1月4日はクライアント様兼友人と会食であった。横浜駅での会食後に、中華街付近に移動してバーを探す。
まず山下町を探し、数軒発見するのだが、どうもピンとこない。入りたい、という気にならず、次は元町を探すことにする。
因みに、上の写真のこの場所は、昔シルクロードと呼ばれることも有った。中国(中華街)と西洋(元町)をつないでいるから、という事だが、知っている人が殆どいないので、あまりポピュラーな呼び方ではなかったのか、若しくは、すぐに廃れたのか。
そんな感じで元町を歩くが、バーどころか、何の店も開いていない。元町は夜が早い街なのか、それとも新年早々だから開いていないのか。早々にあきらめて中華街に戻る。
旧正月前で、中華街はいつも以上に中国感を出している。さて、良いバーは有るか。この時点で、既に30分くらい歩きまわっているので、二人ともうんざりしかけている。
関帝廟を抜けたあたりに、ちと怪しげな(というか、いけてなさそうな)Great Wallという看板が見えてくる。「あそこはダメですよねえ」と話すも、念のために見てみようと近づき、のぞき込む。驚くことに、落ち着いた感じの雰囲気良いバーだ。外のネオン看板以外は素晴らしい。
早速入ってみることに。良いバーだ。店の方も淡々とした中に優しさが有る、嫌みのない接客だ。素晴らしい。
僕はマッカラン、友人はチャイナブルーカクテル。
2杯飲んで、満足して店を出る。普通はここで帰宅するが、友人が勢いに乗り、「ラーメンを食べましょう!」と提案。最近、3次会に行くことはまずないが、気分が良いので「行きましょう!」と即答する。
二人とも知っている杜記で刀削麺を食べようと思ったが、時間が遅く開いていない。どこかないかと歩き回り、湖南人家という初めての店に飛び込んだ。これも良かった。
夜遅いせいか、客は全て中国人で、顔見知りの様な感じ。ともあれ、アットホームで店の人も気さく。料理もなかなかうまい。おまけに、店名の割には湖南料理っぽくない(湖南料理も選べばあるのだろうが)のが良かった。個人的に、四川料理は好きだが、湖南はあまり好きではない。
ともあれ、バー、レストランと良い店に2軒連続行き当たり「新年早々縁起がいいぞ」と喜び、気分良く帰宅する。
中国でのワクチン接種顛末記
先日の野毛での会食時に、大学の友人に僕のワクチン接種顛末を話したら、彼はメディアの人間だけあって、「面白いし、興味深いので是非書いた方がよい」との発言があった。
僕自身としては、面白いかな?と半信半疑だが(というより、たいして面白くなかろうとも思う)、何らかの役に立つ方もいるかもしれないので、簡単に自身の経験を書いてみたい。
僕は、上海でシノファームというワクチンを3回打った。2回が2021年で、3回目が2022年の12月。一時帰国直前だ。
早く3回目を打ちたかったのだが、上海で外国人が3回目接種できるようになったのは、確か2022年の2月で、その時僕は一時帰国中であった。
2022年2月23日に中国に戻り、青島で21日間隔離。隔離が明けて上海に戻ったらロックダウンに突入したので、ワクチンが打てる状況にはなかった。
さて、6月にロックダウンが明け、ワクチンを打とうと思えば打てたのだが、個人的には、PCR検査に悪い影響が出ないか心配だった。ワクチンは、ウィルスを身体に入れる訳なので、理屈として陽性反応が出るのではと素人ながら考えたのだ(実際、1回目のワクチン接種直後は、激しいのどの痛みという、コロナ症状に近い副反応が出ている)。
周りに聞くと、「接種後48時間以内はPCR検査しないように、という政府説明が有った気がする」と複数人が言う。ただ、2022年下半期の状況は、48時間以内の陰性証明がないと、実質的に外出不可(乗り物に乗れない、建物に入れない)で、生活に支障が出る。更に、マンションに1名でも陽性者や濃厚接触者が出ると、マンションが封鎖されて、全員PCR検査となるので、ワクチン接種直後に、この様な事態になったら大変だ。この場合のPCR検査は避けようがないし、陽性判定が出れば、強制的に集中隔離施設行き(現在は自宅療養可能)で、これは避けたい。
こんな感じのリスクを考慮すると、打つ決心がつかなかったが、日本の入国措置が一時帰国直前に緩和され、WHOが承認したワクチンを3回接種をすれば、日本入国時にファーストパスが使えることになった。とすれば、「打った方が良かろう」と、迷った末に覚悟を決める。
