上海へ移動

6月20日に日本から上海移動。充実した日本出張であった。
いつもは、香港・日本便のみビジネスにアップグレードするのだが(香港⇒日本⇒上海⇒香港の三角移動をすると、1回分アップグレードが可能なマイルがたまるため)、今回は初めて日本⇒上海便もアップグレード。快適だったのは良いけれど、2時間半の移動というのは、ちともったいない様な気もする。特に、昼の移動で酒も飲めなかったし・・・
機内食

時代の変化に付いていかねば

6月17日の講演会の後は蝶理の井上中国総代表と、18日は香港時代の知人と、という様な感じで日本酒を飲みながら、色々な事を語った数日間であった。その際に感じた事だが、中国の位置づけや日本企業の活動内容は、過去10~20年で大きく変わっている。
日本企業のそもそもの進出は生産型企業(特に、輸出形態)、それが、自動車をはじめとする国内販売形態に移り変わり、2000年代中盤には販売会社がトレンドとなった。
最近では、中国での上場、インターネット、ゲーム、医療などのご相談がかなり多い。これが中国の投資環境の変化であり、その変化は極めて大きい。中国関係のご相談を受けていると、過去と比べて難易度も格段に上がってきている(というか、複雑になってきている)のを感じる。どれだけ経験を踏んでも、勉強と情報のアップデートが必要であるし、その気持を忘れたら自分のポジションを維持できない。この点、これから先も好奇心も保ちつつ、謙虚な姿勢で学べるかがどうかが、自分自身の課題かと思う。
また、人々の話を聞いていると、また、報道を見ていると、この様な時代の変化に付いて行っておらず、いまだに中国=組み立て加工場という数十年前の意識のままの論調も見受けられる。変化の激しい中国(ASEAN等でも同じだが)では、時代の変化に付いていくのは難しい。ただ、それができないと、判断を誤る危険が有る。これは、いつも肝に銘じておかないといけない事だ。

話変わって、これは秋田料理。なまはげが怖い。
なまはげなまはげビール鶏かわおにぎり
こちらは殆ど写真を撮らなかったが、青森料理。僕の好きな田酒があるのが嬉しかった。何の魚か忘れてしまったが、粕漬の様な料理と、納豆と筋子ごはん。納豆筋子の色がきれいだ。
魚の粕漬 - コピー納豆筋子 - コピー

因みに、井上総代表との会話の中で、少年よ大志を抱けというクラーク博士の言葉は、Boys be ambitious like this old manという風につながっている、という話を伺った。いい言葉だ。そういう気持ちを持ち続けたい。

刺身と日本酒で英気を養い6時間の講演に

スタジアム<
6月17日(金)は10~17時と長丁場の講演会。一人で6時間話すので、体調には万全を期さなくてはならない。
慣れとは有り難いもので、講演会やTVで緊張する事はまずない。講演会は年間約60回開催し続けているので日常生活の一部という感が有る。TVも初出演(2002年)が生放送(高難易度から開始)。これを何回かこなしたら緊張する事はなくなった。
ただ、そんな僕が、午前の講演会は緊張する。講演会自体に緊張するのではなく、若干睡眠障害気味であるため、午前の講演会の前日は「眠れなかったらどうしよう」と不安になり、それがプレッシャーになって、結果一睡もできない事がままあるのだ。徹夜状態で6時間の講演会をこなしたことが3回あるが、あれは辛かった。ただ、今回は、前夜実家で日本酒(羽根屋)を飲み、あっさり眠りに付いた。9時間ほど眠ったので体調は万全。朝から早く話したくてしかたがないくらいであった。

関内駅到着は朝9時前。横浜スタジアムを越えて横浜情報文化センターに向かう。僕が初めて横浜に引っ越してきた時は、まだ(横浜スタジアムは無く)平和球場だった。ここで、年に一回(かな)米軍関係者がお祭りを開いており。小学校の頃、そこではじめてレモネードを飲んだ。「ヘンリー君とアバラ―に出てくるのはこの飲み物か!」と興奮したのが懐かしい。
コーヒーを飲みながらタマゴサンド
小学校2年生の終わりに横浜に引っ越した。名古屋からであったので、慣れるかどうか不安だったが、一瞬でこの環境が気に入った。今でも、横浜を歩いていると幸せな気分になる。そんな気分に浸りながら、会場の近くの店(コンビニの発展形の様な店)でコーヒーを飲みレジュメに目を通す。
講演は、貿易管理、外貨管理、税制、国際税務と一通りを解説した。長丁場の講演は、講師よりも聴講者の方の方が大変な面もある。熱心にご聴講頂いた皆様に、心より感謝致します。

