本の執筆

2002年4月に最初の本を出して以来、共著、DVDを含めれば、21冊本を出している。
Q&Aの改訂等を冊数に含めれば25冊以上出版しているので、毎年平均2.5冊という感じであろう。
やはり、1年間本を出さないと、「最近、彼(水野)を見かけませんな」などと言われてしまうので、ともあれ、継続的な出版は必要だ。

たまに聞かれるのは、「知識の何%くらいを本で開示していますか」という事で、半分程度しか開示していないのではないかと思われている節がある。
ただ、実際には、その時の知識の8~9割は開示している。
ところが面白いもので、大部分の知識を本にまとめた場合、そこから半年程度経過して振り返ると、本の知識の倍以上の知識が付いている。
やはり、調べ直す、考え方を整理する過程で、能力が向上するし、書いた事に対して、色々なフィードバックがある(情報が集まる)。
出し惜しみをして、一部分の知識を作品にすると、この様な能力の向上も不十分なまま終わってしまう。

過去の10年は執筆⇒成長の繰り返しであった。
最初の本を思い出すと、あんな知識で本を書いた自分が恥ずかしい、と思う訳だが、これも、執筆しながら知識を身につけたという事だろう。
打算が無く(あまり深くものを考えず?)、出し惜しみをしてこなかったのが、却って良かったのではないかと、10年経過した今では思っている。