広東省訪問3日目は、朝8時半に出発して、広州南沙に(朝の渋滞もあるので、車で1.5時間)。そこから、中山経由で大橋を渡り東莞。そして深圳と移動する。
しかし、珠江デルタのインフラの発展はすさまじい。10年前とは様相が一変している。デルタを跨ぐように、大橋、海底トンネルが何本も設置され、海上道路も大規模に張り巡らされている。僕がコンサルティングを始めた20年前と比べると、まるで違う国だ。20年間でここまで変わる国は、まあ無いであろう。資本主義・社会主義、双方良い面悪い面があろうが、こうしたインフラ整備のダイナミズムは、計画経済のすごい部分だ。
最終日は、朝にクライアント様を訪問し、次に、丸紅の大先輩が勤めている深圳宝安の設計・工事会社を訪問。2001年にコンサルティングを始めたときは、宝安(経済特区外)は辺鄙な場所であったが、いまでは整然とした都市になっている。20年弱前までは、経済特区内と外の間に、第二国境と呼ばれる検問所が有り、車を降りて、パスポートや身分証明書を検査されたものだが、そんな事を知っている人も少なくなっているだろう。
面談後、宝安のマリオットホテルで会食。立派なホテルだ。
大先輩と記念写真。思えば、新入社員の冬に、この先輩に電話で来客食堂に呼ばれ、「中国語研修生を受けてみないか」と説得されたのが、いまにつながっている。その意味では恩人だ。
昼食後深圳・宝安空港に。立派な空港だが、いつ来ても目がちかちかするのは勘弁してほしい。
ゲートはサテライト側。ここに来ると、ちかちか感は収まる。少し早めに到着したので、ラウンジで仕事。
さて、充実した出張だった。昨年は、色々なことがあって出不精になっていたが、これからは出張頻度をあげねばならん。
月別アーカイブ: 2025年4月
広州で上海料理を食べる
広州二日目。 この日は面談4件、会食1件(夜)というスケジュールであったが、広州総経理の麦さんが、昼は社内会食しましょうという。ダイエット中なので和食にしてくれと言ったが、いまからだと席が取れないというので、僕が気に入っている流金歳月という上海料理に行くことに。この店なら比較的空いているという。到着したのが開店直後(12時)だったので、まだ殆ど客がいなかったが、食べ終わる時には満席になっていた。上海の昼食時間は12時から。広州は12時半から。香港は午後1時からという事で、時間がずれていくのが面白い。
ここのクラゲは厚みがある。歯触りが良く美味しい。また、蒸し鶏の紹興酒は、如何にも上海料理、という感じで絶品だ。
僕は減量中なので、このスープをがぶ飲みすることに。美味しいが、スープでお腹がいっぱいだ。
これは、龍井蝦仁。清炒蝦仁でもどちらでも良いのだが、本当に好きな上海料理だ。僕は、蟹は特に好きではないが、蝦は好き。滑蛋蝦仁も好きだが、やはり好きな中華料理は清炒蝦仁(上海料理)か清蒸石班魚(広東料理)だ。
南翔シャオロンバオと、いまひとつ分からないまま頼んだ料理(美味かった)。
最後にソラマメが出てきた。本当に旨かったが、スープでお腹がいっぱいで、殆ど食べられない。
改めて良い店であった。夜の宴席は、殆ど和食だが、こんな感じの店で宴席をするのも良いなと思った。
広東省出張
3泊4日で広州・深圳・東莞出張。広州2泊で深圳1泊。合計9件の面談と4件の会食という、なかなかのスケジュール。
朝7時に出発して虹橋空港に。
ラウンジで軽く仕事。上海から広州は1時間50分の飛行時間。
広州到着。気温は31度だが、爽やかで、なかなか心地よい気候だ。DIDIで6人用車を呼んで移動。若い頃は、社有車で大型車を選ぶ主管者の気持ちが分からなかった。普通サイズの車の方が格好良いのにと思っていたためだ。この年齢になると6人用車の良さが分かる。椅子を倒して寝ながらいけるので、疲労が全く違う。
オフィスの有る中信広場に到着。さて、仕事だ。
マッサージに行く
日本から上海に戻った翌日、疲労困憊であった。ともあれ、どっぷりつかれた。移動が年々きつくなる。
という事で、翌日、家から歩いて行ける場所にある、Green Massageに行く。90分600元という価格だが、設備も良いし、オイルマッサージだと、今まで試した中で、一番技術が良い気がする。これは待合室。心安らぐ空間
最後に、燕の巣のデザートを食べさせてくれるのであるが、これが旨い。そして、毎回置いてあるカヌレが大変美味しい。マッサージ店で勧められる無料の食べ物は、基本的に食べない(一度も食べたことがなかったのではないか)のだが、ここのは大変気が利いている。そんな訳で、昼食代わりに2~3個つまんで店を出た。ちょっと生き返った気がした。
早稲田大学で久々に講義する
4月14日(月)に早稲田大学で久々に講義をした。1年ちょっとぶりだろうか。
今回は、早稲田大学と北京大学国家発展研究院の共同プロジェクトという事で、聴講生は全て研究院のMBAコースの中国人の方々。全員中国人という講演・講義は初めてだ(通訳が付いたので、講演言語自体は日本語)。
何を話したら興味を持ってもらえるかなとしばし考えた。皆さん社会人(主に会社経営者)の方々なので、日本企業との付き合い方(日本企業の行動原理)を話すことに。
内容としては、「日本企業の意思決定ステップ(稟議制度など)」、「業績評価」、「事業部管理と地域所管の関係」、「職務権限の設定方法」、「商社のビジネスモデル」、「終身雇用と権限移譲」等について2.5時間話した。
