既に上海に戻っているのですが、これは2月12日に日本に向かう時の写真。何時もの通り朝6時に出発し、浦東空港到着。出境手続き前に、ひつまぶしの店ができていて驚く。出境手続きを終わらせると、ラウンジでマッサージ椅子。これがなかなか気持ちが良く、しばしまどろむ。
飛行機は定刻に出発。
前日は酒を抜いたので、朝便だがビールを飲むかとプレミアモルツを頼む。4種類(4メーカー)のビールをしっかりそろえているのは、さすがJALだ。洋食は安定のクオリティ。
空港到着後、モノレールで移動。モノレールは久しぶりだ。リムジンバス+JR、京浜急行+JR、モノレール+JRという3種類の移動選択肢があるが(料金を気にしなければ、タクシーで実家までいけるのだが、さすがに勿体ない)、速さはさておき、モノレール移動が一番気分が良い。気分の良さでいうと、モノレール⇒リムジン⇒京急という感じだ。2008年に、丸紅を辞めなければいけないのかと悩んでいた頃、ぼんやりと窓の外を見ながらモノレールに乗ったな。なんてことを思い出しながら移動した。
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ステップワンセミナー
有料講演会のお知らせです。中国ビジネス・ステップワンセミナーを3月に開催します(3月5、12、19日)。
中国ビジネス初心者でも、これだけ分かれば稟議書が書ける。ビジネス戦略が組めるというのをコンセプトに、会社制度・外貨管理・通関管理・税務を分かりやすく解説します。会社法改定など、最近の制度変更も内容に織り込んでいますので、経験者の方も是非、ご聴講の程を。
宜しくお願い致します。
詳細・お申し込みは、こちらをご参照下さい。
経験して分かった事(経営者じゃないと経営は分からない)
丸紅経理部時代に、自分がコンサルティングを始めた理由は色々あるのですが(ただ、一番の理由は、好きだから始めたのですが)、数ある理由の一つに、新入社員時代から管理部門の仕事には誇りを持っていたものの、納得できない部分があった。自分が安全圏に身を置いた上で、営業部を叩く傾向があり、それがフェアでない気がしていた。それも有り、管理部門ながら、自分で稼ぎ、予算ノルマを背負う事で、社内で胸を張ろうとしたという動機もあります。ただ、40才になって初めて背負った営業ノルマは、想定以上に重く、不眠症やリンパの腫れに、長年悩まさる事になるのは、何度か書いた通りです。管理部門の中には、俺だって営業をやればできると言う人間もいたが、現実が見えていない。というか、やってから言えという感じで、こればかりは、経験しないと分からない。
それと同じで、経営というのは、苦しみを伴うので、本当の経営は、社長を経験してみないと分からない。孤独や資金面でのプレッシャーとの戦い。ともあれ、会社規模によって、種類や程度は違えども、共通するのは、社長とは、恐怖や孤独との戦いと見つけたり、というのが結論。
経営コンサルというのは、結局、この恐怖と無縁なので、本当の意味で、胸に刺さるアドバイスはできない。あと、大手シンクタンク・会計事務所の方々とも腹を割って話したが、彼らの外部に言えない悩みとして、「新入社員の頃からコンサルタントだったんで、実務が分からない。だから、企業の人が悩んでいること自体が分からないことが有るんです」と打ち明けられたことが何度かある。
これは事実であろうし、利用する方も、それを理解した上で起用すべしという事。
つまり、「何でも救ってくれる万能の相手ではなく、方法を探る提案をいくつか考えてくれる人。そして決めるのは経営者自身」という大前提だ。経営コンサル側も、言い方は悪いが、他人事だからこそ、本質を突ける部分もある。それが、ワーカブルか実現不能かは、当事者がしっかり判断しないとダメ。
