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上海から日本に(食材を購入して実家に)

何時もの朝8時55分浦東空港発のJAL便で羽田に出発。浦東発便は遅延することが多く、遅延の通知は0時ごろにくる。そんな訳で、敢えて前日にDIDIで車を手配せず、時間変更通知を待って手配した。今回は、遅延無し、というか、5分早まり8:50に。通知も早く来たので、前夜10時ごろに予約。
ピックアップを6:15としたが、珍しく運転手が15分の遅刻。6時台に出発しないと、自動車専用道が渋滞して時間が読めなくなるので、ちょっとドキドキしたが、無事に到着。何時ものラウンジ休憩室でつかの間の休息。

この日の機内食は、すごく美味かった。朝便は、結構投げやりな食事だったりするので、毎回、「損してるなあ」という気になるのだが、今回は趣向を変えて洋食に。これが当たった。エビがプリッとしていて美味い。パテも美味い。朝便なのに、どうしたことだろうと思う満足感だ。

羽田に到着すると、リムジンで移動。横浜駅で買い出しだ。

松茸がすごい。これだけ並んでいると壮観だ。日本国産は高い。大きくはあるのだが、2~3.5万円の価格が付いている。当然、考えるまでもなく選択肢から外れる。購入したのはアメリカ産。当然、日本産には全く敵わないが、すき焼きに入れるつもりなので、これで十分だ。

そして、大トロを買う。昨年母の体調が悪かった折(毎月帰国して、介護した折)、毎回、海胆、イクラ、中トロを購入して帰宅した。ただ、こうした高級食材は飽きる。価格は低めだが、ひと手間かけた料理の方が美味しかったりするので、何時しか海胆、トロは買わなくなった。ただ、これを見た瞬間、「これは美味いに違いない」と直感(実際に美味しかった)。値段もなぜか安い。という訳で、購入を決定したのが当たった。

そんなこんなで食材を購入し、勇んで帰宅したのであった。

売れ残った月餅はどこへ行く?(NNAグローバルナビ無料公開コンテンツ)

NNAグローバルナビの時事の話題解説(無料公開)。「売れ残った月餅はどこへ行く?」です。クリスマスケーキ、鏡餅以上に、季節が過ぎれば扱いに困る月餅ですが、どの様に処分されているかを、北京週報の報道をもとに紹介した上で、食品ロスや、中国の行政機関の20~30年の変化を、僕の体験を踏まえて解説しています。

こちらが文章編

こちらが動画編

テイストも若干変えていますので、是非、両方ご覧になってください。

真木乃で会食

真木乃で会食した。
何度も書いているが、出資者と料理長が袂を分かった関係で、真木乃(安順路にもとからある店)と、MAKINO(新華路にある谷口大将が開いた店)の二種類が有り、全く違う店である。僕は両方行くのだが、今回は、安順路の真木乃を訪問。
日本から戻るたびに、2本日本酒を携帯する。ここで飲むことが多いので、「持ち込み料を払うので、日本酒を持ち込ませて」と言うのだが、「要らない」と受け取って貰えない。それもあり、毎回、大谷料理長と一緒に飲む前提で、持ち込ませて頂いている。
この日は、僕が好きな写楽純米吟醸を持ち込んだ。これは美味い。頻繁に日本に帰ることになったおかげで、上海でも美味い日本酒が楽しめるのが、最大の副産物だ。
これが大谷料理長。上海猛虎会の会長らしい。阪神のリストバンドをしてこの日は調理していた。

上は、サービスしてくれた小エビのから揚げ。通常の小エビ唐揚げは嫌いで、殆ど食べないのだが、これは驚くほど旨くて、「どうやって作ってるんですか?」と聞いてしまった。中身が、柔らかく、ふっくらした上で、外の皮がサクサクで軽い。今まで食べた中では、断トツに美味い。

