23年ぶりの成都出張だ。クライアント様はいるのだが、今回は、視察目的の比較的気楽な出張だ。やはり、知っている事が重要な職業。中西部大開発で発展著しい四川省を、長く見ていない(最近の成都を知らない)のは良くない。
前回訪問時の写真はこんな感じ。後列一番右。まだ若造で、雑用係でミッションに付いていった。今は昔の物語。

上海・成都は飛行機で3時間。遠いな。ともあれラウンジで食事をして、飛行機の搭乗を待つ。そして、機内食はこんな感じ。美しい弁当であるが、味は普通(特に、美味いわけではない)。



機体は、水嶋さんが、「是非、この機体に乗ってください(乗る価値ありますよ)」と選んでくれたものなので(時間も丁度良かったし)、本当にゆったりして乗り心地が良い。座席は完全に水平になるし、ドアが閉まり個室状態になる。到着まで、枕を抱えて眠ってしまった。

成都到着。何やら、変な顔のパンダがお出迎えだ。もう少し可愛いものにすればよいのに。

タクシーから街を見る。やはり変わったなという印象。


ホテル到着。マリオットホテル。サービスは、上海に比べると落ちるが、部屋は良い。居心地の良い部屋だ。

初日の夜は予定もないので、行き当たりばったりで夕食を探す。これはホテルから歩いて数分の場所。

目についた店に適当に飛び込み、おこげと辛子鶏を頼んだが、量が巨大で驚く。これは全く食べ切れない。おまけに、置いてある酒は、白酒とビールのみ。痛風持ちとしては、両方避けたいものである(白酒は、プリン体自体は少ないが、強いので、トリガーになりかねない)。一応、白酒の小瓶を頼むが、水だけ飲んで、殆ど手を付けず。料理は食べられるだけ食べて店を出る。


ともあれ、食事が消化不良だったのでバーに行きたい。大衆点評を開くと目に飛び込んだバーがよさそうだ。行く場所を決め、DIDI(配車アプリ)で車を呼ぶ。非常に便利だ、中国のアプリ。


なかなか良いバー。成都にもこんな店が有るんだなと感心。バーテンダーさんと、上海のSpeak Lowの話で盛り上がる。どこに行っても話す人がいて、楽しい時間が有る。そんな感じは有難い。


上海食生活
好きな中華料理と言えば、広東か四川だ。ただ、四川をしょっちゅう食べるのは辛いので、(更には、香港居住が長かったこともあり)広東料理が落ち着く。という事で、先日の俏江南でガルーパ(石班魚)が食べられなかった残念な思いを解消するため、半年前に行った名豪を再訪した。まずは、避风塘蟹。香港で良く食べたが、同じ味だ。うまい。

そしてガルーパ。400元なので、先日の半分以下の価格。味付けも良いし満足。香港、広東省に居住経験がある人間は、これが懐かしくなる。


飲んだ酒は紹興酒なので、ほんの数十元。中国の紹興酒は安い。反対にワインが妙に高く、この差がどうにも気になる。まあ、紹興酒が安く飲めるのは良いことだが。


そんなこんなで満足して帰宅。


そして別の日。オイスターバーに行く。前から思っていたのだが、生牡蠣を食べるなら長寧区ではなく、黄浦区だ。鮮度が良く、価格も安い(長寧区との比較)。日本料理なら長寧区だが、やはり、居住区によって、(歴史的な経緯も有り)レストランの種類が違う。競争が激しければ、レベルは高く、価格は安く抑えられるため、洋食なら黄浦区、和食なら長寧区だ。

今では、中国で当たり前のように、鮮度の良い生牡蠣が食べられる。1980年代の初訪問時は、生牡蠣どころか、サラダ、コーヒー、お冷も口にできなかったので(一流ホテルのレストランのみ置いてあった)、別世界。時代は変わったものだ。

〆はロブスターのパスタ。美味いが、食いすぎで苦しい。残すつもりが完食。
穏やかな国慶節連休であった
国慶節は、ひたすら家にいた。好き好んで、人の多いときに、多い場所に行くことはあるまいという事で、家で仕事と休息という感じであった。国慶節と中秋節がくっついたので8連休。そこ間、ご相談自体は少なかろうが、全く回答できないのもいけないなと思い、自分で回答しようとしていたものだ。という事で、仕事して、疲れたら寝ての繰り返し(最近、疲れがたまっていた)。疲れは取り切れなかったが、国慶節明けに、少し調整すればよいだろう。という事で、ひたすら即席めんを作っていた。これは、中華三昧の塩味。


