社員旅行全体会食の翌日は、僕一人で思いでの場所巡り。当社の社員旅行は、前にも書いたが、全体で1回食事をする以外は自由。家族、恋人帯同も問題なし、というルール。という事で、社長の僕は結構暇だ。
ただ、この部分は僕の譲れない思い入れ。休日(=大切な人と過ごす時間)を使って行くのであれば、その人たちと一緒に居られない旅行にはしたくないし、一緒に楽しんで欲しい。頑張ってくれている社員に感謝するための旅行なので、社員の家族にも楽しんでもらえるものにしたい。
僕が丸紅香港に赴任した時に、上司が、「水野君、一番大切なのは家族だ。だから、家族に何かあった時は遠慮しないで会社を抜けなさい」と言ってくれたが、その言葉がまだ胸に残っている。
そういう事ができる会社でありたい。
組織が大きいだけに、色々な人がいるのは確かだが、丸紅には人情味がある人が多かった。そこが甘さと自身でいう社員も多いが、その社風が好きだった。そして、台湾研修もしかりだが、20年以上、僕を育て、守ってくれた。そして辞めた今でも。部下とクライアント様の信頼を守るためにやむなく辞めたが良い会社だった。改めて感謝の念を持ちながら、台北の街を歩く。
因みに、一番上の写真3枚は僕をはじめとする研修生が多く住んでいた、旧遠東百貨ビルとその付近。懐かしい。そして次が、学校(TLI)の近くにあった中正記念堂。これは有名な観光地だが。
そしてこれは、TLIと併せて勉強した台北師範大学。
毎日、朝からTLI(信義路x金山南路)で勉強し、昼食後に師範大学に行くというのが標準コース。これは、TLIから師範大学に行くまでの風景。あまり変わっていない。
四川料理の老郭が一番懐かしい。週に2回程度行ったものだ。当時は写真メニューが無く、メニューを読んでも分からないので、麻婆豆腐を固定して、その他は当てずっぽで選んでいた。僕が、滑蛋虾仁と蚂蚁上树を好きになったのはこの店。蚂蚁上树(直訳すると、蟻の木登り)は、最初注文した時、どんな料理がくるのかドキドキだった。知ってみれば、辛味を利かした春雨とひき肉の料理なのだが。この付近の東門餃子館は、日本人にも随分有名になったようだが、僕的には老郭が思い出深い。
そして、今ではすっかり有名なティンタイフォンの料理。
これもTLIのすぐ近くだった。さすが本店。安定の旨さだ。
ただ、僕が研修生の頃は並ばずに食べられたが、今では1時間待ちは当たり前という状況。