歴史を感じる

偶然にも2名の方から、Made in Occupied Japan(占領下の日本製造)という商品の写真を見せて頂いた。これは、僕自身は(写真でも)初めて見るもの。1名はワシントン在住の方で、米国で購入したもの。もう1名の方は日本。

思えば、1952年までの7年間は、占領下の日本だった。僕は1963年生まれなので、生まれる11年前までは占領下であり、僕にとっても身近なことである筈だ。とはいえ、僕が物心ついた頃には、そんな影響は無くなっており、米国統治を意識することはなかった。関連の記憶としては、「小学4年生の時に沖縄返還が話題になったこと」、「現在の横浜スタジアムの前が平和球場で、その公園で年に1度(かな?)米軍がフェスティバルを開いていた。そこのチケットをもらって、お祭りに参加し、出し物を見て、レモネードを飲んだこと」、「高校の敷地の一部が、米軍に接収されていたため、緑が丘高校の生徒は、限られた機会(美術の時間の絵画など)だけそこに入れたので、足を踏み入れ、完全な米国風景に驚いたこと」くらいだろうか。

そして、入社後配属されたのが外国為替部輸出為替課。そこに、過去に使用していた、「沖縄向け輸出即日決済」のスタンプや、沖縄向け輸出L/C等があり見せてもらった。
こうしたことが、時間の経過とともに風化していくんだなと思うと、ちょっと複雑な気持ちになる。

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