本ブログの更新が途絶えておりました。5月20日に母が永眠し、25日に葬儀を終えました。
最初の一週間は、感情的に限界。特に、21日の夜に30分だけ眠れて目覚めたとき(20日の夜は一睡もしていない)、現実を受け止めきれずに、パニック状態に陥りかけました。ただ、現実は押し寄せます。葬儀の準備をせねばならず、ご挨拶に来ていただける方とお会いする。そして、1.5か月に7回予定されている講演会も準備をしなくてはならない。精神的にも肉体的にも追い詰められましたが、業務電話の声で異常を察知した杉山日本所長が、家に駆けつけてくれ(23日)、一緒に食事をしたことで、かなり救われました。彼との20年の付き合いで、一番感謝したひと時かもしれません。他の部下にも感謝ですが。
そして25日に葬儀。そこからは、銀行手続きを始めとした一連の手続き。自分以上に喪失感が大きい父を支えるための毎日に切り替わり、悲しむ余裕もなく手続きに追われる日々となりました。そんな中、手続きに付き合ってくれた杉山所長、父と会食。
父も、少しづつ力を取り戻している気がします。まだ、少し時間はかかるでしょうが、着実に回復基調です。
この店は、やはり母との思い出がある店。僕自身は2回目だけど、前回の記憶が強く、是非、また来たかった場所。
僕が暫く一緒にいることで、父の支えになっていると思いますが、やはり、二人だけだと、悲しみの世界に落ちてしまいそうになる。第三者の存在は、本当に助けになります。活きる力をもらっているような。穏やかな環境の中で、会話をし、酒を飲み、そして、徐々に心が救われていく気がしたひと時でした。
とろろ蕎麦で〆。悲しみは有れど、生きている人間には、頑張って日々を戦う義務が有ります。悲しみをすぐに拭う事はできないでしょうが、戦う姿を母は見てくれていると信じて頑張ります。