早稲田大学で久々に講義する

4月14日(月)に早稲田大学で久々に講義をした。1年ちょっとぶりだろうか。
今回は、早稲田大学と北京大学国家発展研究院の共同プロジェクトという事で、聴講生は全て研究院のMBAコースの中国人の方々。全員中国人という講演・講義は初めてだ(通訳が付いたので、講演言語自体は日本語)。

何を話したら興味を持ってもらえるかなとしばし考えた。皆さん社会人(主に会社経営者)の方々なので、日本企業との付き合い方(日本企業の行動原理)を話すことに。

内容としては、「日本企業の意思決定ステップ(稟議制度など)」、「業績評価」、「事業部管理と地域所管の関係」、「職務権限の設定方法」、「商社のビジネスモデル」、「終身雇用と権限移譲」等について2.5時間話した。
なぜ、日本企業は持ち株会社(投資性公司)をうまく活用できないのか。配当で受け取ればよいのに、なぜ、無理な業務委託料・コミッションの徴収をするのか等、日本企業の不思議な行動を、組織と業績評価等にも結び付けて解説した次第。

話し終えて、聴講の方々には満足いただけたようだ。また、北京大学の教授と関係ができたのも有益だった。色々な経験をすると、引き出しが増える。貴重な経験であったし、早稲田大学には感謝だ。

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