移動・移動

昨日夕刻羽田から香港に移動。
ラウンジの食事。
羽田のサクララウンジの食事はなかなか良い。

今、香港空港から飛行機で上海に。
TV収録の関係で、直前にスケジュール変更があったので、連日の飛行機になった。
飛行機の中で更新中。
余裕なし。
時間がないのでここらへんで。
因みに、これが昼食の担担麺。

部下の思い出と今

2008年の起業の時、5人の主要な部下が付いてきてくれたのが、会社を順調に立ち上げる事ができた大きな要因の一つである。
特に、杉山さん(現日本所長)、胡さん(現上海総経理)が、僕の退職日に着いていくと宣言してくれ、麦さん(現広州総経理)が1ヶ月以内に身の振り方を決めてくれた事で、大勢が決した感があった。

この時、僕の中で、感謝と反省があった。
感謝は当然であるが、反省というのは、以前の会社の人事政策の間違いに付いてである。
当時の僕は、即戦力を雇用して、一刻も早く事業を拡大しようと躍起になっており、年間数名の社員を高給で採用していた。
結果として、昔から文句も言わずに僕と働いている社員より、新しく入社する人間の方が、給与がはるかに高くなるという状況が生じ、これが不満につながっていた訳だ。
また、人事採用にあたり、自己主張や気の強い性格を、やる気と錯覚する事も多かった。
ただ、自己主張がない人間の方が、結果、粘り強く働き、功績を残るケースが多かったのである。

勿論、過去にも1~2年の就業期間で、キラリと光る実績を残してくれた社員もいて、それに対する感謝はあるが、起業時に、「この人間に抜けられたら困る」という部下が残ってくれた事で、今までの考えを改めた。
「一生(とまでは行かなくても、数十年)一緒に働いてくれる人間」、「性格が穏当な人間」を採用する事、また、僕や総経理クラスの社員に負担がかかっても、若手を採用して、数年がかりでじっくり育てる事(焦らない)を方針とする様になった。
そして、会社に長くいてもらうための環境作りも必要だと認識している。

おかげで、今の会社の雰囲気は、前とは見違えるようだし、起業約4年が経過して、若手社員も成長してきている。
これで、僕も少し楽ができるようになってきた。

4年前、退職に際して、前の会社を売ってほしいと交渉していた。
これが認められなかった時は、かなりショックを受け、憤慨もしたが、今となってみると、以前の会社を買えなかった事が、起業がスムーズにいった最大の要因かもしれない。
買えていたら、過去の僕の失敗から生じた負の遺物も、そのまま引き継がねばならなかったからだ。
その意味でも、本当に運が良かったと感謝している。
同時に、経営にも経験と訓練が必要だというのがよくわかり、経営者としては、少し成長できた気もする。

今回の日本滞在は

神楽坂でごちそうになった寿司

昨日は、都内で面談を数件こなした後、神楽坂で寿司をごちそうになる。
2日連続の寿司ながら、昨晩は本格的な寿司で大変おいしかった。
今回も、4泊の日本滞在ながら、講演会、会議4件、接待3件と多忙。
週末はたまったE-mailの整理で大変だ。

しかし、5月は飛行機10回、香港・広州電車往復2回と慌ただしいスケジュールであった。
6月はもう少し減らそうと思ったのだが、予定を組んでみると、結局また飛行機10回。
一昨日、江口弁護士と話した折に、同氏も毎月10回前後飛行機に乗っていると言っていた。
体の為にも、業務効率の為にも、毎月の飛行機は8回程度に抑えるべきだとおもうのだが、なかなかうまく調整できないものだ。
しばし、このままのペースを余儀なくされそうだ。

話変わって、こちらは、一昨日の宴席の後で、杉山さん、顧問の斉藤さんと行った足湯。
40分で一人1千円ちょっと(飲みもの付き)。
安いし、疲れも取れるし、なかなか良い娯楽だ。
ただ、30分過ぎると、体がほてって大変。
冬に是非試してみたい。
日本は、いろいろな娯楽があるものだと感心。

打ち上げ(鈴木会計士・江口弁護士共同講演会)

昨日は、鈴木康伸会計士、江口拓哉弁護士と共同講演会(子会社のチェイスチャイナ主催)。
アドリブ続きで、やっていて楽しい講演会であった。
今回は、両氏は友情出演(講演料不要と言って頂いた)だったので、せめて会食は豪華に、と思い、寿司屋で打ち上げ。

