9月29日の事。僕の弟子を自任してくれている春田さん、そして春田さんの弟子の大井さんが、ちょっと遅めの誕生祝をしてくれた。場所は真木乃(上海)。真木乃が春田さんの一番のお気に入りという事で場所が決まった。しかし、今年の9月は誕生日、開業記念を色々な方から祝ってもらい、シャンパン、ワインを浴びるほど飲んだ。性格的に、自分のお祝いに人を巻き込むのが苦手(申し訳ないなと思う)なので、今年は特別な年であった。ただ、お祝いをしてくれた皆様の心遣いに感謝。本当に有り難うございます。
しかし、これで起業8周年。年齢も53才だ。
月日の経つのは早いもの。
以前、独立して変わった事は有りますか(丸紅社員だった時と何が違いますか)?とある方から質問され、「顧問先・契約が取りやすくなりましたね」と回答したら、意外な顔をされた事が有る。大企業の看板が無くなった苦しさという回答を期待していたのだろうか。
ただ、契約が取りやすくなったというのは本当で、丸紅資本のコンサルティング会社時代に200社だった顧問先が300社になり、総合商社や財閥系の契約が格段に増えた。これはやはり、特定企業の色がなくなった事の効果だろうか。
前の職場とも良い関係が続いており、その上で、その他の企業との関係も深まった。独立時に描いていたよりはるかに幸せな8年間の推移であったが、これも一重に皆様のご支援の賜物。改めて感謝の意を表したい。本当に有り難うございます。心より感謝申し上げます。
ここ数日
一週間程度ブログが途絶えていたが、特筆すべき事が無かったから、という理由。いたって平和な数日間。また、特に写真も撮っていなかったので、文章だけのブログを書くのもな、と思ったのがもう一つの理由(結局、写真が無いのだが・・・)。
その間、「中国増値税の制度と実務」の改定作業を完成。営改増の追加修正点を網羅し、文字数も3割程度増加した。これから編集作業に入るので、おそらく12月早々の出版となろうか。
というのが、取りあえず報告事項という感じか・・・
あと、数日前、仕事中にふと思った事。
大学時代に、合気道の先輩から、「乱取り中、どうしてよいか分からない時は、ともかく動け。押しても引いても回っても良い」と言われた事をふと思い出した。これは仕事も同じ事だなと思った。成績を延ばさなければいけない時、今後の道筋を付けたい時、明確なアイデアがあればよいが、それが無い時は、まず動いてみる事だ。人と会って話すのも良い。何かイベントを打ってみるのも良い。問題が有れば動きながら軌道修正すれば良い話で、ともあれ動かなければ何も始まらない。これはすべてに共通するな、と思った次第。
外貨管理マニュアルの反響
先日ブログで紹介した「中国外貨管理マニュアルQ&A(2016年改訂版)」は、Amazonでの販売を開始したため(書店販売はもう少しだけお待ち下さい)、昨日、メルマガ登録頂いている方にお知らせを打たせて頂いた。昨日だけでもお申し込みが殺到、というとちょっと大げさかもしれないが、かなりの反響を頂き、現在、発行元のチェイス(子会社)の社員が嬉しい悲鳴を上げているところ。誠にありがとうございます。
反響に気をよくして(気分が盛り上がってきたので)、やっかいな部分で中断していた「中国増値税の制度と実務」の改定作業を昨日より再開。かなりはかどり、年内の出版目途がほぼ立った(おそらく12月初旬)。良い事は連鎖する。
この外貨管理マニュアルは原版が2012年、第一次改訂版が2013年に出ているが、出版元が改定に乗り気でないため、その後の法律変更をカバーできずにいた。改定のご要望を多数いただいていたため、期限である今月に出版契約を打ち切って、自社での出版を決断した。その経緯も有り、この反響は個人的には「しめしめ」といったところ。子会社に編集・製本機能を持たせ、図書コードを取り、日本・香港・中国の図書流通に流せる仕組みを作っておいたのが役に立った。ある程度心配症な方が先の備えができるということか。
尚、蛇足ながら、原作のデータなどが出版サイトに残っている場合がありますので、2016年改訂版と指定してご購入下さい。出版元は株式会社チェイスチャイナです。
必死の思いで連載原稿を書き上げ日本酒を飲む
社員旅行2日目(とは言っても別行動なので、何のイベントもなく、ただ金沢にいるだけ)。昨夜の酒が残っているが、NNAの連載原稿が締め切りなので、これを書かないと何もできない。当初想定していたテーマが、既筆であったことに気づき、テーマを探すのに1時間、そして書き上げるのに3時間。何時もはテーマが決まれば1時間で書けるのだが、二日酔いの中の執筆は苦行であった。結果として、加工貿易における保税品管理規定と罰則について書く。書き終わったのは夕刻で、そのまま散歩をして偶然発見した店で夕食。幸せな時間の開始だ。
幸せな旅行だった。8年間自分がやってきた事が間違っていなかったと確認できた気がする。
丸紅時代にコンサルティング会社を作ってもらい、社長になった時は、部下との向き合い方や事業展開に付いて試行錯誤の連続だった。上手くできた事もあり、できなかった事もある。8年前にリセットを余儀なくされたが、有り難い事に、この点に付いて真摯に考える機会を持てた。
経営者は不安と孤独の中にある。ただ、この不安と恐怖が必死の努力につながり会社を支える。不安の中に身を置くのが会社規模を問わず経営者の宿命だ。そして、それは自分の中にとどめ、社員と前向きに向き合う。社員の意見をくみ取り、皆なが前に進む気持ちを持てる環境を作る事が重要。これが僕の出した結論。