ともあれ、接種直前にPCR検査をして時間的余裕を付ける。そして、接種後、大事を取って3日間は検査はやめようと思っていたが、接種翌々日に急遽避けられない宴席が入った。そうなると、夜の宴席前にPCR検査の結果が出さないといけない(レストランに入れない)。判定結果が出るまで、概ね6時間は見ておく必要が有るが、そうなると、48時間経過時かっきりに、検査をしなくてはいけない(判定結果が遅れれば、遅刻やむなし)。
そんな経緯で、結果が出るまでの6時間はビクビクしたが、無事陰性結果が出て胸をなでおろし、宴席に直行した。
そんなこんなのワクチン(シノファーム)3回接種であった。
ちなみに、中国の友人達大半が打っているのはシノバック(外国人はシノファームが多い)。
シノバックの評判が悪かったりするのだが(信用性は分からないが、効かないという人間もいる)、今回ウィズコロナ転換後、人が続々感染する中、直近でシノバックを打った人間は、総じて症状が軽いようにも思う。
ゼロコロナ政策下では、ワクチン接種の必要性が薄いので、大部分の人は、2021年の2回接種で止まっている(既に1年以上が経過している)が、例外的に2022年に入り、シノバック接種した友人は、症状が軽いように思える(本人の発言をもとにすれば)。
とすれば、シノバックも効き目が有るのではないか、と個人的には思ったものである。勿論、医学知識がない僕には判断はできないが。
年末の宴席2件(関内+野毛)
年末年始も宴席であたふたしておりました。新年のご挨拶が遅れ失礼致しました。本年も何卒、宜しくお願い致します。
という事で、2022年末の話になるのですが・・・
この日は、水野ベトナムの安藤執行役員と会食。コロナでお互い長い間国際間の往来ができていなかったので、会うのは実に3年以上ぶり。安藤駐在員も2022年は、ホーチミンで6か月間マンションの敷地から外に出られなかったとのことだ。報道量が圧倒的に違うので、中国の事ばかりクローズアップされるが、ベトナムの方がロックダウン大変だったのかとびっくり。写真はみなとみらいのオフィスから、宴会場の関内まで歩いた時に撮った、旧横浜正金銀行本社ビルの写真。
そして、これは大学の同級生と会食した時の写真。彼は、大学時代に、ザ・ガマンという番組で2位か3位になって、大手テレビ局に就職した人物。まずは、僕のオフィスが有るランドマークタワーの地下にある、世界のビール博物館で集合。1時間ほどビールを飲んで野毛に移動した。
やはり、夜のみなとみらいはきれいだ。
会食場所は野毛の鷹一という海鮮料理。ここは、石川県のクライアント様から紹介してもらっただけあって、魚は抜群の旨さで値段も良心的。予約しなければ絶対に入れないという名店だ。
まず牡蠣を2個頼むが、あまりの旨さに二人とも絶句して、即座に2個追加。
サザエとカワハギも旨い。個人的に、サザエの刺身が有れば絶対に頼む。つぼ焼きも行きたかったが、そこそこ料理を頼んでいたので我慢した。
いか焼売にイカ。フグのひれ酒。全部旨い。ちなみに、彼は学生時代からせんだみつおに似ていることを売りとしている。愛称は、いまだにせんだかせんちゃんだ。
写真は撮り忘れたのだが、これにフグチリ&雑炊で〆た。
満足して帰宅。横浜での会食だと、帰宅時間が短くて済むので有難い。
大阪商工会の講演
2023年1月27日に、大阪商工会主催の講演会を行います。無料ですので、ご興味がある方は、是非、お申し込みのほど、宜しくお願い致します。定員は100名ですが、現在74名のお申込みの様ですので、まだお席が有ります。
お申込み・詳細は、こちらをご参照下さい。
プログラムは、この様な内容です。2022年12月に実施した早稲田大学の講義の内容と似ていますが、コロナ政策の変更(ウィズコロナへの大転換)を踏まえ、アップデートしています。
Ⅰ. 中国情勢の今後
-中国の経済動向
-コロナ政策の今後と日系企業の活動に与える影響
-日中情報ギャップと報道の虚実
-香港・台湾の位置付けを政策の連続性で読み解く
-中国の現在と日本の位置づけ
Ⅱ. 中国ビジネスの今後
-日本企業にとっての中国(国際社会で巨大化する存在感、巨大な市場とリスクの分析)
-国際的なリスク分散の必要性から日本企業が注意すべき点
雪の中元同僚と会食
福岡到着翌日から雪が降り始める。寒い。
そんな中、丸紅時代の同僚と会食をする。慶州というもつ鍋やで有名人もよくいく店だとのこと、
