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松阪での会食と松阪牛弁当

昨今、中国のオフショア取引の決済が厳格化されている。元々、オフショア取引(中国外の貨物の所有権移転取引を、中国の企業が行う取引)は、核銷制度が採用されていた頃は、保税区域外の企業は対応できず。それが、2012年8月1日の匯発[2012]38号(核銷制度廃止)により認められた。
その後、匯発[2016]7号により、船荷証券・倉荷証券などの権利証書の提示が義務付けられ(現在の外貨管理規則上、通常の貿易決済に際しては提示不要)、今年になって、匯綜発[2016]103号により、更に管理が強化された。匯綜発[2016]103号自体は、不正取引の事例などを例示し、銀行に管理強化を指示するものであるため、具体的な管理強化の内容は、銀行の運用に委ねられるが、船荷証券原本の提示が義務付けられるし、AWB・倉荷証券の提示では決済が認められない等の状況となってきている。この点は、追って、連載原稿に書く予定。

さて、話は戻って松阪。伊勢神宮参拝後は松阪に移動し会食。夕食の場所が、サラリーマン割烹と銘打たれているので、「これは色物か!」と怪しんだが、食事は大変おいしかった。また、日本酒の十四代や焼酎の森伊蔵等が、全く普通の価格(十四代が1合1千円)で提供されている良心的な店で感動ものであった。

一夜明けて、大阪経由羽田に。宿泊したビジネスホテルが、10時チェックアウトなのは計算外。伊丹空港で3時間ほど時間をつぶす事になった。それはさておき、移動前に、松阪駅のベンチで松阪牛弁当(今は、黒毛和牛弁当に改名)を食べる。車中で食べたかったが、電車が来るまで30分程時間があったので、寒さに震えながら駅のベンチで。この弁当は、約20年前に亡くなった祖母が好きだったのが印象に残っており、松阪に行ったら食べてみようと心に期していた。

初めて食べられたのは嬉しかったが、薄い牛肉が2切れ(他のおかずはほとんどなし)で1,350円は少々割高感ある。

伊勢神宮参拝と地ビール

旧正月期間中はよく働いた。今週は講演会4回(合計14時間)。面談も多く疲れ義務だが成果も多く気分は良い。その様な中の忙中閑ありという出来事。
先週土曜日(1月28日)は、元NNAの江上さんに付き合ってもらい伊勢神宮に。空気が良くすがすがしいが、人の出は凄い。

参拝を終えるとおかげ横丁に。これまたすごい混雑で、地元の江上さんも、「これほどの混雑は初めてだ」と驚いていた。コシが無い伊勢うどんは、僕の好みではないだろうなと、インターネット情報を確認している時に思ったのだが、やはり伊勢に来たからには食べない訳にはいかない。結果、思った通りの味だった。徹底的にコシが無いうどんの食感は、いま一つ好みにはなれないが、卵黄に絡めたたれは美味しかった。

食堂を出ると、地ビールを1缶ずつ飲んでいく事に。僕が伊勢ピルスナー、江上さんが神楽ビール。

名古屋にて一人物思いに耽りながら

名古屋宿泊は、1月26・27日の2泊。少々ハードなスケジュールが続くため体を休めるべく、仕事の宴席は入れず、1日は親戚と食事。もう1日は一人ホテルのレストランで食事した。

ホテルのレストランに有った「大人様ランチ」というメニュー。夜に提供されるのだが。これで1,500円とは、かなり良心的な価格。前夜食べ過ぎた事も有り、食欲はあまりなく、この一皿でほぼ満腹になった。

17時半に食事を開始したので、19時に就寝。ただ、これで朝まで眠れるはずはなく、23時に目が覚めて、下のコンビニでウィスキーと氷を買い出し。物思いにふけりながら酒を飲む。

仕事が順調にいっている時は、心やすらかだ。

名古屋で仕事と中国の新就業許可管理に付いて

ブログの更新が遅れているうちに、ベトナム⇒香港⇒広州⇒香港⇒上海⇒日本(東京・名古屋・三重・大阪・東京)と移動した。旧正月前の一頑張り、という感じ。日本入りは1月25日。夜10時半に羽田に到着すると、翌朝8時のフライトで中部国際空港に移動。クライアント企業様・名古屋市役所と打ち合わせをする。市役所との面談終了は午後4時半だったので、ホテルに戻る前に、付近にある名古屋城を観光する事にする。

はち丸(ゆるキャラ)が可愛い。

日本経済新聞の連載コラムは、2月2日(木)の掲載予定。何かと話題になっている、外国人就業許可制度(ランク分け)に付いて書いてみた。僕個人としては、ポイント制度の作り方、上海・広州・深圳等で政府機関にヒアリングした感触から言うと、就業許可の発給実務は、現状と大きくは変わらないのではないかと推測しているが、その理由に付いては2月2日のコラムをご参照(電子版アジアコーナー・ビジネスの流儀)。
自分自身の思い出になるが、1989年に初めて実務研修性として福州に赴任した時、3人の研修生(南京・青島・福州)の中で、僕だけ就業許可が発給されず、苦い思いをしたことが有った。僕が赴任した福州駐在員事務所と中国側の受入単位(当時は、外国人の就業ビザ発行に際しては、中国企業の招聘状が必要だった)の関係が悪くなり、招聘状が取得できなかったためである。
こんな感じで、最初の駐在は、就業許可・ビザに苦しめられたものだった。
就業許可の発給基準は国によって異なるし、必ず取得できる訳ではない。経済的なポジションが高い日本はまだ恵まれた方だが。
どの国も、国内の雇用確保のために、外国人の就業を制限する事は有り得る。その中で、実務運用面で、より良い待遇を受けるためには、自分の国の国力が関係してくる。
先人達の努力のおかげで、僕たち世代は恩恵を受けられているが、それを次世代に繋がなくてはいけない。日本の経済力向上のために努力をせねば、という思いは、海外で暮らすと、より強くなるように思う。