日本人は、有資格者や権威を奉ってしまう悪癖があるのだが、これではいけない。弁護士先生!とか奉ってるけど、弁護士は訴訟を起こすための道具(会計士・コンサルも同様)。この様に、弁護士・会計士・コンサルは、ユーザーが状況に応じて使い分ける道具であり、道具は、正しく使ってこそ、力を発揮するというのを、ユーザーがしっかり理解すべき部分だというのが僕の持論です。
マキノラストスパート
新華路のマキノも2月28日で営業終了という事で、僕も比較的多めに訪問している。これは数日前の食事。最初の茶わん蒸しはトリュフ入り。トリュフが利いていて美味い。
蟹味噌と海老しんじょうのお吸い物。お吸い物は何時も通り。
生牡蠣と刺身。生牡蠣は、刺身の鮮度はなかなか(写真の映りは悪いが、実物は大丈夫)。
これは面白い。イカ墨を混ぜたムース。大将は、彩寿司⇒利休⇒仁清⇒もんど(字が分からない)⇒真木乃⇒マキノと移ったのだが、この日は、全ての店の料理を出すという趣向らしい。これは仁清時代かな。
この日は鮨気分だったので(昼に急に鮨が食べたくなった)、この先は鮨にしてもらう。この日の鮨は旨かった。
このエビの押しずしが旨かった。
そして最後はきらびやかに。
そんなこんなで、最後に記念写真。
経験して分かった事(他の方にも参考になりそうなこと)
数か月前に、日本からの出張者と飲み、その方が携帯をなくしたことがある。情況からして、僕が滴滴で呼んで、ホテルまでお送りしたのだが、車から降りた時に転げ落ちたようだ。その際(翌日)に、携帯を探す手伝いをした時の情報。
1.失くした携帯は出てくるか
10年以上前だと、中国で携帯失くしても出てくるわけがない、という反応が主流だったが、今回は、色んな中国人の方々から、「電話して、誰か拾ったか確認すればいいじゃないか。その人の指定場所まで行けば返してくれる。普通、戻ってくるよ」という反応だった。
僕の部下の旦那さんは、2回携帯をなくしたが、両方、戻ってきたそうだし、僕の友人数人も、失くした経験があるが、みんな戻ってきている。
紛失物が戻ってくる国になった。中国の情況も、確実に変わってきているものだ。
今回は、取りあえず、その出張者の方が、通信ラインを先に切ったので、この方法は使わず。
2.滴滴のドライバーの電話番号
DIDIで車を呼ぶと、運転手と連絡が付く携帯番号が通知されるので、ここに電話をかけるがつながらない。
部下にDIDIに聞いてもらうと、これは運転手の電話番号ではなく、1回毎に割り振られる番号なので、目的地に到着すると、もう使用できなくなるらしい。
僕が電話した時の電話番号も、運転手には分からなくなっているのだろう。
これは知らなかった。
という事で、DIDIに運転手に連絡を取ってもらう。更に、DIDIが車のビデオも確認してくれ、問題なさそうなことは確認した。
安全配慮が、ずいぶん進んでいる。
旧正月中の食事など
更新が遅れててすみません。既に、旧正月休みも終わっており、通常業務が始まっていますが、少し前の話。
前にも書いたが、4月の網膜剥離と5月の母の逝去の関係で、好奇心がなくなり、あれほど片時も手放せなかった本も、読む習慣がなくなってしまった。これはいけないという事で、読書を復活中。丸紅の先輩が、Facebookで「炒飯狙撃手」という台湾人作家の書いたミステリーを紹介していたので、早速kindleで買ってみる。その中で、ティンタイフォンのエビ炒飯が美味しいと絶賛(?)されていたので、ふと食べたくなってデリバリーを頼む。確かに旨い。