ただ、この日は胃の調子が悪く、食欲がない。酒も飲めない。雲仙ハムカツはうまかったが、それを食べたら満腹になり、他の物を食べる気力がなくなってしまった。何かないかと頼んだのがオックステールの塩焼きで、これが完全に認識不足。こんなに脂っぽいとは思わなかった。体調が良いとき食べれば美味しいのだろうが、胃もたれ時のオックステールは苦行であった。
そんなこんなで、ちと後輩にも迷惑をかけてしまったのであるが、体調万全の折に再チャレンジしよう。
若手弁護士と会食
福岡到着の翌日、若い弁護士さん2名と会食した。ビジネスマンの方々だけでなく、専門家との付き合いも大切だ。
有難いことに、専門家(会計士、税理士、弁護士など)で、僕のファンになってくれている方が多く、支えられる事もある。そんな訳で、自社主催講演は当然同業者歓迎だし、他社主催の場合も同じような記載をしてもらっている(同業者歓迎)。
そして若い世代というのも重要なポイント。クライアント企業様を見ると、役員クラスが僕の年代になっている。と言うことは、あと数年すれば、僕より若い世代に入れ替わるということだ。
今までは、上の世代の方々に支えられてきたが、今後、若い世代の方々とのアクセスが重要になってくる。とはいえ、あれこれ考えても仕方ないので、ただ、真摯に自分の仕事をこなし、楽しく会食するだけだが。
店は、全く地の利がない中で、食べログで適当に選んだ店。男女のカップル客ばかりで、男三人の我々は、少なからず浮いていたが、まあ良しとしよう。1名は酒は原則不可(頑張ってビール一杯飲んでいた)、もう1名はワイングラス2杯ならOK(と言いながら、頑張って4杯飲んでいた)という、酒に弱い方々なので、ワインはボトルを頼まず、グラスでつなぐ。そんな感じで、会食相手の頑張り(?)も有り、楽しく笑って会食した。
料理はこんな感じ。まずまず満足できた店だ(デルマールという、中洲のイタリアン)。
中国のコロナ入国撤廃制限
2023年1月8日から、中国入国に際しての隔離・入国時の空港でのPCR検査が廃止される。また、入国時に健康に異常を感じ、検査の結果陽性でも、軽微な場合は自宅に行ける。本格的な入国規制緩和措置。国務院の通知を粗訳したのでご参考まで(部下が忙しそうなので自分で訳して、点検してもらっています。正規版は、会社から出すのでしばしお待ちを)。
中外人員の往来に関する暫定措置の通知
各省、自治区、直轄市、及び新疆生産建設兵団新型コロナ・ウィルス感染共同防疫組織(指導部・指揮部)、国務院新型コロナ・ウィルス感染共同防疫組織各構成単位:
党中央、国務院政策決定部門の意思決定を貫徹するため、ここに、新型コロナ・ウィルス乙類乙管後の中外人員往来暫定措置を制定し、2023年1月8日より実施する。
関連事項を以下の通り通知する。
一.国外での検査
中国入国者は、出発48時間以内にPCR検査を受けねばならず、陰性者を訪問可能とする。中国の在外大使館・領事館に健康コードを申請する必要はなく、入国後税関健康申告カードを記載するものとする。陽性者は、陰性になったのちに、訪中するものとする。
二.入境検疫
入境者に対して全員PCR検査を実施しない。健康申告が正常であり、税関での通常検疫で異常がない者は、入境が認められる。
健康申告で異常が有る場合、発熱が有る場合は、税関で抗原検査を受けるものとする。結果が陽性である場合、重症ではない場合、無症状感染者、軽症者の場合は、自宅、住居での隔離、若しくは、自己看護を採用できる。それ以外の場合は、迅速な医療機関での診断・治療が推奨される。結果として陽性者の場合は、税関は「国境衛生検疫法」などの法律に照らして、通常検査を実施する。
三.国際旅客便
五の一、一国一策、客席率制限などの国際旅客便の本数制限を取り消し、段階的に旅客便数を増加し、路線配分を適正化する。飛行場での入境フローを合理化し、飛行場の運行効率を上昇させ、主要都市のフライト受け入れ能力を強化する。各航空会社は機内の衛生管理に努め、乗客はマスクを着用しなくてはならない。
四.訪中ビザ
商務、留学、親族訪問、集合等外国籍の人員が訪中するに際してのビザの利便性を向上させ、業務・生産を向上させる。
五.港湾運行
一連の管理措置を合理化し、各種港湾の貨物輸送を、感染病前の水準に戻す。陸上入出境拠点の貨物管理政策を調整し、総合的な評価の基礎に基づき、段階的に陸上入出境(辺境住民の往来を含む)を回復させる。
