最近のPCR検査状況

7月早々、カラオケ店絡みで感染が発生したので、毎週末の全員検査(マンションを封鎖して全員検査)だけでなく、突発的な検査も始まった。現在では、だいたい(区によって違うが)火曜日と木曜日の夜(18時半~20時)と日曜日に検査が行われる状況。

ただ、これだと接待に影響がある。20時になるとマンションを出られるが、いかんせん遅い。
当日PCR検査している場合は、マンションの検査に参加しなくても良いのだが、集合検査日は、大部分の検査場が閉まっている。
という事で、接待に影響があり、右往左往する状況が続いたが、最近、状況が変わってきた。
まず、部下より、「実は、最近はそれほど厳格ではないので、その日に検査しなくても健康コードが黄色にはならない」との話を聞く。確かに、火・木の検査を受けなくても問題ない人はいる。要は、その期間(火ー木)は、建物の入館基準が、通常の72時間以内陰性より厳しくなる程度で、大部分の場所は、48時間以内の陰性証明で入館できるため、一日おき(月、水、金)で検査すれば、何とかなるようだ。
また、その日も開いている検査場が増えた気がする。よって、アプリで開いている場所を見つけて、朝検査すれば大丈夫。
更には、検査時間にマンションを封鎖するのも形骸化している。ロックダウン期間中は、検査時に、部屋番号を登録したので、受けてない人間は把握できていたが、解除されてからは、部屋の確認・登録がない。時間を指定されて、「時間内にロビーに降りて検査を受けろ」という通知だけなので、受けていなくても確認されない。これだと、何のために検査時間中は封鎖するのか、意味が分からない気もする。
まあ、感染者が収まってきているので、徐々に緊張感が薄れているということだ。それは良い事だが。
ともあれ、僕自身は毎日PCR検査を受けている。昨日今日は、諸般の事情で、24時間以内に3回検査を受けることと相成った。
生活習慣になってきた感はあるが、そろそろ終わりになって欲しいものだ。

日常は戻ってきたのだが

ロックダウン解除から1か月強が経過し、レストラン店内飲食・ジムも開始され、日常が戻ってきた。という事で、ジムで走り、バーで飲みの平穏な日々が戻りつつある。

で、夜は接待だな、と思っていた昨日16時半、居民委員会から18半~21時に全員PCR検査(2日連続)。その期間(2時間半)はマンション封鎖。但し、今日既に検査してる人は受けなくても良いという連絡が突然やってきた。「これはいかん。18時になったら外出できなくなる」とマンションを飛び出す。毎日毎日、午前に受け続けているのに、たまたま昨日は検査していなかった(マンション内の検査場が、火・木が休みのため)。よりによってこんなタイミングで!と、ぶつくさ言いながら検査場を探すが、16時半~18時はだいたい休憩中だ。已む無く、足マッサージで時間を潰し、17時50分に会社付近の検査場に並ぶこと10分。やっと人が来たかと思ったら、今日は臨時検査場は休みだと言われ、万策尽きて接待を延期し帰宅する。数日前に、カラオケで感染者が出たことが原因だが、人の都合というのを全く考えていないな。

そんな昨日今日だが、「これも水野さんが言ってたフェイクニュースまがいの記事ですか?」というコメントをつけて、ヤフーの記事が送られてきた
ここに書いてある記事(ブルンバーグの英文記事)は冷静に書かれていて正確だ。また、ブルンバーグの原タイトルは「ロックダウンへの恐怖が大規模検査に走らせる」というニュアンスで、これは現状を表している。ただ、日本語に翻訳する人間の手が入ると、ポイントがズレる。また、安易に再度ロックダウンかなどの勝手な憶測は書いて欲しくない。現状の感染状況では、まず考えられないので。とはいえ、抑え込みのためのPCR検査は続くだろうから、完全な日常回復までには、まだ時間がかかりそう。難儀な状況だよなと思うことしきり。

充実した週末であった

昨日は朝7時半からPCR検査であった。
上海では、ゼロコロナに近い状況が続いているが、依然として週末は市民全員検査をやるのは、そろそろうんざりしてきた。
まあ、時間指定が嫌なだけで、PCR検査事態は毎日やっており、既にルーティーンではあるが。何しろ、外出するには72時間以内の陰性証明が必要だし、一週間検査を受けないと健康コードが黄色になって、大変なことになる。
そんなこんなで検査を済ませ、休日ではあるが、朝8時半から4時半まで仕事。その後、早めの外食。

食後、歩いて帰ると、空が奇麗だ。見慣れた光景を歩いて帰る。帰宅前にアピタに寄って、ウィスキーを見てみるが、山崎12年が8.2万円で、白州18年が28万円。これでは、とてもじゃないが手が出ない。白州は、個人的には好きではないのでよいのだが、山崎12年は、20代の頃から、こだわりを持って飲み続けてきたウィスキー。容易に飲めなくなったのは残念だ。

そして、7月1日からジムも再開。平常時の7~8割の状況か。半年ぶりに走れて気持ちが良い。

ロックダウン動画(最終回)

