暑さが落ち着いてきたら火鍋が食べたくなった。僕の場合、火鍋と言えば、重慶火鍋ではなく香港火鍋だ。これは、香港駐在時(というより、丸紅香港時代)に身に付いたもの。どこが良いかと大衆点評で探して、はじめて知った楼上火鍋を訪問する。
ビールグラスが面白い。同じビールでもこれで飲むと旨く感じるな。そして、鍋底(スープ)は、辛くないもの、という観点で鶏スープを選択したが、思った以上に手が込んでいる。
香菜は、なくてはならない。好みは分かれるが、自分自身は必須で、これだけでは足りないくらい。香港火鍋で一番好きなのは、炸鱼皮(魚の皮を揚げたもの)と生根(油揚げのボール)。この二つが有れば、あとは何も要らないくらいに好きだ。
さすがに、客人の手前、肉は頼んだけれど。
美味しかったのと、サービスが良い。親切なおばさん、おじさんが家庭的にサービスしてくれる感じは、本当に心地良かった。ただ、火鍋で、大して酒を飲まないのに(ビール一本と日本酒の持ち込み料)1,400元(3万円程度)というのは、少々高いなという気はする。ただ、機会が有れば、また行きたい店だ。