ちなみに、これが前日実家での食事。日本到着以降、忙しく動き回っていたので疲れ気味。刺身、日本酒を楽しんでいたら、2時間後には意識を無くしていた。
家飯 - コピー刺身 - コピーいくら - コピー

横浜の講演会は情報文化センターで

6月14日(火)は2時間の定例講習会、17日(金)は6時間(昼休み含めて7時間)の講演会であった。場所は同じ横浜情報文化センター。日本での講演会場に付いては、過去数年試行錯誤したけれど、4月にこの会場を使用した結果、使い勝手が良かったので、自社主催の講演は原則ここで開催しようと決めた。
みなといらい駅(みなとみらい線)の真上で、講演会場に直接エレベーターで上がってこられるという立地がよい。また、古い建造物に新しい建物を加えた、如何にも横浜風(上海風でもある)の雰囲気も良い。ちなみに、地下一階にはさくら水産があり、500円のお手頃ランチを提供している。6月17日(金)の昼食はここで杉山君と一緒だったが、彼は前日「ここの良いところは、机の上にゆで卵がたくさん置かれていて取り放題なんですよ!」と熱く語っていた。当日、食事をあらかた食べ終えたあと嬉しそうに卵を割ったら、実は生卵だったので、ぎゃふんという顔をしながら醤油をかけて食べていたのが印象的だった。最近、健康に気を遣い出したため、その状況でもご飯をおかわりしなかったのは感心だ。
情報文化センター内部
これは窓からの景色。
外の眺め外の眺め2
地下にはさくら水産。1階にはアルテリーベという有名なレストランと他の洋食(名前を忘れた)。そして2階にはカフェと食事場所が多いのも便利。14日(火)は、2階のカフェで昼食を取りながらレジュメを読む。ランチは1,000円(コーヒーは別料金だが、サラダ・スープ付きの価格)。この写真をウィチャットにアップしたら、中国在住の友人達より「60元か!日本は安い」という反応が返ってきた。中国の人達が、口々に「日本は安い」という。時代は変わってきたものだ。初駐在の1989年を考えると、その変化に驚くばかり。
中sh区

日本出張

6月11日に香港から日本に移動。今回は、一週間(5営業日)で、講演会2回(2時間&6時間)と面談8件。まあ、普通のスケジュールというところか。最近、疲れがたまっているため、ぐったりとしたながら移動。機内食が美味しかったのが救いであった。洋食と日本酒。そして、最後の1杯は、シャンパンにオレンジジュールを混ぜてもらいミモザにした。そんな感じで羽田到着。
機内食ミモザ羽田空港

日本での無料講演会のお知らせ(東京・横浜・金沢・大阪・名古屋)

無料講演会のお知らせです。会計ソフト業界大手ピー・シー・エー株式会社(東証一部、以下PCA)が全国12都市にて開催する「PCAソリューションカンファレンス」にメインスピーカーとして登壇します。僕の講演は、東京・横浜・金沢・大阪・名古屋の5ヶ所。「中国事業の注意点と不正・税務リスクの防止/中国流通税改革の概要」について講演します。
ご希望の方は、以下参照の上、お申込み下さい。

■ プログラム(僕の担当分)
『中国事業の注意点と不正・税務リスクの防止/中国流通税改革の概要』
講師:Mizuno Consultancy Holdings Limited. 代表 水野真澄
1.中国事業の注意点と不正・税務リスクの防止
1)中国出張とPE認定の関係(PE認定が行われる理由とその影響)
2)中国企業からのサービスフィー、ロイヤルティ徴収方法
3)中国子会社からの管理費徴収と移転価格リスク
4)中国の税務調査の傾向と対応
5)中国でおきた不正事例と防止のための対処法(バックリベート、架空計上、経費不正支出など)
6)外資企業の役職(董事・総経理・法定代表人)の権限と権限移譲の注意点。

