2泊の上海出張

11月6日から、2泊で上海出張。保税区域が絡んだオペレーションのご相談があるのと、宴席2件。
商流(ビジネスモデル)の組立も、保税が絡むと、人民元 or 外貨という決済の問題。税関管理の問題。税務の問題が絡むので、通常に比べて格段に複雑になる。これを苦手とする専門家が多いのだが、これは、僕の得意分野の一つ。

空港のラウンジでは控えめに。最近、ラウンジでは、ワンタンメンをよく食べる。

飛行機は順調。輸入博覧会の真っただ中なので、ディレイを心配したが、30分程度の遅れだけ。
そして、入国審査、街中への移動もスムーズで、ロスタイムが無かったのは有難かった。

因みに、JETROのHPには、「CIIE(中国国際輸入博覧会)の企業エリアに日本から出展したのは約450社・団体、出展面積は約2万平方メートルだった。日本は全体(3,600社・団体)の1割強を占め、172カ国・地域の中で最大規模となった」との記載。
僕が20代の頃は、中国と言えば輸出交易会。日本はバイヤー側という位置付けであったが、2000年頃(僕がコンサルティングを始めた頃)は、中国でのモノづくりの関係から、逆見本市(調達したい部材の展示)が話題になった。そして、今回の様な輸入博覧会(日本は売り手側)。時代の流れを感じる。

ディケンズバーと週末の家飯

11月2日(金)は、香港で、クライアント様向け定例ビジネス講習会。前の週の上海、3日前の広州と同じ内容。
4か所で同じ内容を話すというのは、内容が同じなので楽という部分と、だんだん飽きて話すのが辛くなるという部分の両方がある。ただ、2012年から始めて、定着した行事(隔月で4か所開催)になっているので、しっかりと良い内容の講義をしたい。
これは、反日騒動の混乱の折、クライアント様のご要望を聞いて始めた企画で、最初は、自社の会議室(6人キャパ程度)から始め、徐々に聴講者様の数が増え、今では、毎回100~150名様の参加(合計)を頂いている。
やはり、「聞いて良かった。役に立った」と思って頂いてこそ、また聴講頂けるので、毎回全力投球で行きたい。

そんな訳で、話し終わると、エクセルシオールホテルのディケンズバーで、クラフトビール。ここは、香港地ビールが数種類有るし、料理も美味しいので重宝している。

そして翌日は、家で食事。前日(講習会の日)を除くと、一週間一人の食事が続いていたので、メンタル的に弱っていたが、前日は、友人との食事で、本当によく笑った。おかげで、すっかりメンタル回復だ。
マカロニサラダを作り、クレジットカード会社から誕生祝にもらった赤ワインを楽しむ。

そして、この日も雲丹。そして、肉だ。

スーパーの雲丹

先週の事。
2日間の広東省工業区巡り&講演会で疲労困憊し、その後数日間はぐったり。まあ、ここ暫く、毎日の様にジムでトレーニングをした疲れもあるのかもしれないが、何れにしても、体力の衰えは情けない。まあ、年齢だから仕方がないと割り切り、その後数日は、家で食事。

スーパーで雲丹を買うと、HK$200-250程度。外食すると、平気でHK$1,000-2,000使ってしまうのに、スーパーで、HK$50程度の刺身の中にHK$200の雲丹が紛れていると、これは高いと腰が引けてしまう。面白いものだ。
そんな感じで、香港赴任以来10数年買わずに来たが、数年前に、一度買ったら病みつきになった。

1回の食事では食べ終わらないので、夜に酒のつまみにすると、次の日の昼は、こんな感じの雲丹ご飯にできる。
こんな感じのおとなしい生活を送りながら、体力の回復を待つ数日間であった。

広東省開発区廻り

10月29日は、香港から深圳に移動し、深圳の開設区で打ち合わせ。その後、広州へ移動。翌日は、朝一番で恵州に出かけ、打ち合わせ後、広州に戻り講演会。その後、夜の電車で香港に。
そんなスケジュールだったので、夕食が食べられたのは、両日、夜9時半以降で、空腹と疲労を抱えながらの夜移動であった。
10年前までは、当たり前の日常だったのだが、だんだん身体に堪える様になってくる。軟になったな自分の身体。
そんな気持ちでいっぱいだ。

それはさておき、29日の夜に、広州・天河区にある「来々軒」で食事をする。

特段、特徴がある店ではないのだが、不思議とたまに行きたくなる。何がポイントかなと不思議に思っているが、新橋のガード下で食べている様な郷愁だろうか。
この日の客(僕と同時にいた客)は、日本人は僕だけ。面白いのは、黒人の若者が一人。彼は、日本から中国に移ったのか、片言の中国語と日本語を織り交ぜて、店員さん(これまた片言の日本語)と会話している。
微笑ましいなあと思い、若い頃を思い出して眺めていた。
色々な文化を受け入れて、交流していくことは大切だよね。

虹橋空港のチャーシュー麺

10月25日に上海から香港に移動。
24日のビジネス講習会も順調に終わり、聴講の方からも満足いけたので、心安らかに移動だ。まあ、香港に到着すると、すぐに、日本から出張のクライアント様と面談・会食があるのだが。