この日はコースではなく、単品で注文した。刺身、天ぷら、すき焼き、(写真はないが)銀鱈西京焼き。

すき焼きは、「どうもこっちはバターを使うので・・・」と、若干、不服そうに料理長が言うが、自分も同感だ。やはり、すき焼きにバターを使うと、味がくどくなる。牛脂がなければ、ラードにしたい。ただ、美味しかった。
大谷さんも、1993年からの上海なので、酒を飲むと、昔話が盛り上がる。もう、知る人も少なくなってしまった、1990年代の中国だ。思い出話をたくさん話し、楽しい会食であった。

懐かしの立ち食い蕎麦

一部の人にしか響かない話題(というか、地域限定ネタなので、殆どの方には響かないネタで恐縮ですが)、受験生時代、大船の代ゼミに午前中だけ通っていたが、その時は、大船駅ホームの立食い蕎麦と鯵の押し寿司(双方大船軒)を心の支えにして辛い一年を過ごしたものであった。そんな訳で、思い入れは大変強い。なにしろ、希望校に合格した時、まずやったのは、合格発表の帰りに、大船駅に寄って立ち食いそばを食べ、鯵の押し寿司を購入して、家で食べてお祝いしたくらいだから。
ただ、2000年代に入り味が変わった。NREの子会社になった事もあるのか(この部分は、単なる個人の推測で、根拠は有りません)、鰹出汁の素朴な押し出しは弱まり、蕎麦の食感は、当時こよなく愛した、良い意味でのボソボソ感が消え失せた。
今では、駅構内の立ち食い蕎麦は全て閉店したようだが、存続していた時も、特に恋焦がれるものではなくなっていた。そんな訳で、あの当時食べた大船軒蕎麦(特に、大船駅横須賀線下りホームの店)に対する郷愁があるが、昨日作った蕎麦出汁が、かなり近い味に出来たので、一人喜んだ。
ネギの切り方も含めて、なかなかの再現度だ。これを定番にしよう。水出しした煮干し出汁を使ってはどうだろうという気持ちも有るので、それは後日試して報告します。

あとは、昼飯。最近、銀のデリバリーを取ることが多い。数年間、本当にうまいのかと警戒していたけれど、頼んでみたら、極めて正当な日本式弁当。悪くない。感動する訳ではないが、日本人の昼食には、極めて適している感じか(日本で撮るデリバリー弁当の様だ)。

 

初めての鮨屋に行く(鮨旭)

凱旋路にある鮨旭という店を初訪問。なかなか良かった。
元々、接待で他の鮨屋を使う予定で、大衆点評で予約しようと思っていたが、その店は、予約時に600元の保証金がいるので、当日確定した段階で予約すれば良かろうと思っていたら、座席がなくなってしまうという痛恨のミス。午後2時に慌てて探して、目に留まったのが、この鮨旭という店であった。

コースは、980元と700元の2種類が有り、せっかくだからと980元を頼んだが、過剰満腹になったので、700元のコースで十分だと思う。お任せにあん肝が入っているので、自動的に出てくる。あん肝は好きではないのと、痛風に悪いので、食べる気はなかったのだが、想定外に美味しく、半分食べてしまう。

そして、下の写真の焼き魚のあんかけ風が旨かった。皮がパリッとしており、あんとマッチする。

これはサービスの漬けマグロ。
「中国語上手いですねえ。何年中国ですか?28年!それはすごい」という流れで出してくれたもの。

焼き魚と海胆牛肉。海胆牛肉を楽しみにしていたのだが、期待ほどではなかった。海胆の味が牛肉に負けてしまった感がある。美味しいことは美味しいのだが、期待が高すぎたか。

