ビジネス講習会の後はスペイン料理

2019年1月13日は、上海のビジネス講習会。
中国・香港の現状、大湾区構想、会計税務のトピックス、外商投資法などを解説する。

そのトピックスの一つとして解説したのが、会社清算の迅速化。ポイントは、税務機構の統合と抹消手続の変更。会社清算は、通常、1.5年程度かかっていたのだが(債権債務の整理に6ヶ月程度を要すると想定して、それを加算したスケジュール)その中で、6ヶ月程度を占めていたのが税務登記抹消。国税・地税に分かれていたのも理由の一つだが、組織統合された。且つ、「企業税務抹消手続の一層の合理化に関する通知(税総発[2018]149号)」により、税務登記抹消手続が合理化された。結果として、特定要件を満たす企業(納税ランクA、B)は、即時抹消が可能になった。勿論、予備作業は必要であるが、それを含めても1ヶ月。この場合、6ヶ月⇒1ヶ月へと、大きく時間短縮された。本当にできるのかと、公布時には半信半疑だったが、当社が清算を代行している事例でも、華東、華南で実際に即時抹消ができている。ポイントは、事前のデータ審査に重点が置かれる様になったので、清算時に敢えて必死にチェックする形ではなくなってきた事だ。
丸紅時代を含めて、100件以上の清算実務をこなしている自分の立場から言うと、(確かに、時間もかかるし、従業員解雇、税務・税関登記の抹消などで、トラブルが起きる事例もあるのだが)中国での清算の難しさが誇張され流布している感が有り(経験がない人間が、推測で話している傾向がある)、清算は難しいから夜逃げした方が良いなどという結論に結びついたりする。但し、夜逃げをすれば、「外資の非正常撤退による中国関連利益の国際間の追及と訴訟活動の手引(商資字[2008]323号)により、有限責任会社の出資者・董事は、債務弁済責任を負わされると同時に(夜逃げをしなければ、弁済責任は無い)、国際指名手配の対象となる事が定められている。極めて危険な行為なので、絶対にやるべきではない。そんな点も解説した。

講演が終わるとスペイン料理。ずいぶん久しぶりに行く、衡山路の店だ(小紅楼)。

歴史的建造物で外観は幻想的だが、内部は比較的庶民的。料理は美味しい。特に、海老の火の通り方が絶妙で、弾力と鮮度が感じられる。

ステーキ(ミディアム)の火の通り方も、なかなか良い。定番のパエリアも食べて、ワイン一本とビールを飲んで1,300元ほど。オフィスから少々遠く、わざわざ行く感じになるので、頻繁にというのは無理だが、たまに行きたい店である。

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