若者たちと寿司を食う

縁有って知り合った若者3人と、大船で寿司を食べた。
大船で会食というのは、めったにない(今回が2回目)が、関係者が、東海道線か横須賀線を使えば帰宅できる(一番遠い方は、1.5時間かかるが)という事で、大船が選ばれた。
25日でクリスマスだが、(居酒屋風)鮨屋はガラガラで、のんびり食事ができる。

まずは、付近のキリンシティで時間調整。おなかが空いており、ここで、ソーセージを強烈に食べたくなるが我慢。

居酒屋風鮨屋なので、牛肉の炭火焼などもある。カワハギ、小肌、ウニなどを頼む。特別感動するほどではないが、まずまず美味しい。

そして寿司。
年齢も違えば(彼らは30才前後)、職業、経験も違うので、なかなか面白い話が聞けた。
また、純粋に美味しそうに寿司を食べてくれるのは、若手時代の自分を思い出して嬉しいものであった。

講演会の嵐の中にも忙中閑あり

12月の講演会は7回(東京3、香港1、広州1、上海2)だが、12月20日に全てのスケジュールを終了した。
12月31日まで仕事をするので、まだ面談やら会食やらは残っているが、18~20日の3連続講演会がともかく大変だったので、これが終わるとどっと脱力。週末は実家でぐったりしていた。
その時の光景。

うどんが食べたくなり作ってみる。出汁がうまく取れたので、これはなかなか美味かった。成功。

これは、みんな両親が作ってくれたものだが、息子を交えて4人で楽しむ。
来年1~3月の講演会が、既に9回決まっているが(東京3、横浜1、大阪1、福岡1、上海1、香港1、広州1)、年が変わると、何故か遠い先の様だ。
まずは、年末の仕事をやり切ろう。

ウィチャットペイのセキュリティは結構厳しい

先日、パスポートを変更したので、銀行口座の登録を変更したら、暫くして、銀行口座に連動させているウィチャットペイが使用できなくなった。
アリペイは依然として使用できているが、ウィチャットペイが使えないと、友人との金銭精算がはなはだしく不便だ。
やはり、この圧倒的な便利さに慣れると、無しの生活は考えられなくなる。

最初は、ウィチャットペイの実名認証時のパスポート番号と、銀行登録のパスポート番号が一致しなくなったのではと推測して、所定コーナーから新旧パスポートの写真を送って手続する。
1時間後には、変更手続き完了の連絡が来るが、依然として使用できない。
登録名と銀行口座の名称不一致という理由が表示されるので思い起こせば、ここ数年で、外国人の銀行口座登録は、アルファベットしか受理されなくなったと言われ、口座名を、漢字からアルファベットに変更したのであった。
ただ、ウィチャットペイの登録名は、自分では変更できないので、再度、所定コーナーから名称変更申請(アルファベット名に変更)を出して、(週末をはさんだので)3日で手続完了の連絡が来るも、依然として名称不一致と出る。
頭を抱えて、銀行での登記変更書類を見てみると、姓 MIZUNO 名 MASUMIと登録しているが、口座名はMASUMI MIZUNOになっているのを発見。ウィチャットペイに、名・姓の順にしてもらうべく再申請。すぐにOKが出るも、登録名が直っておらず、数日後に再申請して、やっと登録名が修正できた。ただ、銀行口座連動手続完了のためには、2ファクタ認証が必要だ。
これは、日本から中国に帰任するまでお預け。
という事で、散々苦労したのであった。セキュリティが厳しいのは良い事だが。
ウィチャットは、かなりクイックレスポンスで対応してくれるのだが、システム経由の対応になるので(不明点は電話で問い合わせ可能)、部下のサポート無しでは、手続完了できなかっただろう。

便利さにはすぐ慣れてしまい、無しではいられなくなる。しかし、トラブった時は大変だ。
これまた、昔読んだ、星新一のショートショートを思い出したのであった。

うなしゃぶというものを初めて食べる

2019年1月12日は、クライアント様に接待頂く。場所は、虹橋賓館にある「うなしゃぶ近藤」。
うなしゃぶという料理は初めてで、半信半疑であったが、なかなか美味しい料理であった。