昨年末より、通っていたWill’sという大型フィットネスジムの経営が傾いて、かなりの店舗が閉鎖した。僕が通っていた南豊城のジムも閉鎖。ジムのトレーナーも10月から給料をもらっていないと口をそろえて言っており、内部の会話を見せてくれる人も。身の丈に合わない拡大をしすぎたつけが回ってきた訳で、これは本当に経営者の責任だ。という事で、あるトレーナーに、1回500元(1万円程度)を払って、個別トレーニングをすることに。重量とストレッチを一緒にやると、2単位なので1000元だが。
旧正月期間中にそのトレーナーが用意してくれたジム(ジムを借りてやる形)が、前の住居(2012~2014年頃に住んでいた)に隣接する場所だったので、懐かしくて撮影。
旧正月期間中は、よくデリバリーを食べた。こんな感じ。上海は、車を呼ぶのも(DIDI)、食べ物や物資を調達するのも(饿了么,美团)本当に便利。旧正月期間中も、少しランクが上の車を呼べば、数分で来てくれるし、食事も30~60分でドアまで届けてくれる。日本の実家や香港の生活よりも、確実に便利だ。その分、生活コストは二本よりも高いが。。。
まあ、今回(旧正月)は、この便利さに助けられた感がある。
旧正月の生活
旧正月期間中に、黛外滩という店に行った。初めて行く店で名都城付近。家から歩いて行ける場所なので、小雨が降っていたが傘をさして歩く。名都城に到着したがない。地図アプリで確認すると場所が違うようで、10分ほど更に歩く。
到着したのはここ。北京ダック、菜心の炒め物、ホタテとアスパラの炒め物にワインを頼む。菜心の炒め物は美味かった。菜心と言えば、香港の茶餐庁などで出てくる、固く茹でたもの(オイスターソースかけ)の印象が強く、好きではないが、ここの料理は旨かった。ホタテとアスパラはまあまあ。肝心の北京ダックは、油が良くないのか、行った2人とも少々胸やけ。サービスが良いのは確かだが、500元のワイン(一番安い)を頼んで1,800元(約3.6万円)の料金は、ちょっと高いなという感じ。
旧正月はこんな生活。旧正月期間中は休みの店が多いが、アプリのおかげで、開いている店はすぐ分かり、デリバリーも頼める。滴滴アプリで、若干、ランクが上の車を呼べば、旧正月期間中でも数分で到着する。便利な世の中になったものだ。横浜の実家や香港の生活より、上海の方がかなり便利なのは確か。ただ、その分生活費は、日本よりも高い。
下の写真は、無敵館の豚骨辛つけ麺。煮卵、叉焼のしっとりした触感は大したものだ。高級感が感じられるが、スープは好みとあわなかった。これは、僕が豚骨嫌いなのでやむを得ない(頼んだ僕が悪い)。
がってん寿司。これで6000円。なかなか侮れない。トロが旨い。
これは紋兵衛のカツどん。特に旨くも不味くもないのだが、安定した味である。上海で仕事を始めて18年(出張を含めればもっと長いが)。何回ここの料理を食べたことだろう。このどうってことはないが安定、という感じが好ましいときがある。
初めての日本料理店に行く(暁月)
旧正月中は、休みの店が多い。人通りも少ないし、これはやむを得ない。そんな時、大衆点評が役に立つ。家の近所で検索すれば、やっているかどうかがすぐ分かる。探し当てたのは、割烹・暁月という店(紅宝石路)。家から自転車で5分程度の場所。
メニューは一種類のお任せだけで、団購で一人650元程度(約1.3万円)だ。内容を考えると、かなりお得感ある。一週間に一度メニューが変わると言っていた。まずは鮑のお吸い物。肝のソースも含めて美味しい。痛風発作直後で肝はダメだと思いつつ、ついつい肝を付けて食べてしまう。
刺身の鮮度が良い。これはちょっと驚いた。旧正月中(1月1日)だが、旨い刺身が食べられた。