この鮑が旨かった。写真では見えないが、下にすし飯が置いており、このバランスが絶妙。

この刺身も美味い。アダチ食品の胡麻が、良い感じにバランスを与えている。

あとは鮨。美味かった。イカ握りが芸を感じさせたな。また行きたいと思わせる店であったが、カウンターで食べる鮨は、数か月に一回。他に行きたい鮨屋も有るし、何時になるかな。古北にあれば満席になりそうだが、場所が少し不便で空いている。無くなると残念なので、上海在住の方は、是非、試してみて下さい。

前日に食べ損ねたパスタを食べる

前日の昼食時に食べ損ねたパスタへの思いが募り、昼は明太子パスタを茹でて食べた。まあ、そろそろ食べないと廃棄を余儀なくされる明太子が有ったのも大きな理由だが。そして夜は、Casa Miaという初めてのイタリアンに行く。復興中路。大衆点評で探したので、場所のイメージが掴めなかったが、来てみれば「あー、ここか」と思い当たる場所。なかなか風情がある場所に、こじんまりしたレストランが集まっている。店もこんな感じで、家庭的で悪くない。

まずは、ビーフカルパッチョ。個人的には、もう少し粉チーズを満遍なく振りかけたようなタイプの方が好きだ。これだと少し、生肉感が強くなってしまう。タコはあっさりした味付けで、悪くはないが、感動もない。自宅で食べる料理という感じ。ムール貝の味付けは、なかなかよかった。ニンニクと白ワインがよくマッチしている。

そしてパスタが来る。パスタの種類が少ないのが難点。もしかすると、違う頼み方(パスタと材料のブレンド)ができたかもしれないのだが、店員さんと、よくコミュニケーションが取れなかった。そして、パスタの種類がフィットチーネ的な平麵に集中するのも好みとは違う。やはりスパゲティで食べたかった。ジェノベーゼは、個人的にはあまり好きではないので、評価できず。イカ墨パスタは、久しぶりに食べられたので満足。

悪くはなかったが、もう少し、メニューを研究してから行こうと思った店であった。

便利なレストランを見つける

10月31日の昼は、銀行と方と会食だった。仕事の関係はないし、昼で酒抜きが良いというので、諸般の事情もありお断りをさせて頂いていた(眼の手術やら、母の逝去やららもあったし)。夜は、どうせ食べねばならんので(あと、寂しいし)、比較的、喜んでお受けするのだが、昼だと、仕事の合間を縫って、わざわざ時間を作る形になる。そうなると、仕事優先になるのは致し方ない。ただ、ちょっと前に、新居付近を散歩していて、便利そうな場所を発見。是非、ここを試してみたいと思っていたので、その意味では、丁度良い機会となった。

どういう場所かというと、屋台村のような場所とでもいおうか。中華、ラーメン、イタリアン、メキシカン、パブなどが一緒に入っており、座席に座って、どの料理も食べられるし酒も飲める。これは便利だ。ついでに言うと、前の住居の時に、何度かデリバリーを頼んだイタリアン(ママミア)が、ここに入っているのを発見した。今回は、どこに入ろうか、しばし悩んだ後、結局、味が分かっているママミアを選択した。

この写真のサラダと海鮮パスタの他に、ラザニアが出てきた。ラザニアは、カロリーがいかにも高そうで、通常は避けているメニューだが、銀行の方が、QRコード注文を買って出てくれた折、僕のスパゲティボロネーゼを、何故かラザニアで頼んでいた。そんな訳で、海鮮パスタとラザニアをシェアすることに相成った次第。ラザニアは、ショックのあまり撮影を忘れた(笑)。
ただ、味付けも悪くないし、パスタの茹で具合もアルデンテで丁度良く、なかなか良い店だと思う。場所も便利だし、また行っても良いなと思わせる店であった。
ちなみに、隣の客は、一人はここのピザを食べ、もう一人は、他の店の中華を食べていた。こんな自由さが嬉しい場所だ。

