加工貿易制限分類拡大の補足・修正

7月24日のブログで書いた加工貿易制限分類拡大のポイントであるが、解釈の補足・修正をする必要がある事に気が付いた。

ポイントは、第5条に、「公告公布日(2007年7月23日)時点で貿易権を取得していない東部地域の企業に対しては、制限分類に関する加工貿易申請を受理しない」と規定されている点である。
この公告に際しての、記者発表(商務部産業司)では、以下の発言が行なわれている。
① 東部地域の既存企業は、制限分類の加工貿易業務を継続できる。但し、保証金管理の対象になる。

② 東部地域で、公告公布後に貿易権を取得した新設企業は、制限分類加工貿易業務には従事できない(非制限分類加工貿易業務のみ従事可能)。

③ 東部地域で過去に加工貿易に従事した経験がある貿易権を持たない企業(貿易会社経由で加工貿易を行なっていた企業で、来料加工工場が主要な対象となろう)は、公告公布後3ヶ月以内に商務主管部門に貿易権の取得申請を行い、一定期間内に貿易権を取得すれば、今後も制限分類の加工貿易業務に従事できる。

④ 輸出加工区、保税区等の税関監督区域の新設企業は、この制限を受けない。


と言う事は、

1.東部地域にこれから会社を設立する場合は、制限分類の加工貿易はできなくなる。
東部地域の保税区・輸出加工区に会社を設立するか(キャパが少ない)、中西部に会社を作るしか選択肢がなくなってしまう。
⇒ 保税区・輸出加工区のキャパが既に不足しているので、新規案件は用地選定(進出地の決定)に苦慮しそう。

2.珠江デルタの来料加工工場は、3ヶ月以内に貿易権の取得申請をしなくてはいけない。
そうしないと、制限分類の来料加工ができなくなる。
⇒ 珠江デルタ式来料加工は、三来一補形式の特殊な登記を行なっているのが通常。
  この形式で、貿易権が取得できるのであろうか。
  できないとすると、制限分類の場合は、来料加工の継続ができなくなるのであろうか。

という問題が生じる事になる。

最初に公告を読んだときは、何の気なしに読んでしまったが、よく考えればこれはかなり重要な内容で、広東省を中心に、かなり混乱が生じる事が予想される。

上記の解釈・対応を、早速行なわなくてはならない。

悪女がたくみに場の話題を持っていく

悪女企画の会食が行われた。
というか、行われる筈であったが、開催までに大幅に人員が入れ替わり、結局、参加者5人がほぼ初対面というメンバーになった。
その内、3人が偶然、上海エクスプローラーでブログをやっている。
ここのブログもそこそこ普及してきたものだ。

ほぼ全員面識がないので、それはそれでバランスの取れた良い雰囲気。
ただ、ここでもやはり、「水野さん。短くても良いので毎日グログを書いて下さい。朝開けて何も更新されてないとがっかりします」と言われる。
やはり、最近のまとめ更新の評判が悪い。
ちゃんと更新せねば。

因みに、参加頂いた方のブログは、kazuさん
浦東の実業家さん

一番遅れて悪女登場。
彼女を知らない2名の方が、「どなたですか?」というので、「悪女です」と答えたら、「そうですよね。入ってきた瞬間から、この人が悪女じゃないかと思ったんですよ」、とか、「雰囲気で分かりました」というリアクションが返ってくる。
ここまでキャラが立っていると、それはそれですがすがしいものである。

彼女も、いつもの様に、過去の悪話を始めている。
上海に訪ねてきた彼氏(中国語不可)を街中に置き去りにして、困っている姿を遠くから20分間観察していた話、etc.
ついでに、焼酎をどえらく濃く作って、人を酔い潰そうとして見抜かれたりとかしている(人を酔い潰すのが趣味らしい)。

その内、彼女が場の雰囲気を持って行き、参加者も過去の悪話を始めだす。
例えば、歌舞伎町のぼったくりバーで勘定で揉め、出てきたスキンヘッドの用心棒二人を殴り倒した事がありますとか。
⇒ 一緒にいた先輩が一人でやったと発言していたが、額面通りに受け取ってよいかどうか、要注意だ。