これは太刀魚。中国で食べる太刀魚(食べたことがあるのは中華料理だけ)にはあまり良い印象がなかったのだが、小骨の処理もしっかりしてあり、味付けも良い。
牛タンと牛肉。個人的には、牛タンは、薄切りにしたものを炭火で炙って食べるのが好きなので、この厚さはいまいちだが、味はまずまず。牛肉は旨かった。
これは糸瓜だったかな。カラスミが振りかけてあるのが良いアクセント。糸瓜自身は、あまり喜んで食べるものでは(個人的には)ないが、カラスミがある事で触感が良くなり、箸が進む。
河豚のから揚げ。小さいが、これはうまい。唐辛子を加えてよい味に纏めてある。
焼き鳥2種類とタロイモ。こうした、しっかり焼いた焼き鳥は僕の好みだ。焼き鳥は、日本の気取った店(大ぶりな肉。塩・たれが選べない。酒の量を制限するような焼き鳥屋)は嫌いだ。食べログで高評価の焼き鳥店の大部分を忌み嫌っている感がある。こうして、塩で一生懸命焼いた感じの焼き鳥こそが旨い。
これはタラの白子。僕が食べられない食材。中国人板前さんの技術が、本当に向上して、旨い日本料理を作る店が多い。ただ、嫌いな食材を臨機応変に他のものに変えてくれたりとか、そういう機転が利かないのは、あと一歩の進歩の余地がある。
この炊き込みご飯は豪華だ。カウンターの客は、全員同じものを食べている訳なので、みんなで分ける感じ。小ぶりによそってくれるので、2杯食べる。
最後に、雑炊が出てくるのだが、実は、この日一番美味しかったと言っても良いくらい。何の出汁だろう。フカひれを思い出させるような、良い味付けと、絶妙に芯を残したコメの炊き具合。最高であった。
そして最後はジェラート。良い店であった。家の近所でもあるし、また行きたい。
上海移動
1月23日に上海に移動。17時発の羽田便。キャセイラウンジでまずはくつろぎながら仕事。ここの担々麺はうまい。好みにもよるだろうが、香港のキャセイラウンジよりも美味いのではないかと思う。あとは、冷製の小料理(野菜類等)が極めて旨い。一方、豚骨ラーメンやワンタンメンはダメ。ここらの差は面白い。
上海に移動。降りる間際にCAと雑談したら、「こんな大きな機体が満席なんですよ。すごいですねえ」と言われていた。感覚的には8〜9割が中国人客か。
機内で「あの人が消えた」という映画を見る。昨年の網膜剥離から、以前は片時も手放せなかった本から遠ざかり、母の逝去以降は、映画やドラマを見るのも億劫になった。感性が磨耗したというか、色んなことが無味乾燥で、興味が湧かなくなった気がする。良いことではないので、復活のためのリハビリ中。「あの人が消えた」は不思議な映画だった。最初は質の悪いホラーかと思うと、途中から荒唐無稽のコメディに。そして最後の10分で泣けた。2006年に、初めて上海に部屋を借りた時に、新居で「キャベツの新生活」を読んだ直後にも似た、心にすっと入ってくる感じ。きゃべつの新生活の読後は、寂しくて人を呼び出してお茶したことがある。なぜ急に?と言われたが、相手に本をあげたら「気持ちが分かった」と言われた。懐かしい。
JALの上海便は洋食が旨い。安定の旨さだ。そんなこんなで上海の夜景が見えてきた。無事到着。
炭火焼き
炭火焼きにも慣れてきた。
ここまで来るには数回の失敗歴があったが、習得したのは、「20分間しっかりとコンロで火を起こす」ことと、「種類の違う木炭を二種類使う事」。これで、食事中はしっかりと火が持続するし、煙も出ない。
炭火で焼くだけで、どうってことがない食材が、本当に美味しくなる。過去に食べ残して冷凍して会ったベーコン。1000円未満の牛肉が、素晴らしく美味しくなる。更には、かまぼこ、長芋もそうだ。いい買い物をしなたと悦に入る。