奈良二日目は石舞台古墳を見に出かける。今回の奈良・京都という夏休み計画は、大阪・名古屋講演が有った事から思いついたものだが、それも、石舞台古墳が見たいと半年ほど前から思っていたため。最近、日本の歴史書を読むことが多く、その中で蘇我氏に興味を持った。
朝起きると、まずEmailの整理。夏休みとは言え、最低限のEmail・電話対応は休むわけにはいかない。そして朝8時過ぎにホテルを出発。近鉄で橿原神宮前駅まで行き、そこからバスに乗ろうか自転車を借りようか悩んだが、できれば複数個所みたいと考えた事からタクシーを選択。これが正解。地元出身の運転手の方で地理・歴史に詳しく、両古墳・飛鳥寺の中に同行頂き解説を、またタクシーの中でもガイドをしてくれた。
高松塚古墳の展示場には壁画や石室の復元が展示されている。思ったよりはるかに小さい。そして、前から資料に「盗掘により南壁の壁画が確認できない」という状況も、レプリカを見て、こういう事かと合点がいった(盗掘時の穴が復元されているため)。何事も百聞は一見に如かず。
そして念願の石舞台古墳。何人かの関西の方から「単なる石で、面白くないですよ」と言われていたが、来てよかった。この古墳が周りの自然と一体になっており、見ていると、千何百年前に引きづり込まれるような、不思議な幻想感を抱かされる。
そして、飛鳥寺。
タクシーを利用したおかげで効率的に5ヶ所(上記の他にキトラ古墳・都塚古墳)を回れた。
近鉄奈良駅に戻ったのは11時半。何故か担々麺が食べたくなった。