夜は、突然、あんかけご飯が食べたくなり、冷凍庫で半年寝ていたエビを取り出して、海老と炒めを作り、ご飯にかける。


日本で買ってきた長芋も早速活用。蕎麦つゆの作り方を改良したおかげで、なかなか良い味だ。


中華三昧の担々麺。先日、台湾ラーメンを作ったときに、豚のひき肉を買ったら300gのものしかなくて、中々使いきれない。多めに炒めて入れる。


そして、蕎麦とうどん。


こんな形で、のどかで、地味に充実していた国慶節であった。

対談動画(横浜中華街編)後半を公開しました
対談動画「横浜で語り、そして飲む(横浜中華街)」の後編です!日本事務所長杉山、深圳総経理斉藤との対談。
上海に戻って俏江南
上海に戻ると中華料理を食べようと思う。やはり、中華料理は中国で食べるのが旨い。日本で食べる中華料理は、アレンジされているので、美味しいものでもちょっと違う。ここらは、現地の料理を食べ続けないと、分からない感覚だと思う。


という事で俏江南に行く。ここに来たのは1年前か。毎年1回程度しか行かないが、行くたびに内装、雰囲気、サービス、メニューが違う。安定性に欠けるが、建物、庭園がきれいで雰囲気が良い。まずは、口水鶏と蟹。本当は、蟹ではなく、清蒸ガルーパが食べたかったが、一匹880元(2万円弱)で断念。代わりに、1万円程度の蟹にしたが、餅ばかりで実が少ない(笑)蟹料理は、美味しくはあるのだが、完全に韓国料理の味であった。


海老炒めと担々麺。全体的に、昔に比べて、深みが無くなり味が落ちたように思う。


目の前で焼いてくれるステーキが一番おいしかったかな。


そんなこんなで帰宅。家の前の、中秋節の展示を見ながら。

福岡から上海
福岡から上海に帰任した。福岡経由の帰任だが、特に用事が有ったわけではない。
元々、前回の出張が上海・福岡往復であったのだが、突発事項が生じたため、福岡⇒上海便を延期して(今回の充当)、東京・上海往復を購入した。それもあり、元々あったチケットを消化するため、福岡経由となったものだ。という事で、気楽な訪問。ホテルも、飲食に便利な中州付近のエクセル東急にした。


到着翌日の昼食を、何にしようか考えて、店の前は何度も何度も通りかかってはいるが、一度も入った事がない弥太郎うどんを試してみる。外見から想像できなかったが、中は清潔で、味付けも上品。ちょっと意外だったが美味しかった。昆布だしが非常に効いている博多うどん。

福岡から上海は、1.5時間で着く。福岡・東京より近い感じだ。国慶節・中秋節の連休が始待った日だったので、このタイミングで中国に行く人はあまりおらず(むしろ、中国から海外に出る人が多い)、飛行機はガラガラで快適であった。家に帰って、福岡で買い込んだ即席めんを作って食べる。これは台湾ラーメン。


横浜で語り、そして飲む(横浜中華街・湖南人家)公開
「上海で暮らし、そして飲む(番外編:横浜中華街)」の前篇を公開しました!水野諮詢集団有限公司の日本所長杉山と、水野深圳総経理の斎藤。社内宴会のような様相を呈していますが、まあ、「こんな雰囲気でやってます」という部分をご覧下さい。
講演会後、羽田から福岡へ
今回の日本滞在(10日間)では、2回オンライン講演会が有り、両方オフィスで対応した。これは、9月27日。14時からの講演で、先ずは11時に桜木町駅に到着して昼食。講演がある時は、基本的には2時間前までに食事を済ますことにしている(腹が膨れた状態だとうまく話せない)。PCを覗きながら食事ができる環境はと考えて、プロントに入りパスタを頼む。期待していない割には、なかなか美味しかった。

オフィスに向かおうとすると、川村屋が目に入る。今年の冬に、閉店するとメディアでも騒がれていたので、どうしたことかと疑問に思い、インターネットで確認して納得。大仁田厚とは違い、皆から祝福されての再開なので、これは良いことだと思うが、今回は断念。次回に試してみることにしよう。

オフィスのあるランドマークタワーに向かう。良い天気だった。



今回も2時間。今年は、ヘビーな有料講演会が多く、なかなか疲れたが(体調崩しがちな1年)、仕事の成果にもつながっているし、良いことだと思う。まだまだ頑張ろう。身体や精神はきつくても、「有意義だ」と思っていただける情報を出していかなければいけない。


