広州講演会の後のドイツビール

風呂敷を広げないという話の続きだが・・・
長い目で見ると、信頼関係というのは、当たり前の責任を果たす事の積み重ねだと思う。実力が無いほど口数が多く、自信が無いほど発言は威勢良いのが人の常だ。ただ、自分の発言に責任が持てなければ、人の信頼はとてもつかめない。
自分も若い時ほど口数が多かったような気もする。若い頃はそれもある程度許されようが、40才を越えたらそれはだめ。語り過ぎず、ただ行動で示す。そうして信頼を積み重ねられるよう努力していきたい。まあ、不言実行は難しい。有言実行を心がけよう。
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話変わって、9月6日の広州講演会の後は、元部下(丸紅広州の会計部)の小出さん、元ウェネバー広東編集長の太田さんと会食。小出さんは広州商工会の事務局でいまだに仕事の交流が有る。結婚退職してからかなりの期間連絡が途絶えていたが、また一緒に仕事をするようになるというのは奇遇である。世の中は狭く、広州の日本人社会はもっと狭い。太田さんは、仕事の関係は全くないのだが飲み仲間という位置づけか。
頻繁に会う訳ではなく、年に1~2回という感じだが、小出さんは16年、太田さんは12年の付き合いなので、昔話と雑談で時間が過ぎる。そして、全員一人1リットルのビールを飲んだ。

太古匯のドイツ料理だが、 中国本土にしては美味しい生ビールが飲めたので満足だ。
小出さんが、8周年記念という事で、8ローソクを持ってきてくれたので、ソーセージをローソクに見立てて。

深圳・広州でアナシス開業セミナーの応援講演

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深圳会場
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深圳会場

9月5日(深圳)・6日(広州)は、経営・労務コンサルティング会社であるANAXISの開業記念講演会で応援講演を行った。背景を言うと、僕が2001年に丸紅内部でコンサルティングを開始した時、丸紅内に外部からフィーを稼ぐようなノウハウが全くなく(スキルは有るが、それを報酬に繋げるノウハウが無かったという意味)、どの様な料金・サービス体系にするかというのは手探り状態であった。その時、縁あって知り合ったStaff Management Consultancyの飯泉社長に「うちの契約書を参考にして作ればよい」と言って頂き、第一号会員にもなって頂いた。当社がメンバーシップ制を採用しているのはそういう理由。
その後、飯泉・黒崎・北尾各位がインテリジェンスに持分を譲渡して買収された形になり、更に、最近、独立して自分の会社を作ったのがANAXISという訳で、以前お世話になったお返しに、それなりの協力をしたいと考えた。それが、応援講演を引き受けた経緯。

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広州会場

しかし、人生というのは面白い。コンサルティングを開始した時にお世話になった方(その時は、コンサルティング業の先輩)が独立起業をして、その応援をする(分社独立起業では、ある意味僕の方が先輩になった)という事で、縁がつながっていく。その様な縁をつなぐというのは、(今回に限らず、全体的な話として言うと)信用を裏切らず、誠実な付き合いを続けていく事であろう。
誠実な付き合いというのは、裏切らない、礼儀を尽くすというのは当たり前だが、風呂敷を広げない、つまり、できない事をできると言わず、一度口に出したことは必ず守るという当たり前の事の繰り返し。それが重要だと思う。それは取引先でも、提携先でも、社内の上司部下でも全て同じ。

起業8周年記念日

更新が遅れましたが、9月1日の起業8周年記念日です。上海・安順路の真木乃にてドンペリロゼを。ここは当日だと予約が取れない店なので、前広に予約。
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鰹のたたきは追加で頼んだのであるが(今日の鰹はいまいちですと言われたが、どうしても食べたくなり追加注文)、これで380元のコース。これまた大変良心的。
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上海素敵館にてシャンパンを

8月31日は上海オバマ広場の素敵館で食事をした。8年前のこの日が丸紅勤務の最終日(8年前は日曜日だったが)。最終出社日が上海で、ここで元同僚からブブクリコをおごってもらったので、その後、毎年8月31日、若しくは9月1日にはそれよりも良いシャンパンでお祝いする事に決めている。今回は、両方ともお祝いをすると決め、8月31日にビンテージ物のドンペリ、9月1日にドンペリロゼを飲むべく香港空港で購入。2本でHK$5,100(7万円弱)と痛い出費であったが、過去、ドンペリを飲まなかった年は仕事がいま一つであったことから、完全にゲン担ぎの記念行事になっている。
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過去の写真を見てみると、丸紅退職の日は、独立の不安で元気が無い。開業一周年記念は、生き残った(そして生き残れる!)という興奮でやたらとはしゃいでいるので、それからすると、顔つきに随分余裕が出てきたな、という感じ。