そんな感じで盛り上がっていると、コンシェルジュの大西社長を含め3人が飛び入り参加。
更に盛り上がっていたが、店が閉店となったのでお開き。

完全に夏バテ

上海は暑い。
何でこんなに暑いんだ・・・

さすがに夏バテ。
ショック療法だと思って、昼に5Km走ったら、頭がくらくらしてしまう。
明日は走るのやめよう。

出張者もバテ気味で、会食は1次会のみで終了。
因みに、1次会は福ちゃんで焼き鳥。
出張者は、「このガード下の雰囲気が良い!」と言って大喜びであった。

加工貿易制限分類の拡大のポイント

成田から上海に移動。
朝9時半に成田についたら、11時20分発のJAL便がDelayで、13時50分の出発に変更になったと知らされる。
今回の出張は、日本行きがキャンセル。上海戻りがDelayと両方トラブルに。
とは言え、成田でゆっくりと時間が有ったので、フジサンケイビジネスアイの原稿を3回分書き上げる事ができたので、まあ、結果オーライか。

上海に到着したら、亀一から、かねてより予兆があった、加工貿易制限分類の拡大に付いての発表があったと連絡が入る。
この内容は、以下の通り。


今回発表されたのは、「商務部・税関総署公告[2007]第44号」で、以下の内容となっている(施行は2007年8月23日)。
●制限分類を取り扱う加工貿易企業は、企業ランク(A、B、C類)に応じて、保証金を納める必要がある。
具体的には、A・B類企業の場合は保証金額の50%、C類企業は保税輸入原材料に関する関税・輸入増値税額の全額を納付する。
A・B類企業の保証金額に付いては、輸入関税・増値税の金額を基礎とするものの、輸入制限分類・輸出制限分類の違いによって、計算の調整が行われる。
●保証金は、保税品の輸入段階で納付し、製品輸出・核銷手続終了後に、預金金利を乗せて返却される。
●東部地域の制限分類加工貿易企業の場合は、上記の通り、A・B・Cに拘らず、保証金の積み立てが要求されるが、中西部にある場合は、A・B類企業の場合は空転(台帳管理のみで保証金の積み立てを要求されない形式)、C類企業は実転(保証金の積み立てを要求される形式)となり、A・B類企業の場合は保証金の積み立てが免除される。


では、この公告によって、なにが変わるかと言う点であるが、それには、先ず、現在の加工貿易企業の分類を理解する必要がある。

加工貿易企業は、その規模、パフォーマンス(違反暦の有無等)によって、A・B・C・Dの4分類に分けられる。
とは言っても、D類企業は加工貿易が禁止されるので、加工貿易を行っている企業の分類は、A・B・Cの3分類という事になる。
ただ、A類は優良な大規模企業。C類は軽微な違法暦がある企業という、特殊な位置付けなので、大部分の加工貿易企業はB類という事になる。
昨年に読んだ統計では、(うろ覚えではあるが)加工貿易企業全体の8割程度がB類だったような記憶がある。

現時点では、加工貿易を行う場合、
● A類企業は保証金の積み立て不要
● C類企業は保証金の積み立て必要
● B類企業の場合は、原則保証金積み立て不要ながら、特定製品を扱う場合は輸入関税・増値税の50%に相当する保証金の積み立てが必要
という事になっているが、B類企業が保証金を要求される「特定の製品」に相当するのが、「制限分類製品」という事になっている。

以上を整理すると、今回の公告による重要な変化は、「従来は保証金の積み立てが不要であった、A類企業の場合でも、制限分類製品を扱う場合は、輸入関税・増値税金額の50%に相当する保証金を払う必要が生じる」というもの。
更に、公告と同時に、新制限分類表が発表されているが、従来の394品目から2,247品目に大幅に拡大されており(1,853品目の増加)、保証金の積み立てを要求される加工貿易企業の数が、格段に増加する事になる。


