上海に戻り刺身にうなる

昨日は、蘇州から上海に移動すればよいだけの1日であった。
毎週土曜日の仕事となっているNNA原稿の執筆は、昨今、矢継ぎ早に外貨管理通達が出されているので、先週、3回分書き溜めてある。
外貨管理の変更は、企業にとっては対応に面倒であるが、原稿を書く側にとっては、ネタがある事は有りがたい(幸い、今回出されている通知は、規制緩和の方が多い)。

10時半にホテルをチェックアウトし、蘇州駅到着は11時。
20分ほど並んで12時半虹橋行きのチケットが買えた(上海駅着なら12時のチケットが買えた)。
上海駅到着は13時。
中国も便利になったものだ。
最近、中国居住を開始した方々は、まだ不便だと不平を言うが、それは、日本と比べての話。
僕が最初に中国に来た1985年は、外国人料金(1.5倍くらいだったかな)を払えば、並ばずにチケットが買えるが、中国人と同じ窓口に並ぶと、1日並んでも買える保証がなかった。
日本と比べて不便、という不平が出るのは、世界的に見れば、十分便利で恵まれているという事。
この事に、まず感謝すべきと、昔の中国、更には、他の国々を知っていると思ってしまう。
そんな発言をすると、若手から嫌われそうだが(僕も若手の頃は、そんな事を言われるのは嫌だった)、事実は事実。


上海に到着すると、少し休んで魚蔵に。
忙しい一週間を乗り切ったので、ちょっと良いものを食べようと思ったため。
うに、まぐろ赤身、ズアイ蟹、ヒラメの刺身、エビのてんぷらなどを食べ、春鹿(日本酒)を飲む。
前夜飲んだ、プレミア焼酎「百年の孤独」がメニューにあったが、1,600元程度(1,900元の正価が特価で1,600元弱という表示)であった。
お祝いの日でないと、ちょっとつらい価格。
因みに、インターネットで探してみると、日本では7~8千円程度で買える様なので、日本で数本購入しようと思う。
あれは、プレミアウィスキーに負けない味なので、この価格なら惜しくない。

僕は、油っぽい刺身がだめなので、ハマチ、カンパチ類は食べられない。
マグロも、大トロはだめ。
中トロでも重い。
マグロが食べたい時は、赤身と中トロの間くらいのところを切って下さい、とお願いするのだが(親しくなってから言わないと、うっとおしい客だと思われる)、魚蔵の赤身は、ちょうどそんな感じで絶妙だ。
食事に満足し、早めに帰って、20年ぶりくらいに横溝正史を読む。
おかげで悪夢にうなされる。

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