4月17日に、網膜剥離手術をした折、網膜縫合と共に、網膜再生のためにシリコンオイルを注入した。3か月後に摘出するという事であったが、何分、母の逝去と、付随する処理でバタバタしていた。更に、摘出手術の折に、眼にガスを注入するため、1か月は飛行機に乗れないという。父親の世話もあるので躊躇し、2か月先延ばしにしたのだが、父の元気も出てきたので、9月12日に手術に踏み切った。前回と同じ、上海の嘉会国際医院。
前回は、4時間を超える大手術(眼科的には大手術の部類と言われた)だったが、今回は、オイル摘出・ガス注入という事で、半分以下の時間で終わる。とはいえ、手術というのはそれなりにしんどい。また、ガスを注入した関係で目が痛い。上を向くことが痛くてできないので、こんな感じで過ごす必要が。
全身麻酔なので、病院に1泊。17時に麻酔から覚めるが、点滴と血圧・心電図でベッドに固定されているので、身動きできずに、そのままベッドに横たわる。夕食は出されたが、術後で食欲がなかったのと、味が薄くてまずかったので、殆ど残した。
眠れぬ夜を過ごして、やっと朝が来る。9時に医師の診察が有るので、その前に朝食を食べる。病院食は、味が薄い。というか、殆ど味がない。悲しくなるが、最後にまともに食事をしたのが、手術前夜(9月11日)の18時なので、38時間殆ど何も食べていない。その割には食欲がわかない(笑)。
病室から診察場所への移動は、車いすに乗せてくれ、看護師が押してくれる。それほど疲弊している訳ではないので、自分で歩くこともできるのだが、有難く乗せてもらう。病院内で車いすに乗っていると、みんな場所を譲ってくれる。無敵感があるな。