不思議な体験のあとうどんすきを作って食べる

上海に戻る前日、母親関係の、ほぼ最後の仕事として、年金事務所と税務署を訪問した。
年金事務所は、母の未受領の年金額を父に払い込んでもらうための手続き。税務署は、相続関係。相続額自体は大したものではなく、相続税の納付は不要であるのは分かっているが、ゼロ申告でもする必要が有るのか、申告自体も不要なのか、よく分からなかったので税務署に確認に行った次第。
これで母親関連手続きは全て終了。銀行口座の閉鎖、残高移管、生命保険、行政手続きだけでなく、カード、電話、何何友の会、各種の解約手続を含めれば、本当に沢山の手続きがあった。
要件が終わると、疲れがどっと出て、税務署からタクシーに乗る。降りる際に、3,500円の料金なのだが、運転手さんが、「今日はサービスです」と言って、ガンとして1,000円しか受け取ってくれない。Taxi GOのアプリで呼んだタクシーで、車中一言も話していないのに、どうしたことだろう。更に不思議だったのは、最寄り駅に近づいてきた場所で、100%のドライバーは直進する道を、何故か、「今日はこちらに行きましょう」と言って、(バス停一つ分)迂回し、僕が小学校3年生から高校生まで住んでいた住宅街(横浜に引っ越した直後に住み、母とも思い出も残る場所)を通って駅まで行ったこと。こんなルートを通った運転手は、当然のことながら、過去一人もいない。
他人の背景が読める人で、僕の情況が見えてるのだろうか、と思わざるを得ないようで、不思議な気分になった。

最寄り駅に付くと夕食の食材買い出し。ぶっというどんを見つけたので、今晩はうどんすきだ!と即決。前回の日本滞在で作ったうどんすきに改良点が有ったので、それを克服したかったのと、冷蔵庫内の食材の残りを使い切るのに、丁度よいメニューであったためだ。

そんなこんなで、楽しく食事をし、荷造りを済ませた夜であった。翌日は、朝10時に家を出て上海帰任。