2008年8月末(丸紅退職の日)
2008年8月末(丸紅退職の日)
開業一周年記念日)
2009年9月1日(開業一周年記念日)

素敵館は、如何にもお祝いにふさわしい華やかさが有る店。一番安いコース(480元)に生ハムだけ追加。何時もながら大変おいしく、この日は体重管理を完全に忘れて料理を楽しむ。これで480元(7千円強)とは本当に価値あり。そして、記念日の特例という事で、快くシャンパンの持ち込みを認めて頂いたオーナーさんに心より感謝。
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起業8周年記念日

今日で水野コンサルタンシーも開業8周年。(この会社は部下と共に独立した会社ですので)前職時代から起算すると15年となり、10数年に渡りご契約を頂いている企業様も多数あります。特に、8年前は、一旦契約が白紙に戻り、不安な中でのスタートでしたが、その後、300社の顧問契約を頂くまでとなりました。組織を維持・成長させてこられたのも、ひとえに皆様のご支援の賜物と、心より感謝致しております。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
今後も、中国・ASEANでビジネスを行う日本企業様のお役に立てるよう、社員一同全力で対応致します。引き続き、宜しくお願い致します。

昨日は上海にてクライアント企業様向け講習会。隔月を目途に開催しているが、開始したのは2012年。参加者の方は状況(注目度の高い法制度の変更が有ったかどうか)によって変わるが、3か所合計で毎回100名様強~200名様にお集まりいただいている。最初は数十人規模から開始したのであるが、できる限り良い内容の講演を心掛け、徐々に徐々に集まって頂ける人数が増えていった。何事も継続は力なりだ。
セミナー

講演会であれ書籍であれそうであるが、僕より若い同業者(会計士、税理士、弁護士など)の方々には、「自分の成長が止まるので、出し惜しみしない方がよい。そしてそれが業界のためでもある」とアドバイスしている。書籍や講演で、自分の知識をどの程度を開示するか、という質問を頂く事があるが、基本的には全て出すのが僕の方針。ただ、例えば本を書く時に、100%の知識を出し切るつもりで書いても、執筆過程で調べ直しをし(知識の整理)、執筆後に読者の方からのフィードバックを受けるので、結果として執筆一定期間後には、自分の知識が2倍になっている。結局、成長とはその繰り返しであろうと思う。勿論、最初からそのような意識が有った訳ではない。2002年に最初の本を書いた時は、全部を出し切らないと本が書けなかったため、そうしたまでだ。ただ、数冊の本を出した時、書き終わったら自分の実力が上がっている事に気が付いた。そして、知識は出し切ってもいいんだ(出し切るべきだ)、という事に気が付いたという次第。そして、30数冊の本を出して経験を積んでいった。これは、経験から学んだ事。

もうすぐ起業8周年

今日は8月29日。8年前の今日が丸紅最終出社の日であった(上海で退職)。8年前の今日、不安でいっぱいの気持で退職・起業独立した訳なので、印象深い日である(8年前は30日・31日が週末だった)。
ともあれ、起業して既に8年。早いものだ。今年も9月1日には日本経済新聞の全面広告(中国・アジア地域に掲載)を出し、お祝いのシャンパンを飲む。痛い出費であるけれど、この日にドンペリロゼを飲むのは順調な1年のためのゲン担ぎとなっているので、空港で2本購入して上海入り。

話変わって(数日間戻って)、先週の広州の事。
講習会後に宴席があったので、定宿の市長大廈より歩いて会場に移動。体育場を縦断する形になるので、反対側到着時に周りを見回す。でかいビルが多い。1985年の初訪問から、中国を30年以上見ているが、ここまでの変化は予想しなかった。経済成長・発展は大したものだが、今となっては10年前くらいの中国が懐かしい気もする。まあ、単なるノスタルジーだが。
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講習会のための広州出張

