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香港(出張明けのあたふた)

上海進出準備やら、香港・日本での新展開やらを数日間であたふたとこなしていたら、例の如く仕事がたまり、かなりのあたふた状態。
ただ、下準備で色々と考えた事は以下の通り。
●中国(特に、上海)では、コンサルティング会社も多く、過当競争が激しいし、クライアントの方々の知識が向上してきたので、コンサルティング会社が不要になっていく。という悲観論が多い。
勿論、有る意味では正しいが(顧客のノウハウの向上・コンサルティング会社数増加という点)、正しくは、コンサルティング会社の淘汰は進むが、残るところは残るであろう、という事。
つまり、企業のノウハウは十分に向上してきているが、法規制の変化も激しく、実務上の問題も依然として多い。
よって、高度な問題に対応できないコンサルティング会社は淘汰されるが、法規制・実務の両面で、しっかりした対応ができる会社は生き残るであろう、という事。
●以前は、商流が華南だけ、華東だけという感じに限定されていたが、ここ数年、とみに乗り入れ(華南⇔華東)が進んできている。
よって、華南の制度の理解なくして華東での商流組み立てが出来なくなっているし、逆もまたしかり。
つまり、華南・華東の両地域を押さえる事、両地域に跨ったコンサルティングを行う事が必須で、僕のやっているコンサルティング業務は、この点で強みを出していけるのではないか。
々等、悩みながら走り回っていた数日間。


話し変わって。
毎日、アマゾンで、僕の本の順位をチェックしている。これは、毎日数万位単位で動くので、見るたびにドラスティックに違うのであるが、先週に最高順位(新・初めての中国ビジネスが5633位。中国ビジネス最新ガイドが5648位)になっていた。
全部で、80万位弱の順位がある様だし、イ・ビョンホン卓上カレンダーとか、レイザーラモンの本とかと一緒のカテゴリーで、ビジネス書としてこの順位は検討している方であろう。
日本の路上で、道行く人に、イ・ビョンホンのカレンダーと、初めての中国ビジネスのどちらが欲しいかとたずねたら、大半の人はイ・ビョンホンというだろうし・・・
少々、嬉しかったが、その割には本が売れている実感が無い。
たまたまその日に纏め買いしてくれた方がいたのであろうか。
とすれば、感謝!

上海⇒香港(充実した上海出張であったと思う)

昨日は朝から8件の面談をこなす。
上海エクスプロラのオフィスにも久しぶりに顔を出し、「上海グルメ」を購入。
美味しそうな店がたくさんあるので、今後の参考にしよう。
一日のスケジュールが終わると、浦東の伊藤屋で会社の人間と食事。
実は、食事中は落ち着いて食べたい方なので、伊藤屋の様なコンセプトの店は少々苦手であるが、これは好みの問題。
連れて行ってくれた人間は、店員さん達との会話を、たいそう楽しんでいた模様。
ちゃんこ鍋の味噌味が、僕好みの味でよかった。
一言で言うと、サッポロ一番味噌ラーメンを思い出す味かな?
大学時代にこれをよく食べた事を思い出す。

今日は、午前便で香港に帰任。
飛行機待ちの間、空港で肉そばを食べる。
何故か、上海に来るとここで肉そばを食べてしまう。
1990年頃から続いている習慣。
当時は日本料理が少なかったから、そば・うどんの提灯が見えると、反射的に食べてしまった。その時の記憶が、いまだに意識下にあるのであろう。

因みに、画像処理上の問題が有る様で、前回の分から写真が変な色になってしっていますが、現在、修理をお願いしているので、時期に元に戻ると思います。

香港⇒上海(上海でも亀一人気か?)

上海出張。
半年以上前から、「上海進出します」と言っていたが全然実現しておらず、そろそろ狼少年になりそうなので、本腰入れて準備をしようというのが出張の趣旨。
上海は天候が良いが寒い。
香港から来ると、寒さが堪える。
ホテルに到着し、NNAの原稿を2回分書いてから会食。
予約頂いたのが、大変洒落たベトナム料理屋で、「上海は雰囲気が良い店が多い」と感心。
食事中に、「亀一さんと一度会ってみたい」という話題が出る。
香港・広州だけでなく、上海でも亀一人気がでてきたか?
「でも、実物は無表情で黙ってるだけなんで、意外につまらないもんですよ」と言ってはみたのであるが、何かただならぬものがあるのではないか、と期待しているようである。
(毎週一回更新しろと、業務命令を出しているのに、サボって全く更新しない)亀一のハルピン留学記も読んだとの事。
亀一が、遠距離の彼女(韓国人)と、どの様に電話で会話をしているのかというのが、話題の中心となる。やはり、普通語が共通言語なのであろうか。
どうも、いたるところで、亀一のイメージが膨らんでいるようである。

