あれから3年(ここ数日の生活)

昨夜は、夜9時に香港到着。
一本早い飛行機に変更してもらったのだが(18:20⇒17:30)、結局、50分のディレイで、到着時間は同じになってしまった。
なかなかうまく行かない。
疲れきっていたので、焼酎バー(クマールの店)に直行し食事と酒。
お陰で安眠できた。

今日は、朝10時にクライアントの方と面談。
その後、香港商工会で講演。
講演前の歓談時に、今日は2011年の大震災の日ですね、という話題になり、当時の事を思い出す。
あの日は、永田町の砂防会館で講演中(講演内容は、忘れもしないPE課税)に大地震が起きたが、殆どの方が続行を希望されたため、最後まで講演を継続。
ただ、その後、帰宅できなくなり、赤坂の日中投資促進機構のビルで一夜を明かし、TVで想像を絶する被害状況を見ていた。
当時を思い出し、切ない気分になった。

因みに、明日は、午後の便で日本に移動。
あまりの過密スケジュールで、体が悲鳴を上げている。

そんな中、ちょっと楽しいニュースは、作家谷垣氏に依頼している、半生記のリメイク版の企画書が出てきた事。
非常に面白く、さすが作家と、才能を感じさせる内容だ。
フィクションを全面に押し出しているので、僕の半生記という感はなく、「主人公が水野に似ている面が無くもないな」と思わせる程度。
これは、僕の希望でもある。

思い起こせば、最初の本を出したのは2002年。
それから、改訂版(大幅なアップデート作業をしたもの)を含めれば、約25冊の本を出版した。
中国翻訳版(台湾・香港販売用)、韓国語版(韓国販売用)も出た。
有り難い事ではあるけれど、こうなると、本を出すことに関する嬉しさがなくなってしまい、忘れられないために、毎年数冊は出す「義務」という気持ちになってしまっている。
最初の本が出た時の感動と喜びは、すっかり失われてしまた(売れれば、別の喜びが有るのであろうが、対して売れないビジネス書では、その喜びも無い)。
ただ、今回の様な、ちょっとひねった企画(僕が執筆した本ではなく、企画しただけだが)は、久々のワクワク感がある。