第二の故郷福州訪問(4年ぶり)

第二の故郷と自分で言っている福州に、1泊ではあるが出張した。生まれて初めて住んだ外国は台北であるが、次の福州でのインパクトがあまりに強いので、自分自身にとって大切な場所であり、故郷の様に感じているという訳だ。本当にあの1年間は、泣いて、笑って、怒って、感謝した。そんな感じの感情に揺れた20代の僕を、福州の人たちは受け止めてくれた。本当に感謝している。

まずは、ラウンジで麺を食べる。プレーンの麺だけもらって、自分で具をのせていくスタイル。香菜をたっぷり入れた。

浦東空港は広い。空港間連結車で移動して、ゲートに付いた。クライアント様がピックアップの車を手配してくれていたので、先ずは、会社訪問し挨拶。

暑い。上海は、既に秋の気配が漂っているが、福州の日中は真夏、という感じだ(夕方になると少し涼しくなる)。

宿泊は、これもクライアント様に手配頂いたシャングリラホテル。ここは良く宿泊した。以前、五四路の温泉大飯店が有ったときは、ノスタルジーから毎回宿泊していたが、無くなってからはシャングリラ、若しくは、付近のインターコンチとなっている。



そして会食に。今、福州には数多くの日本料理店が有る。日本人の板前が調理する店も2軒あるようだ。変われば変わったものである。僕が住んでいた1990年は、日本料理屋は一軒もなかった。30数年前、苦労に耐えた福州も、今ではすっかり便利な場所になっている。時の流れを実感するな。

クライアント様の一人は、10年近く前に贈呈した、水野組Tシャツを着て参加してくれた。贈呈した時の福州から、北京、日本、再度福州という人事異動が有ったのに、Tシャツを保管してくれていたのは感動だ。

このお店は、長崎出身のご主人(若い)が、福州人の方と結婚して開いた店らしい。洒落た居酒屋(ダイニング?)という感じで、店の方向性もそんな感じらしい。クライアント様が、強烈にお勧めしている店である。

秋刀魚が旨かった。ノルウェー産だったかな?ともあれ、焼き加減が良く、非常に美味しい。これだけ立派な秋刀魚は久々に食べた(痩せた秋刀魚ばかり食べていたので・・・)。

水野組Tシャツの方がホタテ好きなため、店ではホタテを出すのが定番になっている模様。その方は、最高、一人で36個食べたことがあるようで、すごい。そして、滅多に出てこないメンチカツとか。揚げたてのものを、一人づつ紙に包んで渡してくれる。食べられたらラッキーという品との由。ジューシーさがすごい。あと10歳若ければ、ペロッと食べたであろうが、今年還暦の身としては、少しあえぐ。最後は、おつまみ5品は気が利いていた。満腹。

店の雰囲気はこんな感じ。そして、最後に、店の方(3人)も一緒に記念写真。色々人の縁を感じた一日であった。幸せな一夜。