2.中国流通税改革の概要
1)中国の流通税
2)営改増(営業税廃止と増値税転換)の経緯
3)流通税改革の実務上の注意点
4)中国からの業務委託料、ロイヤルティ等の回収と源泉徴収に際しての注意点

■ セミナー情報
【東京会場】
日程:2016年7月12日(火)
場所:秋葉原コンベンションホール(セミナー会場B)
URL:http://www.akibahall.jp/data/access.html
水野登壇セミナー時間:13:00~14:30(受付開始はセミナー15分前)
※10:20~18:00の間にその他のセミナー、11:00~18:00に展示会も開催されています。

【横浜会場】
日程:2016年7月13日(水)
場所:みなとみらいクイーンズフォーラム(セミナー会場 会議室E)
URL:http://www.qsy-tqc.jp/office/
水野登壇セミナー時間:16:00~17:20(受付開始はセミナー15分前)

【金沢会場】
日程:2016年7月15日(金)
場所:ANAクランウンホテル金沢(セミナー会場A)
URL:http://www.anacrowneplaza-kanazawa.jp/access/train.html
水野登壇セミナー時間:14:30~15:50(受付開始はセミナー15分前)

【大阪会場】
日程:2016年8月2日(火)
場所:梅田スカイビル(セミナー会場B)
URL:http://www.skybldg.co.jp/access/walk.html
水野登壇セミナー時間:12:50~14:10(受付開始はセミナー15分前)

【名古屋会場】
日程:2016年8月3日(水)
場所:ヒルトン名古屋(セミナー会場A)
URL:http://www.hiltonnagoya.com/access
水野登壇セミナー時間:11:20~12:40(受付開始はセミナー15分前)

■費用
無料(全会場)

■お申込み
Emailにて下記事項を、seminar@mizuno-ch.com  まで、お申し込みください。
お申込み確認後、主催者より受講証をご連絡いたします。
※ご参加いただく方のお名前、E-Mailはご参加者全員分をご記入ください。

【会社名】(※前(株)/後(株)含め)
【部署名】
【氏 名】(ふりがな)
【郵便番号】
【住所】 
【E-mail】
【業種】
【従業員数】
【希望会場】

■お問い合わせ
ピー・シー・エー株式会社 
グローバルソリューション事業部(担当:島倉・今野)
TEL : 03-5211-2700 FAX : 03-5211-2745

バトラーにて孤独を紛らわす

6月9日は端午節で休日だった。前日(講演会の後)は気持ち良く飲んだし、本当は、家で豆腐でも食べて禁酒日にと思っていたが、人恋しさに襲われた。結果、一人でバトラーに。
バーバトラービール
予約しないとまず入れない店だが、この日は休日のためか空いていた。ここは生ハムとチーズが美味しいが、さすがに一人でチーズの盛り合わせは食べられない。座っていた場所の前で作っていたので、人が食べるものを撮影させてもらう。
チーズ生ハム
これは一人用にしてもらったチーズとハムの盛り合わせ(チーズは好きなブルーチーズだけ)。そして、オイルサーディン。
美しい。そして美味しい。
ハムサーディン
そんな感じで、かなり飲んでしまったが、精神的には救われた感有り。
苺シャンパン

香港・三笠屋で天使の海老を食べる

講演会の後は、三笠屋で宴席であった。半年ちょっと前に、大将から「次回はブログに書いて下さい!」と言われていたのであるが、ダイエットの関係もあり、かなり間が空いてしまった。やっと再訪。2名の会食ながら、酒は各々好きなものを飲む事にして、僕はビール(1杯)⇒梵(300ml)⇒八海山(300ml)と飲んだ。八海山純米吟醸は久々に飲んだが、やはり安定していて美味しい。
ビール八海山
金目、赤身。
金目三笠屋赤身
メニューに「天使の海老」というのが有ったので、これは何ですかと尋ねると、「皆さんから聞かれるのですが、ニューカレドニア(天国に一番近い島と呼ばれる)産なので、天使の海老という名前を付けたんですよ」との事。試しに頼んでみたら、これが意外に面白い食感(今まで食べた海老と少し違う様な感じ)で美味しいので、もう一度頼んでしまった。あと、何時もは赤身で十分で、中トロすら油っぽいと感じる僕だが、赤身も中トロも丁度良い油の乗り方。美味しく頂いた。
海老トリガイトロタコ
こはだ、いくらなど。
こはだいくら
甘鯛と明太子
アマダイ明太子
という事で満足した。最後に大将。カメラを向けると、自動的に見得を切るのは何時もながらだ!
三笠屋