ロックダウン動画も12回で打ち止めです!最終回が、これほど嬉しかった経験は、今までで初めてですが、昨日段階(6月28日)の状況を語っています。
こちらをご視聴ください(無料公開)。
本日から、レストラン店内飲食が可能になります。そして、隔離期間短縮の国務院発表が有りました。
中国のコロナ管理も、徐々に緩和されていきます。

レストラン店内飲食開始

明日(6月29日)から、レストラン店内飲食解禁だ。長かった。僕が上海に戻った3月17日に、(僕が戻るのを待っていたかのように)店内飲食が禁止されたので、3か月以上店内飲食出来なかった。これが、やっと平常に戻る。一応、町内(街道・鎮内)に、中リスク地域が無い事、1週間以内に封鎖区域以外での感染者がいないことが条件になるが、現在、上海市の感染者は、ほぼゼロになった。つまるところは、全面解禁と同じようなものだ。
また、先週から、マンションも戸別配送が可能になった。以前は、この門に届けられるので、自分で取りに行く形だったが、これももう終わりだ。

また、郵便は、担当者が各フロアの1階に設置された棚まで持ってきてくれるので、下に取りに行く形だったが(デリバリーと郵便で対応が違う)、とうとう、この棚が撤去された。便利になったので歓迎すべきことだが、2か月以上慣れ親しんだ光景が変わったのは、少し寂しい気もする。

因みに、下の写真は知人のマンション。ここは管理が緩いらしく、道路に面したこの棚の管理人が夜には居なくなってしまう。この状況でも、あまり問題が起こっていない(勝手に持っていく人がいない)というのは、中国の治安も良くなったもんだなと、過去10年、20年の変化に驚く。

弊社会員様向け期間限定(動画145本無料開放)

弊社クライアント様には、Emailで個別ご案内していますが、1年ちょっと前から開始した中国ビジネス無料動画(現在のコンテンツ数145本)を、「弊社コンサルティング会員様限定で、7日間無料公開」致します。詳細は、Emailご参照下さい。公開期間は6月23~30日ですので、まだアクセスされていない方は、お早めに。

それとは別に、その中の1シリーズである「水野真澄の雑語り」の9回目、「不確かな情報とどう向き合うか」をここで無料公開します。
こちらをご参照下さい。
ビジネスは情報が命と言われますが、間違った情報があふれています。TVの情報ですら鵜呑みにするのは避けるべきです。では、どうすべきか。そんな内容を語っています。

上海散歩と久々の浦東

先週末(日曜日)、昼にうに丼を食べすぎた後、散歩に出かけた。土鍋で一合のご飯を炊き、ほとんど全部食べてしまったので過剰満腹。明らかに食べすぎだ。その後、執筆をしようかと思ったが、全く頭が働かない。そんな訳で、少しでも運動せねばと、散歩に出かけたという次第。最初1時間は散歩。大体1万歩になったところで、乗り捨て自転車に切り替えて、合計3時間半、あちらこちらを回った。

回ったのは、昔住んでいた、清渓路・紅古路あたり。この辺りは緑が多くて風情が有る。

これが2011年頃に住んでいたマンションだが、6,500元で借りていたというのは、今では信じられない。今のレートだと13万円。当時のレートで10万円くらいか。今借りたらどの程度だろう。今僕が住んでいるマンションが18,000元なので、これよりは高い筈。2万~2.5万元程度だろうか。となると、今の為替レートでは50万円になってしまう。上海も、過去15年程度の家賃の値上がりがすごいし、日本円のレートがちょっと行き過ぎだ。

そして昨日(火曜日)、仕事で外高橋保税区の税務局を訪問した。下の写真は、シェラトンホテルと外高橋大厦。

これは税務局の中。予約してあったので待つ必要なし。15分程度の手続時間。浦東訪問は、本当に久しぶりなので、こんな感じで、保税区の税務局に行くのだけでも、少し楽しかった。

ビルの1階のスターバックスは、まだ店内利用不可で、デリバリーのみ。ちょっと寂しいものだ。

日本のテレビ報道に違和感を持つ

先週末、日本にいる3人から、またロックダウンされるんだって?という連絡が来て、「何を言ってるんだ?そんな話は全くないぞ」と疑問に思い、ネタ元を探してみたら、6月12日のテレ朝Newsだった。
友人が教えてくれたのは、たまたまこれだが、他のテレビ局も大同小異とのこと。報道だけあって、間違い自体はないようにしているのだが、編集は、意図を持って煽情的、且つ誘導的(視聴者の誤解を招くようにしている)。タイトルの再ロックダウン危機、というのは完全なあおりだ。
そもそも、経済的にも民意の面でもリスクの高いロックダウンを、政府も再度やりたいとは思っておらず、やるとすれば感染者数次第。基本的に10人以内の感染者数で推移しており(報道で前日は29人と言っているが、これは輸入症例と呼ばれる、入国時の隔離状況下での感染者を含んでいるのではないか)、この感染者数でロックダウンをする筈がない。
更に、こちらで重視されているのは、社会面ゼロ(封鎖区域以外の感染をゼロにする)。まあ、これがなかなかゼロが続かず、市民がイライラしているが、それでも0~3人程度を行き来している状況で、これを見てもロックダウンの危機など迫っていないのが分かろう。
言ってみれば、台風被害でボロボロになっている住民がいる状況で、天気図に何の台風発生もないのに、「台風再来危機!?」と報道しているようなもので、今回は自分が渦中にいるだけに、久々に報道に対して腹を立てた。