飛行機を待ちながらチャーシュー麺。
虹橋空港のラウンジは美味しくないので、基本は、レストランで食事しながら飛行機を待つ。
何時もは、ゆったり座れるので、イタリアンの店で食事をするが、その日は、中華麺の気分であった。ちと、ゆで時間が長すぎの感があるが、チャーシューは美味しかった。

香港から上海へ

10月20日に上海に移動。24日に定例のビジネス講習会があるため、そのための移動でもある。ラウンジで、ワンタン麺を食べる。香港のキャセイラウンジのヌードルバーは、担々麺が有名だが、ワンタン麺もなかなか良い。

今回のビジネス講習会のテーマは、個人所得税法改定、2018年に施行された課税軽減政策、移転に関わる手続・税制、増値税輸出還付に影響を与える商流。個人所得税に付いては、1部の内容(基礎控除引上げと税率変更)は、10月1日から既に実施されているが、正式施行は2019年1月1日から。注目されている国外所得源泉課税に対する方針は、実施細則の公布を待たれる状況であったが、意見徴収稿(実施条例と特別付加控除暫定弁法の意見徴収)が公布され、10月20日~11月4日の意見徴収が実施されている。
国外源泉所得に対する扱いに付いては、外国人にも配慮した内容となっており、(最終決定ではないが)意見徴収稿を見る限りにおいては、一安心というところか。

交易会期間中に広州に

10月18日に広州1泊出張に出かけたが、交易期間中という事でホテル価格は3倍だ。

数年前まで、交易会期間中だと、数日前でも直通車のチケットが取れない状況で警戒したが、電車もホテルもガラガラだ。ホテルの高さが敬遠されて、他の日にちに出張者が流れたのだろうか。
広州交易会と言えば、僕が初めて参加したのは1990年の春。
当時は、交易の場が限定されていたので、春と秋の交易会は、世界中からバイヤーが集まる一大イベント。街は異様な雰囲気で盛り上がり、ホテルは当然タイトなので、丸紅広州事務所が一括して押さえて、丸紅の人間は、2人部屋が原則。見ず知らずの人間と無理やり相部屋にさせられたものだ。
ただ、世界の注目・関心も、中国から買うというよりは「中国に売る」方に移り(広州交易会も、2007年から輸出商談会から、輸出入商談会に変更されてはいるが)、また、随時、商談ができる時代。且つ、インターネットのプラットフォームの発達を考えれば、交易会に頼るニーズも弱くなろうか。

一方、ITの発達が目覚ましい深圳は、あまりに出張者が多く、企業も面談を受けてくれない(会社によっては、有償で面談を受け入れる)状況であり、こういう状況であれば、マッチングニーズの交易会が重要となろう。

そんなことを考え、また、「そろそろ交易会期間中のホテル価格3倍は何とかしてほしいな」と考えながら、珠江新城の街を歩く。

深夜に香港の中華料理

ある香港滞在日。久々にとことん飲んだ挙句、仕事が終わりたてのBar SEEDの宮野さんを強引に誘い(申し訳ない)、橋底辣蟹で夜食を食べる。

ここの名物のガーリックをまぶした蟹。これが美味い。

そして、中華料理を食べる時に、僕が必ず食べたがる、滑蛋虾仁。これは、卵の炒め方が絶妙だ。

そして、口水鶏。もう少し辛い方がよかったが、美味しい。
若い頃に比べれば、早めに切り上げる様になっているが、夜何時までも店が開いていて、タクシーですぐ帰宅できるので、香港は、その気になると、夜更かししがちになる。これは良くない。
という事で、翌日、翌々日は、休肝日で自炊。

香港にてもつ鍋で送別会

香港駐在の友人が、帰任が決まったという事で、送別会。
同氏が福岡の人間であるため、もつ鍋を食べようと、「吉」での会食となった。最近、福岡に縁がある。

取り合えず、前にも書いたが、マカロニサラダか、スパゲティサラダが有ったら、頼まなくてはいられない性格なので、スパゲティサラダ。吉に来ると、ほぼ確実に、これと赤いウィンナー炒めを頼むが、今回はウィンナーは我慢。

そして、もつ鍋。僕は日本酒、同氏は焼酎。

同氏とは、広東省の現地法人の移転、組織再編などをきっかけに知り合った。昨今、広東省(特に、深圳)の躍進がすさまじく、日系企業は、付加価値の引き上げを求められる(納税額もしかり)、立ち退きを余儀なくされるなど、苦しい状況になっている。日本にいると十分理解できないようだが(報道されていない)、中国企業の成長とともに、日本企業のステイタスが徐々に低下し、存在感が薄れてきている事に、現場にいると強い危惧を覚える。
手遅れになる前に、現実を直視し、いま一度、日本企業の躍進を期待したい。自分は側面サポートしかできないが。

日本の中華料理

日本滞在中は、何故か中華料理が食べたくなる。
これは、決して、中華料理は日本の方が美味しいと思っている訳ではなく(中華料理は、やはり中国で食べた方が美味い)、若干、天邪鬼的な性格のゆえんであろうか。中国にいると日本料理が食べたくなり、日本にいると中華料理が食べたくなる。ついでに、ベトナムで洋食を食べる・・・
という訳で、神田藪蕎麦の後に行った中華料理屋の麻婆豆腐。

講演会の前に食べた、五目焼きそば。

どの程度、本格的か(中国本土で食べるのと味が同じか)という観点をさておけば、やはり美味い。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