刺身盛りの値段が安かったので、一抹の不安を憶えていたが、これは、値段通りシャビーな刺身。
ただ、それ以外のものはまあまあ。
頼んだのは生ガキ。

うにの茶わん蒸しとズアイ蟹のころっけ。

和牛網焼き、寿司。

客層は、若い男女(ペア)が主流で、若者のデート用の店の様だ。
もっと本格的な江戸前寿司を食わせろと言われたらどうしようかと思ったが、ガラス張りの明るい店内で雰囲気良く、両氏は楽しそうに盛り上がってくれたのでよかった。
講演会は、満足のいく内容だったので、僕も楽しく酒を飲む。
この3名の講演会、次回は上海でやろうと約束して散会。

日本への移動と香港土産

ペニンシュラチョコレート

午前中にコンシェルジュの取材を受けた後、香港オフィスのみんなで昼食を取り、午後便で日本へ移動。
仕事が順調に取れるおかげで、空港、機内でも休憩する暇がない。
時事通信の連載原稿、レジュメの読み込み、クライアントの方からの質問に対する返信で、休む暇もなく日本到着。
これだけ移動が多いと、移動中に如何に仕事をこなせるかが重要なポイントになってくる。

因みに、コンシェルジュの取材は、香港のお土産に付いて。
僕は、年間100回飛行機にのるので、都度、お土産を買うと大変なことになるので、基本的には仕事関係で必要がある時だけ。
また、空港で買えるもの、というのがお土産の条件。

そんな訳で、基本的にはペニンシュラチョコレートかXO醤。
気の合う人にはウィスキー。
中国の公司の総経理クラスの昇格祝いなどは、モンブランのボールペン。
若しくは、スワロフスキの置物。
とパターン化している。

雑誌の取材としては、面白味のない回答だったか・・・

講演会報告

今日の夕方便で、日本に移動。
明日は、鈴木康伸会計士(UA)・江口拓哉弁護士(森浜田松本)と、子会社のチェイスチャイナ主催の講演会。
お陰様で、満員のお申し込みを頂いています。
良い講演会になるよう、頑張ります。

次の、チェイスチャイナ主催の講演会は、7月24日(火)の、曾我法律事務所開業記念講演会。「中国・ベトナムにおけるM&Aと独禁法に関する法務・税務のポイント」を開催します。
僕も応援講演をしますので、ご興味のある方は、是非、お申込み下さい。
詳細はこちらです

<講演内容>
■ 曾我法律事務所 http://sogalaw.com
 「中国におけるM&A」
 曾我貴志 弁護士、大峽通生 弁護士
 
 「施行5年目を迎える中国独禁法の運用状況」
 曾我貴志 弁護士、今井崇敦 弁護士

 「ベトナムにおけるM&A及び独禁法実務」
 曾我貴志 弁護士、粟津卓郎 弁護士

■ Mizuno Consultancy Holdings Ltd.
 「中国(香港を含む)における組織統合・買収の税務上のポイント」
 水野真澄 代表取締役社長

オフィスあれこれ

香港のオフィスは今年2月に移転し、日系の業者に頼んで内装を行った。
その折、マネジメントに保証金(内装後、問題ない事を確認した時点で返金)を取られていたのだが、なかなかこれがかえってこない。
保証金関連は、内装業者経由となっていたので何度も督促するのだが、担当者(日本語ができる香港人)からは、「伝えました」という返事のみで、4か月たっても、一向にマネジメントから連絡がない。
痺れを切らして、内装業者に、ビルのマネジメントの担当者の連絡先を聞き出して、直接連絡したら、すっ飛んできて、すぐに返却してくれた。
「なんだ、間に入っている内装業者の問題か。名の通った会社の割には!」と舌打ちするが、まあ、これで一件落着。
会議室の設営も完了したし、オフィス移転関連事項も全て終了だ。
ビルのマネジメントが変な会社だったらどうしようと心配したが、そうでない事が分って何よりだ。

ただ、香港・上海共に、移転したのは今年になってから。日本のオフィスは1年前の入居だが、人員が徐々に増えてきて、既に、オフィスが手狭になった。
コンサルティング会社にとって人材拡充は最大の武器なので、良い推移と言えるのだが、人件費に付随してオフィス、その他の費用も増えるのが悩みどころ。
前向きにとらえ、これを越えるべきハードルとして、(場所によって)半年~1年半後の拡張を目指して、ビジネス拡大に努力しよう。