この日は、鰻の骨、肝、白焼き、うなしゃぶ、ひつまぶしと鰻尽くし。よく食べた。
僕的には鰻の骨でゆっくり飲むのが当たりという感じだが(鰻の骨は、食べだすと箸が止められない状況であった)。

ビジネス講習会の後はスペイン料理

2019年1月13日は、上海のビジネス講習会。
中国・香港の現状、大湾区構想、会計税務のトピックス、外商投資法などを解説する。

そのトピックスの一つとして解説したのが、会社清算の迅速化。ポイントは、税務機構の統合と抹消手続の変更。会社清算は、通常、1.5年程度かかっていたのだが(債権債務の整理に6ヶ月程度を要すると想定して、それを加算したスケジュール)その中で、6ヶ月程度を占めていたのが税務登記抹消。国税・地税に分かれていたのも理由の一つだが、組織統合された。且つ、「企業税務抹消手続の一層の合理化に関する通知(税総発[2018]149号)」により、税務登記抹消手続が合理化された。結果として、特定要件を満たす企業(納税ランクA、B)は、即時抹消が可能になった。勿論、予備作業は必要であるが、それを含めても1ヶ月。この場合、6ヶ月⇒1ヶ月へと、大きく時間短縮された。本当にできるのかと、公布時には半信半疑だったが、当社が清算を代行している事例でも、華東、華南で実際に即時抹消ができている。ポイントは、事前のデータ審査に重点が置かれる様になったので、清算時に敢えて必死にチェックする形ではなくなってきた事だ。
丸紅時代を含めて、100件以上の清算実務をこなしている自分の立場から言うと、(確かに、時間もかかるし、従業員解雇、税務・税関登記の抹消などで、トラブルが起きる事例もあるのだが)中国での清算の難しさが誇張され流布している感が有り(経験がない人間が、推測で話している傾向がある)、清算は難しいから夜逃げした方が良いなどという結論に結びついたりする。但し、夜逃げをすれば、「外資の非正常撤退による中国関連利益の国際間の追及と訴訟活動の手引(商資字[2008]323号)により、有限責任会社の出資者・董事は、債務弁済責任を負わされると同時に(夜逃げをしなければ、弁済責任は無い)、国際指名手配の対象となる事が定められている。極めて危険な行為なので、絶対にやるべきではない。そんな点も解説した。

講演が終わるとスペイン料理。ずいぶん久しぶりに行く、衡山路の店だ(小紅楼)。

歴史的建造物で外観は幻想的だが、内部は比較的庶民的。料理は美味しい。特に、海老の火の通り方が絶妙で、弾力と鮮度が感じられる。

ステーキ(ミディアム)の火の通り方も、なかなか良い。定番のパエリアも食べて、ワイン一本とビールを飲んで1,300元ほど。オフィスから少々遠く、わざわざ行く感じになるので、頻繁にというのは無理だが、たまに行きたい店である。

上海での講演会で最近の情勢を語る

2019年12月11日は、地銀連合(TUBASAアライアンス)主催の講演会。
僕一人が、休憩などを含めて2.5時間話すことになったので、中国の日系企業の状況、香港の今後、決算時に慌てないための点検ポイントなどを解説した。場所は、国貿ビル。このビルでの講演も随分回数が増えてきた。


講演が終わると紋兵衛で懇親会。乾杯の発声を頼まれていたので、40分ほど滞在して歓談。その後、19時から接待が有るので、静安寺に移動。スペインレストラン、バーと回って、ホテルに着いたのは23時半。これで本来は終わる筈だったが、その日の朝に、「どうしても今日中に人生相談をしてほしい」と丸紅時代の後輩から頼まれたので、かなり疲れていたのだが、1時半まで話を聞く。なかなか過酷な1日であった。

福岡での講演会(2020年1月20日)

2020年1月20日に、福岡銀行主催で講演会を開きます。
水野コンサルタンシー、明倫法律事務所の他、化粧品・食品輸出に関する中国での登記手続の説明有り、また、アリババのプレゼンありという事で、盛りだくさんで4時間の講演会&1時間の個別相談会です。
無料ですので、ご興味のある方は是非。