まだまだ努力中であるが、10年前よりは上手くできるようになっている。そして、まだ目標は先にある。
金沢にて社員旅行
ベトナム講演会の翌日は金沢にて社員旅行。毎年書いているが、当社の社員旅行は全員別行動で1回食事を共にするだけにて、他の社員は1~2日前に入っていたが(中秋節休みを有効利用しての移動)、僕は会食直前に到着。とは言え、まずは金沢駅で海鮮と日本酒。
店内を見渡しただけで、加賀鳶、梵、満寿泉、黒龍等々の北陸の酒がずらりと並んでおり、それだけで幸せになる。ほどほどに食べて一旦ホテルチェックイン。そして会場に。今回の参加は約20人。取りあえず入社1年間は対象外(2年目より参加)、赤字の店は個別検討というルールが一応ある。人数が多いので、刺身は控えめにしたが、日本酒はかなり飲んだ。
そして、サプライズで誕生日を祝ってもらう。社員に気を遣わせるのは心苦しいので、毎年誕生日は旅先にいる。思えば社員に誕生日を祝ってもらうのは初めてではないか(この日は誕生日ではなく、アバウト誕生日だが)。
久々ブログ登場の(亀一改め)日本所長の杉山君も楽しそうである。僕の誕生日を楽しんでいる訳ではないのだが・・・
日本でベトナム講演会
9月15日はベトナム講演会であった。場所は開港記念館。レトロな雰囲気が本当に良い。
当社のベトナム事業は、じっくりと段階的に展開している。開業1年間(2015年9月1日~2016年8月末)は、講演会や情報の告知も完全に中国関係の顧問先企業様に限定して配布。そして、1年経過してメルマガ会員の方を告知先に追加した。この方々も基本的には、中国関連のご相談を受けた企業様。本格的な外部(中国関係のクライアント様以外)への展開は、更に1年以上後で良いかなと考えている。
あくまでも、当社は中国事業が中心であり、ベトナム事業はその補完機能。つまり、ビジネス展開している企業様のプラスワンのための対応(日本、中国、香港+ASEANという形の包括サポート)を目的としているので、じっくりと基盤を作っていけばよいと考えている。
そんな感じではあるが、講演会を開けばベトナム関係の顧問契約が着実に取れているので有り難い限りであり、順調な滑り出しと言っても良かろうか。
11月1日は上海でベトナム講演を開催します。中国からの再投資等、中国側の投融資制度も踏まえて。告知は追って・・・
日本出張・蒲田で刺身を食べる
今月の日本出張は9月13日~19日の6泊7日。定例のクライアント様向け講習会、ベトナムセミナーがあり、そして社員旅行で金沢に行くという事で、短いながら盛りだくさん。13日は羽田に到着すると蒲田に直行。現地役員の安藤さんが蒲田に宿泊しているためだが、今回の移動で、羽田と蒲田がこれほど近いと初めて知った。飛行機が羽田空港に到着したのが16:50で、17:15には蒲田に到着していた。
会食は魚浜という店で、インターネットで調べたのだが、安くて美味く正解だった。20時前に出てほしいという事だったが、17:30から会食を開始したので時間は十分。因みに、予約なしの訪問者は全て満席と断られていた。
日本酒を3合づつ飲んで満足。それで二人合わせて15,000円というのは非常にお得感有り。
食後、僕はすぐに実家に帰ったが、親がカレーを作っていたので食べてしまい反省。過食だ。安藤さんは、久々の日本で、一人で飲み明かしてしまったと、これまた反省していた。
日経新聞コラム(やる気を引き出す組織とは)
日本経済新聞の月一コラムは今日掲載です。
自分の経験を踏まえて、中国人の部下のモチベーションを引き出す組織と地位について書いてみました。自分が独立してよかったのは、信頼する部下を子会社の社長にでき、出資者にもできるという事。この仕組みが無ければ、8年間に8つの組織を作り運営する事はできなかったと思います。この点を、自分の経験を踏まえて書いています。
因みに、今回は、掲載直後よりアジアコーナーアクセス数1位になっており嬉しい限りです(いつもは、午後・夕方など時間がかかるのですが・・・)
日本経済新聞アジア版・ビジネスの流儀はこちらより
中国外貨管理マニュアルQ&A完成!
中国外貨管理マニュアルQ&A完成しました。書店、Amazonなどに並ぶのは、もうちょっと(1~2週間?)かかるかと思いますが、チェイスのHPからなら今でも購入可能です
詳細はこちらをご覧ください
深圳のある日本料理屋で
9月5日の深圳講演会の後は、深圳のとある日本料理屋でクライアントの方と会食。そこでの話。
まず二人で日本酒4合瓶を飲み終わり追加する時、「更に4合というのは多いな」と考え1合売りにしようと思ったが、妙な事に気づいた。同じ酒が1合だと55元、4合瓶だと360元だ。計算が合わない(1合売りの方がはるかに安くなる)。
取りあえず飲んでみると、水っぽくて飲めたものではない。「この価格設定は、1合売りは本物ではないぞという意思表示でしょうな」と話し合って、結果、4合瓶をもう一本頼む事にした。
さすがに上海や広州で、こんな露骨な事はやらないと思うのだが(深圳でも行きつけの店でこういう事はないのだが)・・・
結果、その1合酒は若干口を付けただけで終わらせたが、翌朝かすかに頭痛がして、頭痛薬のお世話になる事に。クライアントの方は1合飲みほした結果、夜まで頭痛に悩まされたとか。