9月5日(深圳)・6日(広州)は、経営・労務コンサルティング会社であるANAXISの開業記念講演会で応援講演を行った。背景を言うと、僕が2001年に丸紅内部でコンサルティングを開始した時、丸紅内に外部からフィーを稼ぐようなノウハウが全くなく(スキルは有るが、それを報酬に繋げるノウハウが無かったという意味)、どの様な料金・サービス体系にするかというのは手探り状態であった。その時、縁あって知り合ったStaff Management Consultancyの飯泉社長に「うちの契約書を参考にして作ればよい」と言って頂き、第一号会員にもなって頂いた。当社がメンバーシップ制を採用しているのはそういう理由。
その後、飯泉・黒崎・北尾各位がインテリジェンスに持分を譲渡して買収された形になり、更に、最近、独立して自分の会社を作ったのがANAXISという訳で、以前お世話になったお返しに、それなりの協力をしたいと考えた。それが、応援講演を引き受けた経緯。
しかし、人生というのは面白い。コンサルティングを開始した時にお世話になった方(その時は、コンサルティング業の先輩)が独立起業をして、その応援をする(分社独立起業では、ある意味僕の方が先輩になった)という事で、縁がつながっていく。その様な縁をつなぐというのは、(今回に限らず、全体的な話として言うと)信用を裏切らず、誠実な付き合いを続けていく事であろう。
誠実な付き合いというのは、裏切らない、礼儀を尽くすというのは当たり前だが、風呂敷を広げない、つまり、できない事をできると言わず、一度口に出したことは必ず守るという当たり前の事の繰り返し。それが重要だと思う。それは取引先でも、提携先でも、社内の上司部下でも全て同じ。