因みに、食べ損ねたスパゲティの思いが抜けず、翌日昼は、家でスパゲティを茹で、夜はイタリアンでパスタを二品頼んで欲求を満たしたのであった。

二日連続の福ちゃん

ひょんなことから二日連続長楽路の福ちゃん本店に行くことになった。まあ、自分が行きたい行きたいと言っていて、「じゃあ行きましょう」と乗ってくれた人が、たまたま続いてしまったという事なのだが。この日は、久しぶりに地下鉄に乗る。地下鉄に乗るのは、どれだけぶりだろう。以前は、よく歩いたり、地下鉄に乗ったりしていたのだが、次第にDIDI+自転車になり、網膜剥離後は完全にDIDIになってしまった。
10号線の駅で降りて、陕西南路を歩いて現地に向かう。レトロな店があるなと思い、のぞき込んだら最近開店だった。

早めに到着したので、黒ずんで全く読めない絵の内容を確認すべく、接写して光度を上げてみる。10年前には、ちゃんと普通に見えていた絵が真っ黒になっているのだが、光度を上げたら、「確かにこんな絵が有った!」というのが浮かび上がってきた。古い上海駐在の方々は、「あー、懐かしい!」と思うのでは。

ちなみに、下の絵に描かれている髪の長い女性は、いまも店にいる。かなり時間が経過している筈なのに、外見があまり変わらないのは大したものだ。

そんな事をしていると、連れが来る(2名)。という事で、何時もの串を3本ずつ注文。

あと、移し忘れたが、福ちゃんチャーハンを頼んでみる。黒色の醤油チャーハン。これが美味しいと、みんなに大人気であった。

福ちゃん本店(長楽路)に行く

上海帰国の翌々日、長楽路の福ちゃんにいった。久々に是非行ってみたい(2か月ぶりくらい?)という思いが沸き上がったため。18時半に到着した時は、まだ空席が結構あったが、19時になると満席に。最後には、立ち飲みの人も現れるなど、ぎゅうぎゅう詰め状態。日本人は僕だけで、残りは、飛び込んでくる周りの人々の話によると、日本好き(若しくは、日本経験あり)の中国人が全てという感じ。やはり、地元の人に愛されないと、ここまで長続きはできない。
100元の持ち込み料で、日本酒持ち込み可能という事で、かなり良心的。この日は、僕の好きな陸奥八仙純米大吟醸を持ち込む。

年季が入った店内。20年以上前に駐在していた人たちにとっては、本当に懐かしい店。Facebookにアップすると、「懐かしい!」という声で埋め尽くされる。ここのうずらの卵と皮せんべいが好きだ。

ここに来ると、コンサルティング開始早々(2002年)を思い出す。ラーメン専門店がまだ無かった(少なかった?)あの当時、福ちゃんのラーメンが上海で一番美味いという人間が多く、締めのラーメンを食べるために福ちゃんを訪問する日本人が多かった。午前2時までやっているので、自分も0時近くに訪問して、ラーメンと酒で夢を語ったことがあったのを思い出す。懐かしい。この日もミニラーメンで〆る。

上海帰任

10月24日に上海帰任。17:25発の便だが、朝10時に家を出て、先に東京駅のメガネ屋に行く。網膜剥離の手術後は、右眼にシリコンオイルが入っていたので遠視状態になっており、抜くまで新しい眼鏡が作れなかった(そもそもの手術で視力が変わっていたが、どの程度の視力になったかが、オイルを抜いて、同時に注入したガスが抜けるまで分からない状況)。度数が合っていない仕事用メガネで生活をしていたが、やっと正常に戻れる。

空港には、3時間前に到着。時間が余っているので、仕事をして過ごす。ラウンジで食事をしようと思っていたが、急に、浜松町で立ち食いそばが食べたくなって、食べてしまった。これ以上食べると太るので、ここでの食事は我慢。ラウンジでは、水を一杯飲んだだけで、ずっと仕事をしていた。

ほぼ定刻に出発。食事は、朝便と違って充実している。美味しかったな。赤ワインの小瓶を飲んで完食する。