香港から上海へ

(かなりブログの更新が遅れています!)
6月15日(土)に香港から上海に移動した。心身共に疲れ切っていたため、夜8時には寝てしまい11時間睡眠。かなりすっきりしたが、チェックアウトの12時まで、ホテルでやることがない。のんびり空港に向かおうと思い、タクシーではなく、セントラル経由で、エアポートエクスプレス。200香港ドル程度は節約できたか(笑)。それでも、12時半にはラウンジに到着。

早く着きすぎたので、ゲートが表示されていない。キャセイのラウンジは、1番、5番、55番ゲート付近にあるが、過去の経験から、おそらく55番ゲート付近だろうとあたりを付け、そこに向かって歩く。出境審査から一番遠い場所にあるラウンジなので、30分程度。ただ、ここのラウンジは食事のチョイスが豊富だ。中華(担々麺が旨い)だけでなく、イタリアンもある。広くて座席もゆったりしている。

そんな感じでゆったりしていたら、なんと1番ゲート付近の表示が出て驚いた。また元に戻らないといけない!ともあれ、そんなこんなで上海に移動。

香港2日目串焼つかだで一人飯

香港二日目。朝一で領事館で書類をピックアップ。そしてオフィスに。昼は何を食べようかと考え、昔から存在だけ知っているオフィス付近のラーメン屋(濃厚豚骨つけ麺を謳う店)に行く。店名は忘れてしまったが、バー・バトラーのビルの1階。何もトッピングを付けずにHK$98。サービス料を別途取られるのだろうと120ドル出したら、サービス料不要で本当に98ドル。全く期待していなかったことも有るが(そもそも、豚骨は嫌いだし)、そこそこ満足。また行っても良いなと思わせる味。

3週間、本当につらかったので、全身が悲鳴を上げている。業務時間中だが、ちょっと抜け出し、マッサージに行く(タイパンレフレクソロジーという、ネイザンロードの店)。初めて入るが、口コミが良かったので選択。男性マッサージ師が、「これだけひどいと、痛いくらいツボを押さえないとダメ」と言い、80分間、ともかく痛いマッサージでヘロヘロになる。全く癒されはしなかったが、技術は有ったようで、かなり身体が楽になった。

夜は一人で軽く食べようと思う。焼き鳥気分だったので、前回気に入った「串焼つかだ」に行く。18時に入店したが、全席満員で、1席の空きもない。電話が10分遅かったら、入れなかったかもしれない。危ない所であった。

この店は良い。料理が旨い。そして、接客も、素直そうな香港人の若者たちが、絶えず目を配っている。嫌みがない接客だ。
メニューを見ると、料理のお任せがHK$700で、飲み放題はHK$300。合計1千香港ドルで満足できるという事だが、そこまで吞む気はなかったので、単品注文。写真にあがっていない串も何品か食べたので、HK$750程度で満足。日本の料金と比べると、「焼き鳥で1.5万円!」と思われるが、香港価格なのでこんなもの。次回もまた来ようと思い、19時には店を出る。

20時には就寝。マッサージの効果か、翌朝7時まで、11時間ほぼ眼が醒めずに眠った。回復基調に乗っている。

香港到着・領事館手続きと会食

香港に移動。今回は、5月21日早朝5時に羽田着だったので、23日間日本滞在したことになる。本当に、慌ただしく、大変な日々だった。いったん、気持ちを切り替えるためにも、帰任は必要だ。まあ、先ずは、日本での手続のための書類を取得するための移動で、一週間後には日本に戻るのだが。

麻10時発便。JALのラウンジでは、カレーではなく、麻婆豆腐を食べる。前日は夜11時に寝たので、6時間は寝ているが眠い。早く搭乗して寝たいところだ。

乗り込んだ直後から1時間眠った。飛行機では眠れない僕にしては珍しいが、少し楽になった。

数回連続で、JALビジネスクラスの食事がまずかった(上海発便も、日本発便も)。どうしたJAL!?と思ったが、今回の食事は美味かった。ラウンジでしっかり食べてしまっていたのだが、味が良いので、つい機内食も完食。

香港到着。まずは領事館に直行し手続きをする。手続き自体は、大した手間ではないのだが、領事館で手続きをしなければいけないというのは、少々大変。非居住者は手間がかかる。

18時から、社内会食。アイスクエアの「ろあん」。2020年に久しぶりに香港に戻ったときも、社内会食はここだったな。今回は、4人で会食。

個室を借りると最低消費が4,000香港ドル(8万円程度)ですが、どうしましょう?と水嶋さんから聞かれる。「香港の物価なら、控えめに飲み食いしても、その程度は行くだろう」と考え個室に。実際、4,800香港ドル程度だったが、まあ、そんなものでしょう。料理も美味しく、250香港ドルの飲み放題が良かった。

最後にSEEDに顔を出し、2杯酒を飲み終了。慌ただしい日常が、また始まった。

講演会後の会食

6月12日は、増値税・個人所得税セミナー。3回連続の1回目だ。16時に終わると、17時から面談。全て終わらせ、日本所長杉山君と会食に行く。本当に、今回は、杉山君に世話になった。それも有っての会食。

