日本での宴席続きで、3Kg体重が増えた。一週間で1Kg落としたが、最低、あと2Kg。ただ、ベスト体重は62Kgくらいだろうから、あと4Kgを2か月間で落とそうかと考えている。
そのため、朝はオートミール。昼は小さいおにぎり一個とみそ汁。夜は主食抜きという食生活。それに、週に3~4回ジム。この生活を続ければ、1か月2Kgは落ちるであろう。
これは、土曜日(18日)の夕食。久々の自炊(というほど大したものではないが)。
ここ1~2か月、必死で働き、精神的にも疲弊していたが、その疲れが、この日にどっと出た。仕事は1時間でギブアップ。ジムに行くのも断念。休日だからと割り切って、午後3時からビールを飲み、小説を読み始めた。そして、4時半から豆腐主体の鍋。

しかし、中国では、昨今、コロナ明けを実感する。クライアントの方々も、盛んに出張を繰り返している。コロナ期間中に動けなかった分を取り戻すような勢いだ。僕も、今週は1週間広東省。経済が動き出すのが、肌感覚で理解できる。
そして、昨日の居酒屋では、たくさんの店員さんが「太った!」と嘆いていた。12月のコロナの急遽蔓延で運動する習慣が途切れ、そこから旧正月に突入した結果体重が増えたようだ。みんな、これから運動再開!と言っていたが、僕も同じ。何れにしても、コロナ明けの活動を加速しよう。
普通の生活(バーでどん兵衛、そして帰宅)
上海の平穏な日々が続いている。来週は、広東省出張だ。日本のメディアがどう報道するかはさておいて、中国では既に感染は収束し、人々に緊張感は全くない。(集団免疫を取得して)既に過ぎ去った事、という意識であるし、その通りであると思う。


ただ、昨年のロックダウンで、一人の生活が続いた後遺症で、一人自宅で食事をして眠ることができない。つまり、寂しい。外食が続くのはやむを得ないか。
この日は、日本人経営の簡易バー。簡易バーというのは、手の込んだものは全くやらないという趣旨(笑)。この店で、唯一、若干の手間をかける(お湯をかける)どん兵衛を食べた。


そして帰宅だ。最近は、ちょっと夜が早くなってきた。11時前には就寝。


火鍋を食べる(鼎王无老锅)
火鍋を食べると「中国に戻って来た」という感じがする。香港の時から良く食べた。ただ、上海の火鍋屋は、どちらかというと綺麗な作りのところが多く、料金も高かったりする。甚だしいところだと、大したものを食べなくても、一人2万円程度する火鍋屋も少なからずあるが、火鍋だけは安い店の方が旨いなという気がする。今回行ったのは中級店という感じの店で、過去に何度か行った店。ただ、何時も行く黄金城道の店は当日予約ができなかったので、初めて行く凯旋路店だ。


ここら辺は初めて。住所の長寧国際広場のどこにあるんだ?と首をかしげながら歩いていると、左隣のレストランビルに店名を発見。そちらに向かう。

ここは、台湾風になるのかな?という訳で、辛いスープ(鍋底)でも、さほど辛くはない。

豆腐が好きだ。揚げ湯葉、麵筋(香港では生根という)は必須。香港の生根は、もっと薄くてより好み。これを一人3セットくらいは頼む。そしてキヌガサダケも好きだ。肉はさほど重要ではないが、全く無いわけにもいかないので一つ頼む。


ワインは高いのと、冬の寒さに震えているので、紹興酒(黄酒)。紹興酒は5年物で1千円ちょっとだが、ワインは安くても8千円以上する。何でこんなに値段が違うのか。中国のワインの値付けは高すぎだ。


そんなこんなで満足したが、火鍋の匂いは二回シャワーを浴びて、やっと落ちた。火鍋は、これが難儀だな。
上海生活再スタート
上海浦東空港での入国手続きはあっさり終わった。PCR検査無し(これは分かっていた)、陰性証明のチェックもなし、ついでに荷物検査も無し(はい、行って行って、という感じ)。コロナ関係の規制をする気は全くないのが分かった。瞬時に集団免疫を付けてしまった余裕かな。
タクシーを捉まえ、2か月ぶりの自宅に戻る。既に、2年以上暮らした家だが、なぜかがらんとして見える。2010年以降、一人暮らしが続いており、すっかり慣れたはずだったのが、「寂しいな」と初めて感じる。まあ、すぐにまた慣れるであろう。


