社員旅行2日目(とは言っても別行動なので、何のイベントもなく、ただ金沢にいるだけ)。昨夜の酒が残っているが、NNAの連載原稿が締め切りなので、これを書かないと何もできない。当初想定していたテーマが、既筆であったことに気づき、テーマを探すのに1時間、そして書き上げるのに3時間。何時もはテーマが決まれば1時間で書けるのだが、二日酔いの中の執筆は苦行であった。結果として、加工貿易における保税品管理規定と罰則について書く。書き終わったのは夕刻で、そのまま散歩をして偶然発見した店で夕食。幸せな時間の開始だ。
幸せな旅行だった。8年間自分がやってきた事が間違っていなかったと確認できた気がする。
丸紅時代にコンサルティング会社を作ってもらい、社長になった時は、部下との向き合い方や事業展開に付いて試行錯誤の連続だった。上手くできた事もあり、できなかった事もある。8年前にリセットを余儀なくされたが、有り難い事に、この点に付いて真摯に考える機会を持てた。
経営者は不安と孤独の中にある。ただ、この不安と恐怖が必死の努力につながり会社を支える。不安の中に身を置くのが会社規模を問わず経営者の宿命だ。そして、それは自分の中にとどめ、社員と前向きに向き合う。社員の意見をくみ取り、皆なが前に進む気持ちを持てる環境を作る事が重要。これが僕の出した結論。
まだまだ努力中であるが、10年前よりは上手くできるようになっている。そして、まだ目標は先にある。