これと同時に、以前より大まかな方針が打ち出されていた事であるが、中西部で制限分類品目の加工貿易を行う企業の場合は、A・B分類であれば保証金を納付しなくても良い事が規定されている。
つまり、制限分類加工貿易企業の内陸シフト促進の姿勢が明確に打ち出されているのがポイント。
とは言え、この制度変更によって、中西部に移転するメリットがでるのは、制限分類を扱うA・B類企業のみ。
更に、その影響も、保証金の積み立てに関する資金負担(保証金には預金金利が付くので、資金に関する調達金利と預金金利の差が影響)と言うわけで、この公告だけで、インフラ整備が遅れ、輸送コストの増加・リードタイムの延長が想定される、中西部への移転が進むかどうかは、僕としては疑問。
勿論、場所を選べばメリットは出てくるのかもしれないが・・・
因みに、東部地域とは、北京市・天津市・上海市、遼寧省、河北省、山東省、江蘇省、浙江省、福建省、広東省を指しており、中西部とは、それ以外の地域を指している。
また、保税区・輸出加工区は、保証金制度の対象外(制限分類企業でも保証金積み立て不要)というコメントが、商務部より出ている。

2時間並んで買ったドーナッツをいただく

午前中は赤坂で仕事をして、それから日中投資促進機構さんと赤坂飯店で昼食。
赤坂飯店の坦々麺は、日本に帰国すると必ず食べるものである。
これは美味しい。

昼食時に、「水野さんのブログは最近纏め書きですね」と言われる。
先週も、上海エクスプローラーの大薗社長から、「オンタイムに更新しないとヒット数落ちますよ」とイジワルを言われたばかりであるが、皆ないう事同じだな~と考える。

昼食後、同機構の方より、「水野さんに食べていただくために、午前中有給休暇を取って、2時間並んで話題のドーナッツを買ってきました!」といわれ、ドーナツを頂く。
これだけ手間のかかった贈り物を頂くと、さすがに印象に残る。
山本様。
有難うございました。関係者一同でありがたく頂きました。


日本のしゃぶしゃぶ屋さんはさすがに上品

夜は銀座でしゃぶしゃぶ。
さすがに胃が疲れてきたので、こんな感じのあっさりしたものがありがたい。

大阪の人のマナーのよさに驚く

昨日は夜遅くに酒を飲んだ(寿司屋に行った)ので、朝眠かったが、今日中に仕上げなくてはいけないオピニオンが有ったので、早朝起きて黙々と仕上げる。
正午前に仕上げると、午後一で日経新聞社を訪問し講演。
日本経済研究センターの依頼。

厳しさを増す中国ビジネス環境という事で、最近のビジネス面でのコストアップ要因(工業用地譲渡最低価格設定、土地使用税、人件費、企業所得税改定等等)を解説。
同時に、加工貿易制度の今後の展望を解説した。


ホテルに戻ると午後5時。
E-mailチェックを1時間ほどすると、フィットネスルームに。
昨日の夜の日本酒のせいか、朝、身体がむくんで見えたので、悔しくて90分間走る(12Km)。
朝食抜き、昼はおぼろうどんだけだったので、さすがに頭が白くなった。

フィットネスを出ると8時半。
遅めの会食アポがあるので、地下鉄で移動。
TVや本では、大阪人はせっかちで信号が待てないとかよくネタになっているが、電車を待っている人は、降りる人が全員降りてから乗り始めるのに気がついた。
マナーいいじゃないか!

香港では、電車のドアが開くと、人が降り始める前に、どっと乗車を始めるし、上海でも同様だ。
そんな習慣に10年間慣れてしまっていたので、全員の降車を待ってから乗り始めるというのが信じられない気がしてくる。

「せめて半分降りたら乗ってもいいじゃないか。電車が出ちゃうよ-!おっとりしすぎてるよみんな!!」と叫びだしたくなることしきり。
お腹がすいて、気が急いているのもあるのだろうが、自分の感性が日本標準と随分離れてきているのを実感したひと時であった。

中国語って、日本でかなり市民権を得てるんだ

大阪で講演会があるので、上海から大阪に移動。
乗るはずの便は、18時発。
ところが、浦東空港到着してみると、機体故障で飛ばない。
明日9時半の発に変更という東方航空(JAL共同運航便)。
こまった!
明日は大阪で講演会だ!!
大変あせって、若干早い発の名古屋便に乗せろと交渉。
交渉実ってOKは出るものの、変更はJALカウンターに行ってくれと言われる。
遠いし、間に合わないよ~と地団太を踏んで、「なら、新しいチケット買う!」と啖呵を切るが、東方航空のチケット発券所が(こんな状況のため)長蛇の列。
ひぇ~!これは間に合わん!!