因みに、写真は、前に香港出張したときのもの。
無理に表情を作ろうとして、変な顔になっている亀一。

最近、亀一(+友人の方々)は、広州で20代の会を作ったらしい。
77会という様で、思わず、「学校の卒業年次じゃないよな?」と確認したくなってしまいそうな名前の会。ある意味、敷居が高い。
1977年生まれでなくても、20代を広く募っているようだ。
広州で一大勢力の30代の会(30’sとか言ったかな?一度、出てみようかと言ったら、桑畑君に、「僕と亀一に任せてください!(なにを任せるのか?)」と言われて参加していないけれど)の対抗勢力となるか!?
着実に基盤を固める亀一。意外にやり手かもしれないが、流されているだけという説もある。

香港(喉もこるんだという事を認識)

昨日は、夜の11時まで残業。
先日のブログに、「最近、夜の11時過ぎまで残業する様なケースは殆ど無い」と書いたら、またこの時間まで残業となってしまった。
ちょっと、仕事のやり方が悪い気がする。ペース配分とかも。
まあ、色々考える事もあり、直さなくてはいけない点も少なからずあるので(僕自身が実務家肌の所があるので、何でも自分で対応しちゃう事とか)、これは、対応を進めよう。
仕事が終わると、どっと疲れが出て、空腹感も襲ってきた。
焼き鳥屋に行って、一人で食事。
へとへとなので、一人でビールの大瓶を2本飲んで、へろへろになる。
食事の間中、一人で暇なので、食事をしながら、喉元をずっと揉んでみる。


思い起こせば、4ヶ月ほど前から、喉の調子がずっと悪い。
一時は、凄く炎症してしまい、医者通いになった。
薬を飲んで、炎症は何とか治まったものの、ずっと完治せず、どうしたらよいのかと悩んでいた。
講演会の時も、喉の関係で息が切れるし、声がすぐでなくなるし。あと、大好きな辛いものも食べられないし。
昔を知る人は、「どうせカラオケで歌いすぎだろう」と言うのであるが、最近の僕は、カラオケにあまり行っていないのである。
そんなこんなで喉が気になり、暇にまかせて喉をずっともんでみた。
すると、一夜明けると、喉がかなり楽になっている。
昨日までとは違う感じに驚く。今まで、消毒したし、医者に行ったし、いろいろ苦労したのに、全然直らなかった。
喉の荒れとしんどさの原因は、結局、これか!というのが実感。
ああ、喉ってのはこるんだ、と思う。
新しい発見!
しばらく、じっくりと喉元をもんでみよう。

香港⇔深セン(クライアントの開所式)

夕方5時から、深セン進出のお手伝いをさせて頂いた企業の開所式が、シャングリラ・ホテルで開かれた。
僕・浜田・深セン会社のスタッフもご招待頂いたので参加。
会社の設立、工場の場所選定、フォーメーション構築のお手伝いもさせて頂いたので、順調な立ち上がりは嬉しい限り。ご発展をお祈りしたい。
開所式は中国楽器の演奏もあり、なかなか洒落ていた。
また、香港に帰る出席者の事も考え、夕方5時と早い時間の開始も大変ありがたかった(夜10時前には家に帰れた)。
式はつつがなく進行。
招待客の方々も楽しそうであった。


せっかくの深セン出張なので、午後(開所式出席前)に、もうひとつクライアントを訪問しようと考え、深セン大工業区まで足を伸ばす。
深センの駅からは、車で1時間ちょっとの距離。
大工業区は、輸出加工区(広東省の輸出加工区は、広州とこの深セン大工業区のみ)を有する工業区で、名前の通り、本当に大きい。
輸出加工区の部分は区切られていた筈だが、中に入るとどこが輸出加工区か分からなくなる。
このクライアントの方は、場所選定・会社設立はお手伝いしなかったものの、取引スキーム(保税スキーム、香港を組み合わせたフォーメーション、事業計画、中古を含む設備機械輸入手続、などなど)の構築をサポートさせて頂いた。
無事設備機械も輸入でき、生産も開始され、本格稼動にあと一息、という感じ。
ともあれ、お手伝いをさせて頂いた企業が、順調に稼動を開始したのを見るのは大変嬉しい。

香港(銀友会で講演)

お昼に銀友会(銀行関係者の集まり)で講演をする。
この集まりには、3年前も呼ばれて講演した事があるが、最初に講演があって、その後、会食という段取り。
話し始めるのが12時15分からなので、あまり長く話すと(食事を食べられなくて)集まった方から嫌がられるであろうと思い、1時間かっきりで終わらせたら、早く終わりすぎたようで、食事の準備ができていない。
15分ほど幹事の方に気まずい思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
話した内容は、「最近通知がでた、外資企業に対する借入規制の緩和」、「商業企業認可状況の現状」、「華南流来料加工に対するタックスヘブン税制適用の考え方」の3点。
あまりに早口で話したので、息が切れて大変であった。
出された弁当は大変美味しく満足。


