谷垣君学生になる

FESCOの学校があるビルの前で

かつて経験した事がない忙しさの中、全力疾走を続ける毎日。
たまにちょっと立ちくらみが・・・
やはり、20代の様なパワーはでないなぁ。

そんな状態の僕をしり目に、のんびりライフを手に入れた人間が上海にいる。
元香港の同僚谷垣君である。
41歳にして学生。
会社派遣の語学留学生である。

当然、勉強だけしていればよいという環境。
1日5時間勉強すれば、あとは寝ていてもいいという環境(ってことはないか!)。

確かに僕も20年前に経験したのであるが、人が今さらやっているのを見ると、大変うらやましい。

語学研修生は、なかなか友達もできないので、毎日同じ店(新藤亭)で、同じ面子で食事をしているという情報を入手した。
たまたま僕も、同じ時間に近くを歩いていたので、からかい半分に谷垣君にSMSをしたら、本当に同じ店で同じ面子で食事をしていた。
取りあえず合流。
好奇心で彼の学校を見学に行く。

谷垣君学校生活

何やら学校とは思えないような作りであるし、ずい分狭いスペースであるが、僕が勉強した時のTLI(台北)に比べると、ずい分奇麗だ。
恵まれているというべきだろう。

昔からのんきな人間であったが、学生になった事で、更に緊張感がない顔になっていた。

とは言え、環境適応能力がない人間だと、40代で研修に出た事で(会社に近づけずに、言葉もよくわからない中、若者と生活するので)、プチ鬱になってしまう人間も少なくないようだ。
とすれば、こののんきさは天賦の才能というべきか。

そんな谷垣君であるが、学習開始3週間にしては(実は、これは10月28日の出来事)、ずい分語学が上達していて驚いた。
40代にしては上出来だろう。
実は語学の才能があるのかもしれない。

と、取りあえずおだてておこう。

半年後の語学力の向上に期待だ。

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