は、「増値税還付税率の現状の整理」。
数日前に、「ここ半年間で、増値税の輸出還付税率の変更に関する通達が5本でている」と書いたが、もう一度見直してみると、もっとたくさん出ている。税率の変更、特に引き下げ・打ち切りがあった品目が、130品目ほど有る。一方、引き上げられたのが約30品目。
引き上げは問題ないが、突然通達が出て、数ヶ月の間に、130品目の還付率の引き上げが行われてしまうというのは、いかにも乱暴な気がする。勿論、希少金属など、輸出を奨励しない品目の輸出を押さえる為の措置ではあるが、元々、輸出に関してゼロ税率(仕入れ段階で支払った増値税の還付を認めること)を適用するのは、付加価値税の性格が内国課税を原則としているため、輸出時には課税関係を一旦精算しようというロジックである筈。
中国は、このロジックを受け入れず、増値税の輸出還付を輸出奨励策の一つと位置付けている。結果として、輸出政策に基づいた還付率を自由に設定し、影響の大きい、還付率の調整が、頻繁・唐突に行われる状況となっている。これは、大きなビジネス・リスクと言える。
現状、輸出還付不適用、若しくは、低い還付税率が適用される品目が、かなり膨大になっている。増値税の輸出還付については、導入早々(1994年)より、政策が大きく揺れているが、その状況に、まだ変わりがないという事であろうか。

先日、寄贈いただいた西田顧問の「なにわ商人中国奮闘記」を読み終わる。何より人脈の広さに感服。あと、丸紅という会社や中国に対する愛情が文書から感じられて感心する。僕も、会社に(育ててもらったり、自由に活動させてもらっている)感謝の気持と愛着があるのは確かであるが、感情はもう少し淡々としているかなぁ。コンサルティングを始めたときから、「顧客リストは重要機密。社内の人間にも絶対見せない」とか、「提携が必要な時は、パフォーマンスを最重要視。弱い社内より、強い社外を選ぶ」といい続けてきているのもその表れ(自分が強いかどうかはさておいて・・・)。とは言え、斜に構えている(会社に距離を置いている)訳ではないつもり。結局、個々が強くなれば、同じ社内でも、もっと強い連携ができる訳で、寄りかかり(甘え)の連携はしたくないしできないと思っているだけ。生意気なようではありますが・・・。自分も強くなれるように、頑張っているし、これからもそうしていくつもりなので。

そういえば、一時期、軽快なペースでブログを書いていた、当ウェブ代表の方が、最近全然日記を更新していない。どうしたのであろうか。人の日記も、ぱったりと更新が止まると、それなりに気になるものである。