ブログを更新していない間に、香港⇒広州⇒廈門⇒上海とたどり着いています。やっと体調も回復したので、極力更新するように心がけます。
さて、先々週に日本で買って読んだ本がこれ。
久々の真保裕一であり、久々のハードボイルドだったが、面白く読んだ。
ネタバレにならない範囲でコメントを書くと、メディアが恣意性を持って特定の組織・人物を攻撃する事の怖さを書いたもので、地方都市を舞台にしながらも、近未来的なイメージを持ったのは、昨今の世相からの連想か。自分自身、新聞、TV、雑誌に出て、また、インターネットの恩恵を多分に受けている。その意味では、メディアの発達には感謝すべきだが、特定の報道にインターネットが食いつき恣意性を増していく状況は、ともすれば魔女狩りに通じるものが有る。この点、考えさせるものがあったし、自分自身に対しても、引き続き律していかねばいけないなと考えた。
特に、(雑誌や新聞であれば第三者の確認が入るが)ブログやフェイスブック、ツィッターなどは、自分の更新がファイナルになって拡散する。
自分自身は、ここでは人を悪く書かない、不愉快な事(自分自身が遭遇した不愉快な出来事)は書かない、という方針を守っているが、それが一つの砦であろう。自分の意見は、新聞・雑誌等で主張していけばよいので、ブログに付いては(ちょっと平坦かなと自分自身感じる事もあるのは確かだが)このままの方針で行く事であろう。
まったく関係ないが、香港のオフィス付近のパブ。入った事はないが、ちょっと奇抜で興味が惹かれる。