いたし方ないので、重い荷物を抱えて、建物の端のJALカウンターまで行ったら、18時20分発のANA便に変更してくれた。
ありがたい!!
東方航空のまずい機内食(ごめんなさい。東方航空。でも、まずいんだ)を食べて移動するはずが、まともな酒と食事で移動して、客もそこそこ少ないのでゆったり大阪に移動できた。
まあ、結果オーライであるが、今度からは、講演会の前は、もう少し余裕を持って移動することにしよう。
今回、ANA便の乗換えが効かなかったら、大変な事になっていた。



大阪に付いて、ホテルにチェックインしたら夜の11時近く。
一人で寿司屋に食べに行く。
大変美味しい店であった。

カウンターの隣に、アフターと思しき店の女性二人と男性が食事をしている。
全員、完全な日本人。
女性が、「それは、完全にモウマンタイ(没問題)ですよ~」とか発言しているので驚く。
いやぁ。広東語って、こんなに日本で市民権得てるんだ!
日本での中国(中国語)の存在感が、確実に増しているのを実感したひと時。


鈴木さん、江口さんと酒を飲む

コンシェルジュで執筆をしている仲間?の鈴木会計士、江口弁護士と会食をした。
お互い顔は良く知っているが、食事をするのは、鈴木さんも江口さんも2回目で、3人そろっての食事は当然初めて。
鈴木さんと江口さんも、「何年振りでしょう」と名刺交換している。
同業者同士の会食というのは、以外に機会がないものだ。
一番年上の鈴木さん(と言っても、僕より8ヶ月上なだけだが)のオフィスに集まり、今後のビジネス展開の打ち合わせをした後で、鉄板焼きを食べ、シャンティで酒。
3人ともペース良く飲むので、鉄板焼き屋では焼酎が1本空き、シャンティでは昨夜入れたボトルが無くなった。
なかなか楽しい酒である。
3人とも性格は違っているが、なかなか気が合う様で、一緒の仕事が楽しめそうだ。


シャンティで飲んでいる時、コンシェルジュの大西社長の話題になり、「ここに呼ぼう!」と盛り上がる。
どこにいるかがつかみ難い大西さんだけに、日本、香港、中国の番号全てに電話を掛けたが繋がらず。結果からすると日本にいたようであるが、後で記録を見てみると、電話をした時間が夜の0時。日本は午前1時。
単なる迷惑電話でした。
大西さん。ごめんなさい。

そんなこんなで盛り上がり、終了したのは0時半。
無邪気に楽しめた1夜であった。

夜の業務打ち合わせが終わると酔いが回った

ここ数週間は、本当によく運動している。
時間が有るときは9Km走って筋トレ。時間が無い時(昼休み)も、5Km走っているので、食事量をそれほど落としていないけど1週間で0.6Kg体重が落ちた。
3ヶ月で6Kg減量が目標なので、ちょうど予定通りだ。
今回は続きそうな気がするので、このままがんばって続けよう。

今日は、香港から上海に移動。
ラッキーな事に、ボーディング時にビジネスクラスにアップグレードになった。
合計200回以上はドラゴンエアに乗ったと思うが、アップグレードは2回目だ。
チェックイン時に分かっていれば、空港で食事を取らなかったところだが、既に食べてしまっていたので機内食は断念。
CAさんが、シャンパンをたくさん飲ませてくれた。
ドラゴンは、比較的放っておかれる(頼まないと、酒は注ぎ足してくれない)のだが、何度もグラスの減り具合を見ては、注いでくれたので珍しかった。
CAの人がベテランで余裕があったのか、「いつもはエコノミーで飲めないでしょから、まあ、たくさん飲んでおきなさい」と思ってくれたのか、さてどっちだろう。