夜は会食。
出張者は「上海蟹が食べたい」と強行に主張するので、やむなく海鮮。
1年に一回しか食べない上海蟹を食べるが、まあ、僕はそれ程蟹が好きではないので・・・
会食は一次会で終了。
明らかに食べすぎなので、家まで歩いて帰る事にする。
1時間半の散歩。結構疲れた。

因みに、数日前のブログで紹介した火山温泉卵キティを友人が貸してくれた。
確かにキティが黒い卵に埋もれている。
かなり変で面白いが、企画・デザインが若干すべっているような気も・・・

香港(外資に対する借入規制がやっと緩和に)

カオルーンシャングリラで中華料理をご馳走になる。
ここで中華を食べるのは初めてであるが、上品で美味しかった。
辻村様・梅原様・亀本様有難うございました!
食事のご招待は、社内の同僚・出張者と一緒に頂いたのであるが、同僚のT君(一番右の髪の長い人間)は、同じフロアに半年いるが、話をするのは初めて。
無口な人間かと思っていたが、なかなか不思議な雰囲気の人間である事が発覚。
「ある日家に帰ったらアマさん(住み込みの家政婦さん)がいて驚きましたぁ」、とか、「子供はサッカーをやってるんですが、チーム名が分からないんですよ。でも、なんか青いユニフォームを着てたような気がしますぅ」とか、非家庭振りを発揮するネタを連発しており面白かったが、若干心配になった。


さて、久々のビジネスネタ。
長い間、話題になっていた、外資企業に対する借入規制の緩和がやっと実現される事になった。
根拠規定は、10月21日付けで公布された、「外債管理の関連問題に関する通知(匯発[2005]74号)」。施行は12月1日から。
この内容は以下の通りとなっている。
●国外担保付の融資を行う場合、債務者ではなく、債権者が登記を行う事とする。
●保証が履行された場合、この時点で、「投注差(総投資と資本金の差額の意味)」範囲内の管理を行う。
シンプルな記載で若干分かりにくいが、意味するところは以下の通り。
★海外機構(例えば、親会社)の保証をベースとした借り入れを、国内機構から行う場合は、投注差の範囲内でなくてもよい。
★但し、現地法人の財政状況が悪化し、親会社の保証履行が行われる場合、外債登記できる保証履行債権・債務は、投注差の範囲内。

今年の4月に開始された規制では、「保証の差し入れ自体を、投注差の範囲内とすること」が要請されていたので、現地法人が十分な借入を行う事が出来ず、資金繰りに窮する事態が生じた。
但し、今回の改訂により、借入自体には制限が設けられない事となったので(国外からの借入は除く)、この問題は解消されるという事。

勿論、外債登記が出来ない=債務の返済ができないという事なので、保証履行債権・債務に付いては、投注差の範囲内でしか弁済(現法⇒親会社)を行う事ができないという問題は残る。
但し、保証の履行が実行される局面というのは、現法の状態が極めて悪く清算する段階(保証履行債権は清算損として計上する)か、本格的な建て直しを行う段階(増資が必要となる)なので、外債登記の可否は、あまり問題にならないであろう。
よって、この内容であれば、問題は解決する事になる。

一件落着でよかった、というか、個人的には、「(あんな実務を無視した無謀な規制を出さずに)最初からこういう内容で規制作れよ!」というのが正直な感想。

香港⇒東莞⇒広州(東莞で講演会)

久しぶりに、うどんすきの店(と言ってもいいのかな?)の利休に行く。
よく考えたら、1年半〜2年ぶりくらいである。
僕が香港に赴任したての1997年から3年間、うちの会社で利休の会というのがあって、この会の関係で、1〜2ヶ月に一回は行っていたのであるが、最近、足が遠のいていた。
場所がちょっと不便なのと、一人で行く感じの店ではない(カウンターがない)のが原因。

この利休の会というのは、昔の主管者が「若手と一緒に飲む場を持ちたい」と企画したもので、僕が事務局長をやっていた。とは言っても、事務員無しなので、事務局長=事務係(つまるところはメンツ集めと予約係)。
当時は社員が多く、社長⇒部長⇒課長⇒若手と、何重構造にもなっており(僕は赴任当時33歳で課長にはなれなかった)、社長と若手が会話をする機会が大変少なかった。
そこで、こんな会が催されたわけである。
その会のルールは、以下の通り。
●利休でやる(社長が好きなので)
●参加者は5人(いつも同じ席で飲むが、そこには5人しか座れないので)
●酒は手酌で、人のグラスに酒は注がない(注いだり注がれたりしていると酔うので)
●社長以外は、課長以下の人間が参加(若手と話すという趣旨なので)
●仕事の話はしない(社長の前だと、プレゼン合戦になりがちなので)
そんな感じで、うどんすきを食べ、日本酒の金陵をぬる燗で飲みながら、ざっくばらんな話を続けたものである。