また、全員PCR検査が行われたことをロックダウンに繋げるような報道をしているが、確かに、7月末まで、毎週末全員検査をする。それに際して、検査期間中はマンションを封鎖するが、僕の居住マンションでは、朝9時半~11時の検査で、マンション封鎖期間は9時~11時半。それが終われば問題なく出入り可能だ。
ロックダウンというのは、都市機能を封鎖することで、マンション単位の封鎖をロックダウンと同意義に扱うのは間違い。勿論、マンション単位でも感染者が出て2週間封鎖されるのは嫌だが、ロックダウンで困ったのは、配送スタッフがおらず(彼らも閉じ込められている)、物が購入できないこと。マンション単位の封鎖なら、物資の調達には問題ないので、この意味合いは全然違う。
まあ、マンション封鎖につながる管理を、僕個人は、全く歓迎していない点は、念のために断っておくが。

不満は、他にも多々あるが、長くなるので、別の機会(動画とか)で語る事にしよう。
因みに、上海在住の記者の方が、「私も2週間の封鎖に備えて、買いためをしてきました。ロックダウン中に飲みたかったジュースも買ってあります!」と見せる備蓄品が、僕に比べて圧倒的に少ない(おまけにジュースは1本だけ!?)のは笑った。「一本かい!コンビニなんて、どこでもガラガラだから、そんなに好きなら20~30本買いたまへ!」と突っ込みを入れたくなった。実は、記者さん自身、大してリスクは無いと思っているのではないか(笑)。
僕の備蓄(例えば水)はこんな感じ。中国生活合計27年は伊達じゃない。不測の事態の備えは絶えずしている。今回も、ロックダウン解除の前日から、毎日コツコツ準備してるが(これも、笑)、別に、買い物は問題なくできているぞ、という感じだ。

海胆を買って土鍋も買った

ロックダウン期間中にお世話になった新鮮館で、海胆とマグロの中落を購入した。海胆は大連産で、日本産の三分の一程度の価格だが、食べてみるとしっかりとした味が有って旨い。期待以上だ。二日以内に食べて下さいとのことなので、まずは刺身で。

奥は中落。ねぎをザクザク刻んで入れたもの。ロックダウン期間中は、窮乏に苦しんだネギだが、今は十分な量を購入してあるので好きに使える。安心感が有る。

一夜明けてうに丼にトライだ。土鍋で米を炊こうと思い、さっそくダイソーに走る。これで25元。ダイソーの存在は有難い。今は為替の関係(円安)で、日本円換算すると500円になるが、それでも十分お買い得だ。
ロックダウン期間中、「炊飯器無しで米が炊けるようにならねば」と考えた。炊飯器が壊れたらどうしよう(修理が出来ない)という不安が有ったためだ。ロックダウンというのは、今後、そうそう経験することは無かろうが、自然災害や、色んな事態も想定すると、スキルは増やしておいた方がよい。事前に、煮炊き用の鍋で炊いてみたが、それなりにできた。その結果を踏まえて、満を持しての土鍋チャレンジだ。

最初の土鍋炊きご飯は、55点という感じの採点で、改善点が結構ある。インターネット情報は、炊き時間の記載が、本当にまちまちだ。一番妥当そうなものを採用したが、少し焦げた。時間を変える必要がある。今回は、焦げた部分を取り除けば大丈夫だったので、そのまま海胆をのせて堪能した。これは、海胆の力で、もう少し上手く米が炊けたら、もっと旨かったんであろうが。

独り飯が続く

一人の食事が続いている。中国帰任(2月23日)以降の116日間で、会食(誰かと一緒の食事)は5回だけで、あとは独りの食事の連続だ。慣れというのは恐ろしいもので、これが当たり前に思えてきたし、食事のために外出するのが億劫な気すらしてきた。ただ、これはあまりよい事ではない。社交性を欠いたら、人間、広がりが無くなる。
また、あまり会話をしないので、話すのが下手になりそうで心配だ。実際、有料動画の収録時、発音がいま一つ満足できない場合が有る(特に、しゃ、しゅ、しょの発音の口の抑えが効きにくい)。ロックダウン後遺症か。上海の感染者は、もう、ほぼ無いと言っても良いような人数だ。そろそろ緩めてもらわないと。

これは昨日のデリバリー。シシャモとさつま揚げが食べたくなって紋兵衛に注文。自宅なら、比較的何でも食べられるようになってきているので、その点ではストレスが少ない。

そして、ロックダウン期間中に保管した食材を、徐々に消化している。場所を取る海老の消費がここ数日の課題になっていたが、今日の昼・夜は海老料理。夜は何を作ろうか。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