街は、全く以て平穏無事。感染は完全に収束しており、道行く人は3~4割がマスクをしていない状況。

前職の先輩と、仕事関係の話が有るので、行きつけの居酒屋で集合。到着した日に会食ができる。3年前までは当たり前だった日々が戻ってきた。もう少し早くこうして欲しかったが、先ずは、元の生活が戻ってきたことを祝おう。


担々麺の麻婆豆腐掛けで〆。

朝9時便で出発
朝6時にチェックアウトして、ホテルバスで成田空港に移動。乗るのは9時10分発の全日空便だ。長らくキャセイ航空の使用が主だったので、ワンワールドのJALを使ってきた。結果、全日空だと何のステイタスもないのでアウェイ感が強い。早くJAL便が復活してほしいと思うことしきり。成田空港は、活気は戻りつつあるが、まだ、あとひと頑張りという感じか。

ラウンジは、この時点(到着時)は空いていたが、これは時間が早いため。その後、どんどん人が来て、最終的には満席に近い状況となった。勿論、コロナ対策で使用できない席が多いことを前提とした満席だが。

空港では、まず朝のコーヒーが飲みたいと思うが、刺激を避けてカプチーノにする。空腹なので、何か食べる必要が有るが、日本対座中に2~3Kg体重が増えた。本能のままに食べる訳にはいかないので、小さなきつね蕎麦だけにする。


機内食を食べて移動。映画も見ずに、ただただのんびり。

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現在の中国渡航に関する陰性証明の要件、日本・上海での空港チェック、現在の上海の街の様子を14分で解説しています。
上海帰任(陰性証明取得と日航成田ホテル前泊)
2月12日の搭乗(成田・上海浦東便)の48時間前に陰性証明を取得する必要が有り、事前予約したみなとみらいの検査場に行く。すんなり検査できたが、「検査結果の通知は明日中(11日中)としか言えません。1日の採取サンプルを、夜にまとめて検査に出すので、午前だから早くなるわけでもないんです」という説明。そうなると困った。翌日15時頃には成田日航ホテルに移動する必要が有るが、必要な証明書の印刷ができないかもしれない。少し焦って、実家の近所の自治体の検査場に移動。ここなら翌日の午前中に結果が出るのは経験済。では、なぜ最初からここにしなかったかというと、ここはパスポート番号・生年月日などを入れてくれず、写真の様な簡単な証明書しか取得できないためだ。ただ、中国政府の発表は、「パスポート番号と生年月日は、有ればなお良し」という書き方で、義務ではないので最低限これでも通る筈だ。なんか言われたら、画像データでパスポート番号有りのものを見せればよいと判断する。

この日は雪が降っていて、とんでもなく寒い。あたふたと2か所を移動するが、メガネは曇るし、手はかじかむしと苦行の様だ。桜木町駅の立ち食い蕎麦(川村屋)に救われた。

無事に検査結果を取得して(自治体のものは午前11時半。みなとみらいでの検査は17時半で、やはり印刷できる時間ではなかった)、成田エクスプレスで移動。2020年の9月に同じ電車で成田に向かったことを思い出した。その時は、初めての隔離(香港2週間、上海2週間)の不安と、何時また日本に戻れるか分からない寂しさで、暗い気持ちであった。景気づけにシャンパンを飲んで移動した。この日は全く違う。いつでも帰れるので軽い気持ちだ。一応、シャンパンは飲むが、長いトンネルを抜けたことに乾杯、という気分。3年前は気合を入れてモエシャンドンだったが(駅で買える一番高いミニボトル)、今回は、一番安いものを選択。気合は全く入っていない。



これも3年前と同じ行動。成田日航ホテル最上階のバーは非常に良い。価格設定が極めて良心的。One Harmonyの会員だと割引も有り。ここでないと、山崎12年は高くて飲めない。頼んだ寿司もネタは新鮮で美味い。残念なのはシャリが大きすぎることで、残したら悪いと全部食べて過剰満腹。まあ、他の食べ物を頼まずに済むので良心的ではあるのだが(3千円ちょっと)。