なぜ、日本企業は持ち株会社(投資性公司)をうまく活用できないのか。配当で受け取ればよいのに、なぜ、無理な業務委託料・コミッションの徴収をするのか等、日本企業の不思議な行動を、組織と業績評価等にも結び付けて解説した次第。
話し終えて、聴講の方々には満足いただけたようだ。また、北京大学の教授と関係ができたのも有益だった。色々な経験をすると、引き出しが増える。貴重な経験であったし、早稲田大学には感謝だ。
日本に移動
青島から上海に戻った翌日(4月10日)、何時もの朝9時浦東発便で日本に移動。朝5時起きは何時も通りだが、前夜は酒を飲まなかったので、それなりに睡眠もとり、体調も悪くない。飛行機には定刻で搭乗。
何時もの和食(ご飯は一口)。やはり、夜便の方が食事は良いが、ダイエット中なので、あまり美味しい食事もとれない。ダイエットは、徐々に奏功。3か月で5Kg減量は達成できるであろう。
今回は、4月14日に早稲田大学で講義をするので、それに合わせての帰任。4月の帰国は何時も花粉症で辛いが、収まってくれたらいいなあと願いながらの移動。僕自身は、スギ花粉には弱いが、檜は問題ない。ちょうど切り替わりのタイミングだ。
帰宅すると、先ずは炭火焼き。毎回帰国時に1~2回使っている。最初は、日のおこし方が分からず、家じゅう煙だらけになって難儀したが、習得してみれば良い買い物だった。まだまだ使うであろう。先日、小大志で食べた、トマトとトウモロコシの炭火焼きが美味しかったので、早速真似してみる。
威海日帰り、そして河豚
青島から威海まで片道3時間かけて出張。クライアント様&商務局と面談。
商務局とのフリートークの中にも報復関税の話が多く出た。その中で「いま商務部(中央政府)と相談してる案件が有るんですが、報復関税絡みで担当が、連日夜11時くらいまで残業してる。だから相談できるのが、夜10時半とかになっちゃうんですよ」という発言が印象に残った。条件反射で米国と同条件をやり返してるように見えるが、その影では、かなりのシュミレーションが行われてるんだろうなと伺いしれる。現政権で比較すると、米国よりも真剣に考えていそうな気がする。
今回は、威海の商務局と話しても、特に得るものがないのではないかな(お互いに)と思ったものの、丸紅青島の社長の好意で面談が実現した。会ってみると、こうした会話で、政府機関の人間の空気感・考えている事が皮膚感覚で把握できるのは、僕の仕事上は有用なことだったなと思った。
青島に戻るとフグ。これは美味い。新鮮だし、刺身も本当に弾力が合って美味い。上海はもとより、以前に銀座で食べたフグより美味い。久々にフグで満足した。
2泊の青島が終わり上海帰任。青島・上海は1.5時間だ。
青島・威海出張
2泊3日で青島出張をした。2022年に青島で隔離された時に、丸紅青島の社長が、色々気を遣ってくれた。それもあり、「すぐまた来るね!」と言ったのだが、直ぐに上海のロックダウン。自分の痛風発作。網膜剥離。諸般の情況が有って、3年の時間が経過してしまった。このタイミングでいかないと機会を逸すると思い、移動続きではあるのだが、思い切って行くことにした。
初めての青島は、街が綺麗で気候がよい。良い場所だ。青島ビール直営の店を探してもらい、ビールの飲み比べをしたが、さすがに美味しい。他の場所で飲むのとは全然違う。
ガルーパもでかくて旨い。
そして海辺は、こんなイルミネーションが、18;30~21;30の3時間、毎日続くようだ。香港のシンフォニーオブライトには驚かないが、これにはさすがに驚いた。勢いを感じる。
ニトリに初めて行く
上海の部屋を引越ししてから、とんと料理をする気が無くなった。これは、キッチンスペースが狭くなったことによる。収納スペースも極端に小さく、鍋やフライパンを取り出すのも難儀する。結果、料理が億劫になってしまった次第だ。
そんな事を話していたら、「ニトリに行け」という友人がいた。少し前に、金虹橋にニトリができた。ダイソーが無くなってニトリができたような感じだが、中国人の友人達も、結構興味を持って行っているようで、便利だという声をいくつか聞いた。自分自身は、日本でもニトリに行った事が無い。まさに初ニトリだ。
丁度求めているものが置いてあったので、即購入。帰宅して一心不乱に組み立てる(というほど難しい組み立てではなかったが・・・)。
まず、鍋やフライパンなどの収納はこんな感じ。かなりごつい配水管が有って、スペースが極端に限られるので、こんな感じで収納できたのは、頑張った方だ。
こちらは相対的にスペースが広いので、問題なく収納完了。
あまりに上手く進んだので、翌日、別の個所の収納棚を買いに行く。これも問題解決。取りあえず、ニトリのおかげで生活が便利になった感じだ。
ほっとして、近所でグラスシャンパン。
増値税セミナー開催します!
【26年1月増値税法施行!!】セミナー中国増値税の制度と実務(2025年最新版)
難解な中国の『増値税』制度について、法律と実務運用の違い、ビジネス上の注意点、個別取引に関する税額計算のポイントや採算性について、図等を使用し徹底解説!
2026年1月1日施行の「増値税法」概要と施行に伴う影響についても取り挙げます。