詳細は、こちらをご参照下さい。

上海にて担々麺と台湾ラーメン

厦門から上海へ戻ると、全く酒を飲みたい気分ではなかったので、アピタのバリ馬に行ってみる。食べたのは季節限定担々麺。しばらく前に、昼食でふらっと寄った時は、決して美味しいとは思えなかったのだが、この時は美味しかった。出来てしばらく経って改善したためか、ランチと夜の違いか、はたまた季節限定担々麺だけが旨いのか。その点は、現時点では謎であるが、ともあれ、なかなか美味しく、また行こうと思わせる味であった。

これは、その少し前に、新世紀広場1階の居酒屋で食べた台湾ラーメン。味はまずまず(驚くほどではないが、それなりに美味しい)だが、店員さんたちが明るくて感じが良い。それを理由として、また行くであろう。

台湾ラーメンが名古屋めしというので驚く人もいるが、福州にいるときは、福建チャーハンが無いと言われて、ショックを受ける人も多かった。天津に天津飯が無いように、福建にも福建チャーハンは無い(確か、あれは、香港産だったか?)。

厦門を楽しむ

福州に1泊した後は、高速電車で厦門へ。同じ省内とはいえ2.5時間。広いものだ。福州駅では、永和大王で宫保鸡丁饭を食べるが、まったく期待していなかったので、美味しくて満足する(期待値との比較です)。特に、豆乳は良かった。

厦門では、クライアント様の忘年会に参加。設立からお手伝いしているが、極めて順調に(事業計画を上回る形で)ビジネスが伸びているとの事で、嬉しい限り。

お洒落な中華料理で、味も良い。
ワインを飲みながら、楽しく語った。その後は、日本系のスナックに行く。

ひとしきり歌って散会。
翌日の便で上海に移動。この日の厦門は、強い日差しでさわやかだ。そして、平和を絵に描いたような雰囲気だった。
いつの間にか、福州の方が大都会になってしまった感があるが、この適度な田舎感と緩やかな空気が厦門の魅力だ。

福州の一夜を楽しみ、昔を思い出す

中国、特に、地方都市の変化は早い。3年訪問してなかったら、その地域の知識は語らない方がよいというくらいの変化だ。という訳で、10年前の知識で、中国を語っている方(20年以上前の知識で語っている方は、さすがにいないでしょうが。。。)は、直ちに、現状視察に行かれることをお勧めします。驚くはずです。

今回の宿泊も、インターコンチネンタルホテル。先ずは、チェックインして、旧友と会食に向かう。

今の福州は、何のことない大都会だ。地下鉄も2号線まで開通している。若い頃の僕の滞在が、今の便利な福州だったら、メンタルも安定してただろうし、苦労も少なかっただろうなと思う。ただ、そうだったら、これほど福州が特別な場所ではなかったのは確か。苦労は、過ぎ去ってみれば、甘美な思い出になる。


今の駐在員に、「昔、福州には1軒も日本料理が無かった」と言っても、信じてもらえないだろう。それほど、日本料理はあふれている。友人に連れて行ってもらった、宝龍商城の同じフロアにも、2軒日本料理(日本料理&日本風焼き肉)が有った。焼き肉は評判がいい様で、予約を受け付けていない。順番待ちが多く、1時間以上待たなくてはいけないようなので断念した。

あと、これは、どこの地域でも思うのだが、今の中国の若者は、礼儀正しく、きびきび働く人が多い。これは、豊かになったからという要因が大きく、あとは、競争原理の導入によるものだろう。この点は、世代によって、ずいぶんタイプが異なる。文革で教育が受けられなかった世代、貧く押し合いへし合いしないと物にありつけなかった世代、そして豊かさの中で育った世代。この点、日本のメディアの解説は、的外れ、若しくは、ステレオタイプな場合が多い。

そして、三房七巷を散策。ライトアップは、ちょっと作りすぎの部分もあるが、なかなか良い観光地だ。