真木乃で会食した。
何度も書いているが、出資者と料理長が袂を分かった関係で、真木乃(安順路にもとからある店)と、MAKINO(新華路にある谷口大将が開いた店)の二種類が有り、全く違う店である。僕は両方行くのだが、今回は、安順路の真木乃を訪問。
日本から戻るたびに、2本日本酒を携帯する。ここで飲むことが多いので、「持ち込み料を払うので、日本酒を持ち込ませて」と言うのだが、「要らない」と受け取って貰えない。それもあり、毎回、大谷料理長と一緒に飲む前提で、持ち込ませて頂いている。
この日は、僕が好きな写楽純米吟醸を持ち込んだ。これは美味い。頻繁に日本に帰ることになったおかげで、上海でも美味い日本酒が楽しめるのが、最大の副産物だ。
これが大谷料理長。上海猛虎会の会長らしい。阪神のリストバンドをしてこの日は調理していた。
上は、サービスしてくれた小エビのから揚げ。通常の小エビ唐揚げは嫌いで、殆ど食べないのだが、これは驚くほど旨くて、「どうやって作ってるんですか?」と聞いてしまった。中身が、柔らかく、ふっくらした上で、外の皮がサクサクで軽い。今まで食べた中では、断トツに美味い。
この日はコースではなく、単品で注文した。刺身、天ぷら、すき焼き、(写真はないが)銀鱈西京焼き。
すき焼きは、「どうもこっちはバターを使うので・・・」と、若干、不服そうに料理長が言うが、自分も同感だ。やはり、すき焼きにバターを使うと、味がくどくなる。牛脂がなければ、ラードにしたい。ただ、美味しかった。
大谷さんも、1993年からの上海なので、酒を飲むと、昔話が盛り上がる。もう、知る人も少なくなってしまった、1990年代の中国だ。思い出話をたくさん話し、楽しい会食であった。