選んだのは初めての店。食べログで気に入った店は休日で、代替案として選んだのがここ。あまり期待していなかったが、かなり良かった。日本酒好きの店主がやっているので、料理に合う日本酒(店主が好きな日本酒)15種類ほど揃っている。酒のリストはないので、知っている日本酒が有れば、有るかどうか聞く。知らなければ、店にお任せ、というスタイル。まずは、僕の好きな酒の一つである陸奥八仙を選ぶ。

十四代も、極めて安い価格で出してくれているので、一杯だけ頂く。カウンターだけの店だが満席だ。酒を飲んでくれ!という感じの店なので、食事量は少なめ。どんどん飲んで、どんどん酔いが回りそうで怖い。

鮑は美味かった。肝を食べると痛風が怖い、と思いながら、つい食べてしまった。

写真はかなり端折ったので、もっと食事も出てきたし、酒は、「作」、「羽根屋」、「手取川」も飲んだ。19時から飲み始めて、ふと気づくと21時半。美味い酒を飲んでいたので、時間の過ぎるのに気づかなかった。やはり、美味いものを食い、飲むというのは重要だな。力が出る気がする。そして、人との付き合い(周りにいてくれる人たち)が本当に重要だ。そんな事を考えながら、会食を終えた。

約3週間が経過して

ご報告を兼ねて近況です。母が急逝したのが5月20日。それから2週間ちょっとが経過して、かなり落ち着いてきました。
一番つらかったのは、やはり直後ですが、葬儀はやらねばならん。やるためには、全ての事項が即断即決。あまりに慌ただしい日々の始まり。そして葬儀が終わると、更に忙しく。良くしたことなのかもしれませんが、悲しむ気持ちを、どこかに置いていかねば生きてゆけず、体力・神経は、ただただ消耗する。そのおかげか、何とか、自分の体制を整えることができました。
そして、父に栄養を取らせるのも仕事。悲しみの深い父親に、栄養を取ってもらわねばならず、そのためには、ひと手間かけて、美味しいものを作ってあげようと日々奮闘という感じです。

最近、気に入っているのが五島うどん。そして、蕎麦つゆは、大学時代から作り続けているもののレシピを、半年前に改良した自信作。ミョウガ・ネギ・生姜のすりおろしで合わせたものは、我ながら美味いです。

これは、太田縄のれんオマージュの牛肉鍋。2020年にコロナで9か月日本滞在した時に、両親を招待した思い出の場所。まあ、本家には及びませんが、親父に懐かしんでもらうべく作ってみました。あとは、息子が来てくれた折にリクエストで作った、番茄炒蛋。大学時代に、ゼミ(中国経済ゼミ)の友人と、「中国はトマト炒めるんだって!驚いたよ」と話したのを思い出します。

これは、親父が特に食欲がないときに作った茶漬け。生わさびをすりおろし、だしを利かせて真剣に作ったもの。

あと、重要な任務は、食材の無駄を防ぐこと。冷蔵庫に、ニンジン、ジャガイモ、糸こんにゃくが残っていたら、これは豚汁を作らざるを得ない(笑)こんな感じで、家事にも努力しています。まあ、掃除・洗濯は親父がやってくれるので、食事だけですが・・・

そんなこんなの日々でしたが、今日は講演会。3回に分けて、増値税と個人所得税を詳細解説します。いよいよ復活!
明日は香港です。

ご報告2(母の葬儀を終えて)

本ブログの更新が途絶えておりました。5月20日に母が永眠し、25日に葬儀を終えました。
最初の一週間は、感情的に限界。特に、21日の夜に30分だけ眠れて目覚めたとき(20日の夜は一睡もしていない)、現実を受け止めきれずに、パニック状態に陥りかけました。ただ、現実は押し寄せます。葬儀の準備をせねばならず、ご挨拶に来ていただける方とお会いする。そして、1.5か月に7回予定されている講演会も準備をしなくてはならない。精神的にも肉体的にも追い詰められましたが、業務電話の声で異常を察知した杉山日本所長が、家に駆けつけてくれ(23日)、一緒に食事をしたことで、かなり救われました。彼との20年の付き合いで、一番感謝したひと時かもしれません。他の部下にも感謝ですが。

そして25日に葬儀。そこからは、銀行手続きを始めとした一連の手続き。自分以上に喪失感が大きい父を支えるための毎日に切り替わり、悲しむ余裕もなく手続きに追われる日々となりました。そんな中、手続きに付き合ってくれた杉山所長、父と会食。

父も、少しづつ力を取り戻している気がします。まだ、少し時間はかかるでしょうが、着実に回復基調です。

この店は、やはり母との思い出がある店。僕自身は2回目だけど、前回の記憶が強く、是非、また来たかった場所。

僕が暫く一緒にいることで、父の支えになっていると思いますが、やはり、二人だけだと、悲しみの世界に落ちてしまいそうになる。第三者の存在は、本当に助けになります。活きる力をもらっているような。穏やかな環境の中で、会話をし、酒を飲み、そして、徐々に心が救われていく気がしたひと時でした。

とろろ蕎麦で〆。悲しみは有れど、生きている人間には、頑張って日々を戦う義務が有ります。悲しみをすぐに拭う事はできないでしょうが、戦う姿を母は見てくれていると信じて頑張ります。