そんなこんなは有ったものの、この日は9時にはベッドに入る。翌日は、朝5時起きで空港に移動だ。
ミシュラン店(慈華)にご招待いただく
日本滞在も最終段階に入ってきた2月7日に、外苑前の慈華という中華に招待いただく。ミシュラン店だ。僕自身は、(特に日本の)ミシュラン店というのは避けるのだが、この店はなかなか良かった。昼から中華コースなので、朝食は抜き。日本到着時点から気になっていた、「一風堂スープ」を駅で飲む。まあ、普通に飲める味だが、一回飲めばよいかな、という感想。

まずは前菜。これが凝っている。そして、烏骨鶏と杏のスープ。


蝦夷鹿のごま団子とすっぽんの春巻き。いちいち食材が凝っているなと思うが美味しい。


フカひれとナマコのスープ。中国では、かなり前から、「フカひれを食べないように」という動物愛護運動が盛んなので、最低10年間は、中国でフカひれは食べたことがない。固めの炊き立てご飯が一緒に出てくるので、途中で、それを入れて食べる。美味い。そして宮崎牛。これは、素材は良いが、クミンの味付けがちょっと好みに合わなかった。


食事の最後は何種類かの麺の中から選べるが、僕は担々麺。この段階で満腹だ。

そして、最後はデザート。いつもは食べないデザートだが完食。凝った店だった。この日の他の客は、両方、男性一人客。一人は、本当に何種類もの酒(ワイン、シェリー、紹興酒、ウィスキーなど、10杯以上は飲んでいた)を楽しそうに飲み続けていたが、酔ったそぶりもなく帰って行ったのが印象的だった。


同期・同僚と大阪屋砂場で会食
日本一時滞在も終わりに近づいてきた。そんな折、数年前まで、このブログにもたまに登場した、丸紅香港時代の後輩谷垣君より誘いが有り、大阪砂場で会食することになった。気を利かせた谷垣君が、僕の丸紅同期2名にも声をかけてくれる。全員丸紅香港勤務経験者だ。


会場の大阪砂場は僕の指定。数年前から行きたかったけど、1回は店まで行ったら午後休業。もう一回はコロナでNGという事で、3度目の正直となった。この豆腐カツとじが食べたかった。


これぞ蕎麦屋、というつまみを楽しむ。この中華風の揚げ蕎麦は、巣籠蕎麦というようで、混雑時は提供できない場合もありとのこと。まずまず客で埋まっていたが、作ってくれた。


そして十四代。老舗の有難さで、四合瓶が13,000円。「割り勘で、一人3000円ちょっとだから、お願い!飲ませて」と言って頼んだもの。この日は完全割り勘だったが、万事、僕の好みに合わせてくれたので、付き合ってくれた3人の皆には、少々申し訳ない気持ちだ。友達は有難い。
しかし、この十四代。上海で飲んだら、1万元(20万円)はするだろうな。とても飲めない。


そんなこんなで食べていたら、お腹が膨れてしまったので店を出る。そばを食べなかったが、つまみを堪能したので満足だ。


そして、ぶらりと入った、新橋の飲み屋。この店は、居酒屋と言ってよいのか、何といえばよいのか。不思議な雰囲気だが、森伊蔵・魔王・村尾の飲み比べが有り有難い。


店の名前が分からないが、楽しく飲めた。丸紅香港で、一緒に飲んでいたのは、もう20年以上前。みんな年を取って、昔の気分に戻る訳ではないが、利害関係のない仲間と楽しく飲むのは良い。

九つ井で蕎麦
大船駅の近くにある、「九つ井」という蕎麦屋に行った。こうかいて、「ここのついど」と読ませるのは少々面白い。ゆったりとした店の作り。風情豊かな店である。


確か、池波正太郎が、「酒が飲みたくなったら蕎麦屋に行く。酒が飲めなければ蕎麦屋にはいかない」というようなことを書いていた記憶が有るが(間違っていたらごめんなさい)、僕も全く同じで、日本酒を飲みながら蕎麦屋でつまみを食べるのが好きである。この日は、時間もなかったので、天ざるで飲んだ形だが。


富久娘の樽酒。樽酒というのがポイントで選んだ。木の香りが好ましい。蕎麦は少なめ。酒飲み用の蕎麦だな。

今度は夜に来て、じっくり飲みたいものだと思い店を後にする。


