何時もの17;25羽田発のJALで帰任する。家を出る前に昼食を作るが、鶏のささ身が半分使って余っているので、うどんにするかどうするか、しばし考え親子丼にした。

羽田空港に着くと、アメックスのセンチュリオンラウンジを試すことにする。前回行こうとしたら、熟年白人バックパッカー風の一団が前に座り込んでいるので、「まさか順番待ってる人たちじゃないだろうな」と思い、判断付きかねるも、すさんだ雰囲気を醸し出しているので行くのを中止した。ただ、秘書が「色々話題になってますし」というので、一度試しても損はないかもと思い、行ってみたが、残念ながらの経験となった。


ともあれ、ぎゅうぎゅう詰め。会費高めのカードの保有者だけといいながら、やたらと人が多く「詰め込まれた」感が強い。食事はJALラウンジの方がよく、雰囲気はキャセイラウンジの方がよい。酒・食事をサーブする担当者たちは愛想なく、「食べさせて(飲ませて)もらっている」という印象を受ける。笑顔一つで印象はずいぶん変わるだろうに。こんなくつろげない経験だったが、すし詰めのカウンターに座らざるを得なかった結果、仕事がはかどったのが収穫か。

JAL便は若干遅れて出発。機内映画で「フロントライン」をしばし眺めてみたが、ダイアモンドプリンセス号を舞台にした映画なので、コロナ期の生々しい思い出(自分自身隔離4回、ロックダウン1回)や、当時の報道に対する憤りがよみがえってきて、とても穏やかな気持ちで見られない。移動中に神経高ぶらせる必要は無かろうと、30分程度で鑑賞を止めた。

機内食は8月に食べ損ねた鰻が食べられた。鰻は特別好きではないと言いながら、機内食で出てくるとやはり特別感があり嬉しい。イチローズモルトと赤ワインを飲んで、あとはひたすら寝る。休養が取れたおかげで疲労も少なく、心地よい移動であった。