ベトナム料理を食べる

ベトナム2日目(1月11日)の昼食はベトナム料理。初めての店だが、エレベーターが凝っている。上から木の箱が下りてきて運んでくれる感じ。3~4人入るのが精いっぱいで速度も遅いので、機能性はないが、雰囲気は十分だ。

中華でも四川料理が好き、という僕だけに、日本料理以外は刺激が有る料理を好む。という事で、タイ料理は好きだがベトナム料理はいまいち、という気分でいたが、好きになるまで食べようと考えての選択。料理が洒落ている。なかなか良い店だ。夜、ワインを飲みながらだと楽しそう。

ベトナム語を習いレタントン酒場で夕食

ホーチミンまでの2.5時間は機内でひたすら寝る。ホーチミン到着10時半。今までないほど空港からの道が混んでいたので、小一時間掛かってホテル着。今回から、部下のアイヴァンさんにベトナム語を教えてもらう事にする。
まずは、ベトナムを好きになる事から始めようと考えたが、そのためには、街を独り歩きできる程度の語学力は必須である。
という事で、毎日2~3時間教えてもらう事としたわけであるが、以前、ベトナム語を教えた経験が有るという事で、そこらの語学学校の教師よりも教えるのが上手く、なかなか勉強がはかどった。

業務時間が終わると、ホテルまでの途中にあるレタントン酒場に。始めていくが、雰囲気・味・値段とバランスが取れており、良い店であった。結果、久々に食べ過ぎる。実は、初日と二日目であまりに食べ過ぎ、1年半ぶりに60Kgを超過してしまった。焦って、それから3日間は昼食抜きの節制で、無事58Kgちょっとに体重を戻した。体重管理はなかなか大変。また、ベトナムでは、あまり歩かないので、更に大変である。

ベトナムに

1月9日ホーチミンに出発。今年は、水野ベトナムの採算化を実現する年なので、毎月ベトナム訪問する事に決定。また、好きになる事から始めよ、という事で、ベトナム語も勉強する事とした。やはり、一人で動き回れるかどうかで気分は全く違うであろう。

出発の日は朝5時に起きて家を出る。
香港のキャセイラウンジで朝食を取りつつ、(飛行機の中で熟睡しようと)シャンパンを一杯だけ飲む。

スターフェリー

先週土曜日の事、香港島まで行く際に、スターフェリーに乗る。チムサッツイから灣仔というのは久しぶりに乗った。
一番後ろの席に座ると、結構空いており景色も船内も良く見えた。イルミネーションが綺麗で遊園地にいる様な気分に。数十円の小旅行であった。

会社員に戻った夢

今年の年始は中国ビジネス投資Q&Aの改定に没頭しておりほぼ一人で過ごす事に。若干の孤独感は有れど、15年間の集大成という感じの大改訂原稿(ほぼ全文書き直しの状況で16万字)が書き終えたので、報われた感が有る。新しい動き(外資企業管理制度の変更、上場・店頭銘柄、インターネット、ゲーム、越境Eコマース、FTA、独占禁止法備案、組織再編、税制改正、その他)は一通り織り込んだ。
ほっとして、九龍側のカフェでイタリアビールを一本。濃厚で美味しいビール。

1月5日は健康診断。レントゲン、胃の内視鏡、その他一通りの検査を受けて、特に問題なしとの事で一安心。γGTPも40程度と標準値。
思えば、会社員時代は150~200程度で推移しており、特に、独立絡みでドタバタしている時は、ストレスが高じて270まで上がってしまった。周りの人間も、軒並み同じような数値だったが・・・。1年前からの摂取量管理の効果も出てきたのは確かだが、ストレスが下がったのも一因であろうか。
年末年始で、会社員に戻った夢を2回観た。ストレスがたまるとこの夢を見る。今回は、一度は、前の会社に出資してもらったコンサルティング会社の持分を買い取ろうともがいている夢。もう一つは、上司が失脚して部下全員が左遷される夢。
やはり会社員時代のストレスは、いまだに心に刻まれているのだろうか。周りから見たら、好き勝手な事ばかりやってストレスとは無縁な会社員生活だという印象を持たれているのかもしれないが・・・
前の会社が、他の会社よりストレスがたまるとは思わない(要するに上司次第なので、どの会社でも同じ事)。ともあれ、会社員はあまねく苦労が多いという事。
ただ、大企業の本社組織で各種の軋轢、複雑な意思決定ステップ、人間関係を経験してきたことが、いまの仕事に役立っているのは確かな事で、何にせよ、苦労が役に立つ事も多いという事か。