若手時代(年長者からの応援とプレッシャー)

研修生時代に嫌だったのは、社内外で軽く見られる事だ。
語学研修生の頃は、給料&学費をもらって、働きもせずに勉強しているだけなので、それはそれで致し方無い面もあるのだが、2年目の実務研修期間は全く勉強せず、駐在員と同様の事をやっているが、「なんだ、研修生か」と軽く見られる。
社内の人間(本社、上海等別の海外店の駐在員)電話がかかってくるたびに、いわれもなく怒鳴られたり、文句を言われたりするので、電話がかかってくるのが憂鬱だった。
当時の中国駐在はストレスが多いので、いらいらしている駐在員が多く、若年者に対しては、取りあえず怒鳴ろうと決めているタイプが少なからずいたものだ。

ただ、若くて必死だったので、「これも修行」とある程度割り切れた。
そして、半年を経過した頃から、僕を応援してくれる人が、徐々に出てきた。
仕事を頼む時も、「水野に担当させてくれ」と名指しで指名される様になってくる。
当時は、1年間の財務経験と、1年間の語学研修経験(この期間は全く仕事をしない)しかないので、実務能力はかなり劣っていたはずだ。
その状況で僕を評価してくれたというのは、「やる気をかってくれた」という以外にありえないが、それを支えに頑張れたものである。
この様に、やる気とひたむきさだけでも評価されるのが、ある意味若さの特権で、僕が、「世の中は年齢に対して平等」というのは、こういう理由である。

今は、年長者側になってしまったが、その時の記憶と感謝があるので、やる気のある若者に対して、前向きに対応しようと考えるのである。

香港・中国間の個人所得税の新通達

昨日は、毎週恒例のNNA連載原稿執筆日。
今年6月1日から施行される(この日以降の所得に対して適用される)、「内地と香港・マカオ間の税収協定(按排)の賃金給与所得に関する問題の通知(国家税務総局令2012年第16号)」に付いて解説する。
この通知は、この通り施行・実施されるか、個人的には疑問を感じているのだが、施行された場合は、中国出張頻度が高い香港居住者にとっては、随分メリットがある内容だ。
NNAの連載や、当社クライアント企業の方に対する会報で解説するので、ここでの詳細記載は割愛するが、趣旨は以下の通り。
1.兼務の場合(香港居住者が中国で就業許可を取得し、双方で就業する場合)
双方の所得を合算した上で、滞在日数按分で個人所得税を納付。
2.出張の場合
183日ルールは継続されるが、中国本土で給与の支払いがなければ個人所得税納税不要。

この通り施行されるか個人的に疑問、というのは、この通知の内容は、香港・マカオ居住者にとって有利過ぎる感があるので、国家税務総局の意向はさておき、地方税務局がこの通り運用するかどうかという点である。
当該措置を享受するためには、国税発[2009]124号の事前登記が必要な点が記載されているが、賃金給与に関しては、この事前登記が実施されていない状況であり(ただし、それでも183日ルールに支障は生じていない)、この点も、合法的に(?)適用を受理しない理由になる。
ただ、中国返還以降、中国が香港・マカオに各種方式で便益を与えてきたのは確かであり、この点、条文通り実施される事を期待して、状況を見ようとおもう。

ちなみに、昨日は、久々のボクシングで疲労困憊したので、ハンバーガーが食べたくなる。
パブに飛び込み巨大ハンバーガーを楽しむ。

しごかれる

5月は飛行機10回搭乗に加え、香港・広州往復2回(1泊づつ)とひどいスケジュールだったので、仕事をこなすだけで四苦八苦し、ジムにもほとんど通えない状況であった。
6月は少し人間らしいスケジュールにしようと調整中。
昨日(金)、本日(土)と久々にジムに行き、ボクシングをする。

ボクシングも再開して1年強が経過した。
マンツーマンのトレーニングであり、最初は、苦しそうな顔をすると、すぐに手を緩めてくれた。「大学時代と大違いだ。あの当時は、苦しそうな顔をすると、更にひどい目にあわされたので、無理にでも平気な顔をしていたものだ。
よかったよかった」と思いながらトレーニングをしていたものだ。

ところが、最近、苦しそうな顔をしても、一向に手を緩めてくれない。
1時間の練習が終わると、ぐったりとしてしまう状況。
20代と比べると、激しい体力の衰えを感じる。
怠け癖が頭をもたげる今日この頃・・・