香港での共同講演会(金杜法律事務所)

6月8日は香港で講演会(金杜法律事務所と共同講演)。場所は新しい日本人倶楽部。大会議室の内装が終わった(使用可能になった)という事で、初めて使用したのだが、以前ほど大きくないのでまさにぎゅうぎゅう詰め、補助いすを大量に使用しての対応であった。次回から、集客時にちょっと注意が必要か。ただ、非常にお洒落なビルに引っ越したので、雰囲気は良い。
日本人倶楽部会議室
金杜法律事務所の劉新宇パートナー弁護士とは、以前も書いたかもしれないが、丸紅時代の同僚(2002年より数年間一緒に仕事をした)。ただ、劉さんは将来的には中国に帰りたい。水野は一生コンサルティングの仕事をやり続けたい。という希望を持っていたので、何時かは丸紅を退職しなければいかないのではないか、という漠然とした意識を持っていた。2003年に赤坂の焼き鳥屋で、二人で酒を飲み、「自分たちの将来はどうなるんだろう」と、しんみり語り合った事が懐かしい。僕はその5年後に独立。劉さんはそれよりも早く中国最大手の法律事務所にパートナー弁護士として転職し、日本部門の最高責任者になっている。当時二人が思い描いた未来より、良い結果となっているのが嬉しいが、あの時の不安な気持が原動力の一つになっているのは確か。
最近、運営に要する手間を考慮して、極力共同講演会をやらないようにしているのであるが、若い日(といっても40才だったが)の不安を共有した仲間という意味で今回は例外。4月(広州)・6月(香港)と、2回の共同講演を実施した。
イカ丸
夜は宴席ながら、朝抜き、昼豆腐カレー(ご飯の代わりに豆腐を使用)だったので、午後5時に空腹で耐えられなくなる。オフィス近くの面粥屋で、イカボールを買って半分食べる。

上海・真木乃のカウンターで1年間を振り返り酒を飲む

先週末は、上海で真木乃に行った。途中何度か行こうと思ったのだが、当日だとなかなか予約が取れず、断念した事が数回。それを踏まえ、今回は、二日前に電話を入れて座席を確保した。一人で日本酒を楽しもうという腹である。
ともあれ、最近、ほっとしている。ここ数年円安に苦しめられてきた。為替の有利不利は取引形態によって分かれるが、当社香港は日本円が原則的な契約通貨になっているので不利に働く(中国本土の子会社は元建て、ベトナムはUS$建てが原則)。子会社は過去最高利益を出す反面、香港が少なからず期待利益喪失や為替差損を被った。必死の新規契約獲得努力が、為替の変動で、何もしなくても吸い取られてしまう悔しさは半端ではなく、覚悟を示すため、自分だけ給与カット・交際費の禁止(全部自腹)を宣言して頑張ってきた。結果として、より良い基盤が作れたし、顧問契約獲得も順調で、昨年の2倍近いペースで契約が取れている。おまけに為替も落ち着いてきた。
まさに、この1年頑張ってよかった、という気分の今日この頃だ。
鱧などイカアワビまきの鮎
通常は単品でしか料理を頼まない僕だったが、最近、セットで頼むことが多くなってきた。店によって違うかもしれないが、良い店では、それが一番おいしいものが食べられる事が分かってきたためだ。
という事で、今回もセット(一番安いセット。最初の二品くらい写真を撮り忘れているが・・・)。
鱧、イカ、鮎、鮑など、美味しい料理を堪能できた。ずっと鱧が好きではないと言い続けてきた僕が初めて鱧を美味しいと思ったが、調理方法によるものが大きいか。
すっぽんラーメン
そして、これは試作品らしいすっぽんラーメン。「割烹で出すラーメンというのを試したいのですが、試作段階で評価が分からず、まずは水野さん食べてください」という感じで出してもらったもの(10年来の付き合いなので実験台になってくださいという趣旨か!?笑)。
そんな訳で、300元台の割には高級な食材を食べさせてもらい、満足して帰宅。
まきの出入り口

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