水上港湾入出境を段階的に回復させる。国際クルーズ船に対しては、先ず、試行措置を実施し、段階的に開放していく。中国・外国籍乗務員が中国内で乗り換えのために、一層の便宜を図るものとする。
六.国際旅行(国外旅行・国外からの旅行者受け入れ)
国際的な感染状況と各方面のサービス保証能力に応じて、試行措置の選考を原則として、秩序を以て中国公民の国外旅行を認める。
国务院应对新型冠状病毒感染疫情
联防联控机制外事组
2022年12月27日
久々の日本オフィス
帰国3日目に日本のオフィスに。
起業独立(2008年9月)直後はオフィススペースがなく、その後、各地にオフィスを持つようになってからも、年間70~80回飛行機に乗る生活だったので、必然的にオフィス外で仕事をするようになった。このため、各地の管理を、総経理に任せ、僕から総経理には、遠隔管理をする方法を採用してきた。そんなことが、新型コロナで役に立った(僕がオフィスに行かなくても、各組織が回っていく)のだから、面白いものだなと思う。
久々のランドマークタワー。この20階がオフィスだ。この日は晴天であった。2020年に、コロナの影響でランドマーク内のショップが閉鎖されていたころを思い出す。時間の経過を感じる。
オフィスで会議をこなすと帰宅。
馬車道十番館で業務昼食
日本帰国の3日後は、馬車道十番館で業務昼食であった。この方は財閥系総合商社のOBで、2004年頃「うちの会社に来ないか?」と声をかけられたことが有る。実は、就職活動の時、その財閥系総合商社が第一志望、丸紅が第二志望だったが、最終面接に近い段階で落とされ、悔しくて「将来、丸紅には水野がいるから、中国関係では丸紅に勝てないと、その財閥商社に言わせてやる」と心に誓った、青臭い思い出が有る。そんな経緯が有ったので、「その言葉を待っていました。でも、僕は丸紅でもっと大きくなります」と小生意気な断り方をしたが、不思議なもので、その回答が気に入ってくれて、その後、色々と気にかけてくれている。人の縁とは不思議だし、僕は良い出会いに恵まれている。。
さて、馬車道十番館。最初に行ったのは大学時代だと思う。ここは、一階が喫茶。二階が英国式パブ。三階がレストラン(四階・五階は宴会場)という構成で、今まで行ったことが有るのは一階と二階。レストラン訪問は初めてだ。
赤煉瓦とステンドグラスが特徴的な店。大正時代を感じさせる。本当は、山手十番館に行きたかった(そちらの方が、よく行ったので思い入れが有る)が、おじさん二人では浮いてしまうなと考えこちらを選んだ。
なかなか料理が旨い。特に、このポタージュスープは安心できる日本の洋食という感じ。
ついついデザートまで完食してしまった。1時間半程度、香港の状況、中国のコロナ管理、その他を語り会食を終えた。
前日に引き続き、横浜の風情を楽しんだ昼食であった。横浜は、東京に比べると規模が小さいし、レストランの選択肢も少ない。とはいえ、横浜独特の良さが有るし、比較的のんびりした気分を味わえる。良い街だと思う。
中華街から山下公園
時系列は狂ってしまったのですが、帰国翌日のお話です。
帰国の翌日は、クライアント様と面談、会食が予定されていた。山下町のクライアント様なので、実家から近い。1時間前に石川町に到着したので、のんびり散歩しながら目的地に向かう。この一帯は、本当に懐かしい。小学校3年生から、毎月一回中華街で家族で食事をしていた。この日の中華街は、平日なのに結構な混雑していた。
そして山下公園に抜ける。高校が山手駅にあったので、石川町まで歩ける距離。中間・期末テストが終わったときなどに、散歩してここまで来たものだ。
山下公園は、手をつないで歩いている老夫婦が何組かいた。こうした光景は良いものだ。
そして県民ホール。これも小学校高学年から、よく来てコンサートを聴いた。中学時代に、小澤征爾の第九を聞いた後、楽屋口に並んでサインをもらった。まだ若々しい頃で、ダウンジャケットをを来て軽快に登場。笑顔で、気さくにサインをしてくれて感激したものだ。
これは北欧料理のスカンディア。1回しか行ったことがないが、風情が有るレストランでまた行きたい。
そんなことを思い出しながらクライアント様を訪問し、1時間ほど会議。その後は、日本酒の飲める店で会食と相成った。昔を思い出し、久々の横浜を堪能した帰国翌日の午後と夜。