その主管者も今では既に退職し、千葉で好きなゴルフを楽しみながら生活されている。
僕も42歳。香港のパーマネントIDも取ったし、すっかり若手とは呼べない歳になった(まあ、一般常識からすれば、33歳の頃も、若手と呼ぶのは、ちょっときつい年齢ではあったが)。
時間がたつのは早いなぁ、と感じる。
利休も開業16年経つようで、香港の日本料理屋の中ではかなりの老舗。
経営者の、実に雰囲気のあるご夫妻もお元気そうで何より。
今回は、飲みすぎて、うかつにもうどんすきを食べなかったので、次回はちゃんと食べに行こう。

香港(久しぶりの店で昔を懐かしむ)

今日の午後は、久しぶりに東莞で講演会なので、午後1時に会社のダブルナンバーカーでオフィスを出発。
午前中は、若干二日酔いの中を決算・見通し作業に追われ、やっとの事でこれを終わらせ車に乗り込む。
「車の中では寝よう」と思い、目を閉じでうつらうつらすると、立て続けに電話が掛かってきて眠れない。携帯電話も良し悪しである。
会場には午後3時に到着。
やはり、ダブルナンバーカーだと早い。


思えば、前回東莞で講演をしたのは2002年だったので、東莞での講演会は3年ぶりという事になる。
その時は、城区の銀城ホテルが会場であったが、今回は、石龍鎮の金凱悦大酒店が会場。
初めてのホテルであったが、(東莞にしては、と言ったら怒られるけど)なかなかサービスがしっかりしておりよかった。
講演は4時半から2時間で、集まって頂いたのは、広東省に駐在している方々。
それだけに実務知識も深く、質疑応答も活気が出て、個人的には満足。質疑応答には30分の時間を取っていたが、フルに質問を頂いた。
桑畑君・亀一が持ってきた書籍も完売したし、サイン依頼も多かったし、「あぁ、来て良かった」と一安心。
東莞で会食を終えると、桑畑君は深セン経由香港へ。
僕と亀一は、広州へ。
僕と亀一の車中での会話。
水野「最近、香港でも、君に会いたいという人間が結構いるんだよね」
亀一「それは、僕に会いたいんですか、亀一に会いたいんですか?」
水「君と亀一は同一人物の筈だがどう違うんだい?」
亀「亀一は水野さんが作った、無口で無表情なキャラクターですからねぇ。僕じゃなくて、亀一に会いたい人と会う場合は、無表情にしていないと、期待を裏切る事になるから気を遣わなくちゃいけないと思いましてね」
この会話から判断すると、どうやら、亀一は、自分の事を無口で無表情ではないと思い込んでいるらしい。
やはり、自分の事はよく分からないという例であろう。

香港(DVDの販売目処が立つ)

ライブドア・NS総研から発売されるDVDのジャケットが完成。
価格も決定(9800円)。11月中旬の発売開始という事で目処が立った。
<宣伝>
中国進出に当たっての注意点、トラブルの回避策等を2時間10分で解説したもので、資料もしっかり作りました。
社内研修などにも向いていると思うので是非!
本よりは高いのですが、本では分かりにくい(というか、読むのに根気が要る)ところを、分かり易く解説しています。
まあ、ずっと僕が座って(たまにホワイトボードに字を書いて)説明している画像なので、絵的にはちょっと変化に乏しいのですが(髪が長いので、ちょっとノスタルジーに浸ってしまった)・・・
<宣伝終わり>
三部構成であるが、(ぶっ通しで収録したので)一部と三部では顔の元気さが違うのが、自分で見てて面白かった。


昨日は、競馬の日(水曜日)なので、弁護士事務所の方々に接待を受ける。
ジョッキークラブは、CPA・弁護士の方々が良く使うので、過去の競馬経験(今回を含めて5回目位)は、全てCPA・弁護士の接待。
昨日は、英国人1名・香港人2名。
全員流暢な英語を使う方々で、少々肩がこる会食であった。
賭け事嫌いの僕ではあるが、肩がこるので、(席を立って)会話を減らすべく、極力賭ける。
4レース賭けて、1分け3敗。
競馬場の雰囲気は悪くは無いが、やはり適当に賭けてても当たらないものだ。
全部でHK$ 220(3000円)の負け。まあ、料理は美味しかったし(特に、生牡蠣。7個食べた)、良いとしよう。