今回の風邪は長引いた。今週火曜日段階では90%回復していたので無事広州に出張(2泊3日)。翌日は講習会であった。
告知段階では、今回の会員様向け講習会では新しいテーマが無いな(税関調査条例の改定程度か)と思っていたが、その後、移転価格文書の変更が行われたので、制度変更ネタがそれなりの分量に。到着日の食事量が少なかったので、講習会当日は珍しく朝食を食べる。
朝飯
朝食を食べた関係で、昼食はこの程度(パンは食べず)。野菜春巻きとビスク。頭が働かなくなると困るため、講演前は、努めて食事量を減らしている。
春巻きビスク
今年度から、移転価格の文書化要求が非常に厳しくなり、作業も増えるし、会計事務所に支払うフィーも引き上げられそうだ。ちなみに、移転価格文書作成要求の強化は、中国単独の動きではなく、OECD/G20のBEPS行動計画に基づく世界的な動きだ。
アップル、グーグルなど、欧米の大企業のタックスヘイブンやオランダ、アイルランドなどを活用した節税スキームが話題になる事が多いが、総合商社で国際税務を担当していた僕のイメージでは、日本の大企業で、この様な露骨な節税スキームを取っているケースは少なかろう。僕が担当者で会った時、タックスヘイブンの活用は、租税回避ではなく(日本のタックスヘイブン税制に基づき、当然、日本でみなし課税されるのを前提として)、あくまでもエグジットスキームの一環として、二重・三重課税を避けるための選択肢であった。
欧米の大企業が露骨な節税スキームをし、その結果、規制が強化され、それに実直なオペレーションをしている企業も巻き込まれる(同じように労力と金銭の負担を余儀なくされる)というのは、どうにも割り切れない気はする。とは言え、世界のトレンドになってしまっており、対応せざるを得ない訳だが。

上海での一人飯

先週木曜日の事(上海)。風邪気味なので18時に仕事を終わらせオフィス近くの紋兵衛に行く。最近、上海滞在時の一人飯に重宝しているのが遠東国際の紋兵衛。ここで、ドイツビール1杯と日本酒2合を飲んで、1時間ちょっとで食事を終えるというのが定着してきたパターンだ。
ビール焼き魚納豆オムレツ焼鳥
巷では、日本酒は酔いやすいとも言われ、自分もそう思っていたけれど、最近、それは正しくないと感じてきた。まあ、純度の高い日本酒を飲むのが前提だが。20~30代の頃は、お猪口の酒は全て一口で飲み切り、すぐ、次の一杯を飲んでいた。いきおい飲む量も多くなり。宴席では7~8合飲んでいたのではあるまいか。これでは酔いつぶれるのは当たり前だ。
最近は、小さなお猪口は3口、大ぶりのお猪口なら5~6口で飲み切るペース。このペースで味わいながら飲めば、ワインに比べて飲み心地が重めの(どっしりしている)日本酒は3合で止まる。ワインはアルコール度数はほぼ同じだが、この量では止まらない。そのため、日本酒の場合は他の酒(特に、焼酎)に比べて酔わないし、翌日にも残らないというのが、最近の僕の理解だ。何事も適切な飲み方をする事が重要。
以前はよくあったが(自分もその文化に身を置いてきたが)、人に酒を注いで、「さあ、グーッと空けて」と勧めるのは、粋ではない。

そんな感じで、適度に飲んで帰ろうかと思ったが、NNAの三井さんより珍しく呼び出され、宴会に参加する事に。
NNA
ビール⇒紹興酒⇒ワインと続き、翌日風邪で寝込んだ。という次第。
宴席自体は楽しかったが・・・
ビールはコップ半分、紹興酒は小さいグラスで2杯、ワインはグラスで1.5杯であったが、2件目なのと風邪気味なのが致命傷だった。
何事も、ほどほどが一番。

外貨管理マニュアル最終ゲラ校正完了

これもブログが止まっていた期間の出来事。外貨管理マニュアルの最終ゲラ校正完了。9月中旬には出版できる予定です。300ページちょっとの分量になります。すぐにでも増値税本の改定に移らないといけないところですが、講演会のレジュメ作成に追われ手が付けられていません。もう少しかかりそうです・・・
外貨ゲラ

話変わって上海での食事の様子。鶏皮が赤ワインに合う・・・
鶏かわ鬼おろしワインなど枝豆皮串

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