そんなこんなで、そこそこ酒を飲んで上海に到着。
上海エクスプローラーの大薗社長と打ち合わせる予定であったが、大薗さんが宴席の予定あり、夜10時からの打ち合わせという事になった。
シャンティで待ち合わせるが、手持ち無沙汰でウィスキーをがぶ飲みし、酔いに拍車がかかる。
小一時間の業務打ち合わせが終わったら、緊張が解けて酔いが回る。

因みに、大薗さんは、今度僕をテーマにして短編小説を書くといわれていたが、どんな小説になるのだろう。
いつもバーで酔っている役柄だといやだな。

悪女に深夜呼び出されると

昨日の電話の件。
上海大劇院から出ようとすると電話が鳴った。
なんとなく予感があったが、やはり上海悪女である。
虫の知らせというのはあるものだ。

悪:水野さん。シャンティに行くんですが、水野さんのボトル飲ませてください。
水:金払いなさい。
悪:まあ、そう言わずに。皆で水野さんの到着を待ってますから来てください。
水:まだ食事してない。水野のボトル飲んでていいから待ってて。

という感じで、なし崩しで参加が決定。
会社の宴会の2次会との事で、隣で「水野さんに早く来るように言え~」と、いかにも酔った感じの男性が叫んでいる。
「これはかなりきつい状況になったようだぞ。NNA三井さん深夜呼び出し事件の再来か!?」と思ったが、食事したら顔を出す事にして、まずは食事をする。
何分、劇場を出たのが10時。食事開始したのが10時半なので、行動が遅めになる。


シャンティ到着が11時45分。
業務提携先でもない会社の宴会の2次会に出るのは如何なものかという気もするが、まあ、相手は酔っ払ってるようだしどうでもいいかと考える。

店の方から、「お待ちの方々は個室にいます。だいぶ酔ってますから気を付けてください」と、神妙な顔で言われて、中に案内される。
幸いな事に、既に、一団は体力を消耗したようで、中に入った時は、1名(男性)が潰れており、他の女性3名は、まずまず静かに話をしているところであった。

その後、0時半頃、悪女に電話がかかる。
彼女に惹かれる英国人らしい。
「welcome !」と気軽に言って、この時間から彼を呼び寄せる悪女。
なし崩し的に英国人の参加が決定。
彼の到着は0時50分頃。

自分で呼んだ割には、「この人は英語できます」とさっと僕に対応を振る悪女。
「初対面の英国人男性と、この状況で何はなせというんだ!?」と思ったものの、やむを得なく、「香港行ったことある?よく行くの!そう、じゃあ、さぞかしランカイフォンで飲んでるんだろうねぇ」と意味の無い会話をする僕。

意味の無い会話ついでに、「今日は13日の金曜日だねぇ」というと、「いやぁ、今日は○○(悪女の名前)に昼と夜で2回も会えたから、僕にとっては13日の金曜日はラッキーデーさ!」と、遠くを見る目で語る英国人。

いやぁ、悪女もてるね。
日本人にゃあ、こんなセリフは吐けんなぁ。

そんなこんなの会話に疲れ(といっても、10分もたっていないけど)、「まあ、俺が相手する義理はないよなぁ~。疲れたから1杯飲も」と思って2階のカウンターに行く。
一人で焼酎の水割りを飲んでいたら、「何やってるんですか。帰りますよ!」と呼びに来る悪女。

取り合えず、方向が同じ4人でタクシーにのる僕たち。
来て20分で取り残され、きょとんとする英国人を残してタクシー発車。
「悪く思わんでくれ英国人。すっかり酔って眠いのさ」と、取り残される彼の姿に思いをはせる。
帰宅は午前1時半。

ミュージカルの余韻は消えてしまったが、慌しくも楽しい夜はこうして終わったのであった。


中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