講演が終わると、タクシーでYCATに。そして羽田空港。今回は、たまったマイレージでファーストクラスに乗った。驚くことに、この便だけ、ファーストの方が、クラスJよりも安いという逆転現象が起きており、それがゆえのファーストなのだが。国内線のファーストは、これで3回目。みんなマイレージかクーポン(笑)。


無料のカレーパンをラウンジで食べる。そして、立ち食い鮨屋を眺める(食べなかったが、引き付けられた)。

福岡行きファーストだと、森伊蔵を無料で飲ませてくれる。隣のおじさんは、森伊蔵2杯と、シャンパン2杯を、なみなみとついでもらい飲んでいた。完全に元を取っているなと感心。自分はこのワインを一本だけ。残念ながら、あまり美味しくない。機内食も、いまいちテンションが低かった。ただ、ラウンジ飯も(カレーパンがぱさぱさだったが)、機内食も、みんなマイレージで無料で食べているので、文句を言ってはいけない。そんなこんなで、1時間半のフライトが終わり、福岡のホテルに直行となった。

上海で暮らし、そして飲む(番外編:横浜中華街編)収録
せっかく日本にいることだし、という事で、「上海で暮らし、そして飲む」の番外編(横浜中華街)を収録した。日本所長杉山と深圳総経理斉藤との対談。単なる社内宴会ではないか、という意見もありましょうが、会社の雰囲気を知っていただくために、是非(笑)。数日後に、前編が公開予定です。

収録場所は、最近気に入っている、「湖南人家」で。横浜中華街の香港路だ。この店は、中国人客の比率も、そこそこ高く、ちょっとガチ中華っぽい雰囲気も出している。なかなか居心地が良い店だ。


湖南料理屋であるが、僕は、あまり湖南料理は好きではない。ただ、日本の中華料理屋だけに心配はいらない。四川料理も、広東料理も、その他地域の料理もしっかりと用意されている。


今回、この3人で収録しようと思ったのは、杉山・斎藤共に、人前だと極度に緊張して話せないため、動画、講演は、完全な裏方に徹している。こんな機会でもよいので、顔を売っておいた方がよい。文章、Email対応、個別面談などは全く問題ないが、人前に出るのが苦手。これは、持って生まれた性格なので強制しにくい。まあ、強みを生かしてくれれば良いのだが、こんな機会も、長い目で見れば役に立つであろう。

最後は、僕の好きな海鮮焼きそば。17時台に終わらせたのだが、すっかり陽が短くなってきた。秋だな。



サントリーホワイト
ほぼ同じ年齢で、酒好きだった方しか共感を持っていただけない思うのですが・・・
横浜の実家付近でサントリーホワイト(1099円)を発見。大学時代に飲むウィスキーは、ほぼホワイトで、2日に一本空けていたので、1620円という価格まで鮮明に覚えている。とすると、40年前よりも安くなっているという事かな。
大学時代は、そんな感じでホワイト(稀にレッド)だったが、憧れから、ダルマ2800円、リザーブ3400円、ホワイトホース・カティサーク4300円という、当時の価格を、まだ覚えている。学生時代が懐かしい(戻りたいとは思わないが)。合気道にひたすら励み、蛮カラに憧れる学生だったので(よく言えば武骨・悪く言えばダサい)、洒落た場所は全く行かず。行かずというより、行けず、という表現が正しい。当時はやりのチャールストンカフェとかも行かずじまい。渋谷のかちかち山程度が、精いっぱいのお洒落であった。
そして、1987年(新入社員時代)。志木の独身寮に入っていたが、近所のダイエーで、ホワイトホース・カティサーク抱き合わせで(2本で)4300円という半値価格で売り始めたのが印象深い。これが、ウィスキー価格が下がり始めたタイミングであったような。1985年のプラザ合意以降、円高が進んでいたのも、輸入ウィスキーの価格が下がる一因であったのであろう。
因みに、大学時代、先輩に、地下鉄高田馬場駅(早稲田よりの入り口)付近にあったドリームというスナック(年配のご夫妻で経営されていた)に連れて行ってもらったのを覚えている。当時の棚には、ずらりとサントリーホワイトのボトルが並んでいた。
その後、1990年に中国研修から帰り、早稲田に住み始めたので、懐かしさから、このスナックに、ちょくちょく行った。棚のボトルは、全て輸入物に切り替わっており、「早稲田の学生も高い酒を飲むようになったんだ」と驚いた。
色々なことが思い出だ。今度、大学時代を思い出して、ホワイトのお湯割りを、仲間と飲みたいものだ。
