東京⇒香港(帰任)

朝目を起きると、昨日の酔い覚ましの為に、2時間入浴。回復すると、10時過ぎにホテルを出て西葛西に。今日は、11時半から1時まで西葛西で打ち合わせ。西葛西は、12年ちょっと前に、半年ほど住んだ事があるので楽しみ。早めに到着し、昔住んでいた家、よく行った焼鳥屋を見に行く。まだ、昔のまま残っていて、嬉しくなる。
更に、思いで深いメキシコ料理屋も健在なので、嬉しくなって写真に収める。
打ち合わせを終えると、東京駅にから成田エクスプレスで空港へ。飛行機に乗って帰任。香港到着は夜の8時半。明日は、日曜日ながら朝11時から打ち合わせがあるので大変。
疲れた1週間・・・

東京(講演会と打ち合わせ)

朝の6時半に目を覚まし、のんびりと(あこがれの)ジャグジーバスにつかる。
軽く朝食を食べながら、講演会の準備をして、9時前にホテルを出て講演会場に出発。同じ飯田橋の会場であるので、時間的には余裕。
9時15分頃会場に到着したので、コーヒーショップで準備をしようとするが、喫茶室に人がいない。喫茶室ご使用の方は、フロントにお申し付けくださいという表示があるが、フロントにも人がいない。なんとものんびりした会場である。仕方が無いので、飲み物も飲まずに、喫茶室の椅子に座ってレジュメに目を通す。頭の中に、うっすらとウィスキーが残っている感じ。
時間が来て、講演開始。前の講演からちょっと間があいたので(2ヶ月ほど)、出だしはちょっと緊張。20分ほど話して調子が出てくる。しかし、6時間の講演会(5時間が講演時間)は、1年に1回のペースで3回目だが、徐々に体力が衰えてきているような感じがして困った。ずっと立ちっぱなしなので、足腰ものども辛い。
ちょっと、体力を回復せねば。
ただ、質問もたくさん頂いたので、大変楽しく講演を終わらせた。講演後は、幾つかコンサルティング会員の申し込みも頂いたので満足。

4時過ぎに講演会を終わらせ、ホテルに戻ると4時半。
ホテルの喫茶室で、出版社の方と、次に出す本の打ち合わせ。
その後、IT企業の方と、講演会・DVD販売等の企画の打ち合わせ。次に場所を移して、TV局の方と打ち合わせ。
7時過ぎまで、バタバタと面談を済ませると、仲間内の飲み会に参加。
男ばかり(更に、おじさんばかり)の飲み会ながら、昔懐かしい顔ぶれで、楽しく飲む。

しかし、日本は景気が良いようで、10時過ぎに二次会に行こうにも、どこにも場所が空いていない。10件くらい店に飛び込み、バーにも居酒屋にも振られ、やっと焼肉屋に席を見つける。
皆な、おなかが一杯だよ〜といいながらも、歯を食いしばって焼肉を食べ、冷麺を食べる。
最後の締めに、数名でバーに行き、水割りを1杯。さすがに耐え切れず、半分飲んだら居眠り。その後歩いてホテルに戻る。盛りだくさんの一日であった。

因みに、会食に参加した、(僕を含め)同期三人の写真。僕は入社以降中華圏に合計10年強。1名はインドに8年強(向かって左)。もう一名(向かって右)は、バンコクに5年ほど。いろいろ歩む道は変わってくるなぁと実感。宴会では、向かって右の同期より、「香港出張時に連れて行った店が悪かった」と散々責められる。僕のアテンドで、一番ましだったのは、〆に行った火鍋屋の出前一丁だったとか・・・
なかなかいい奴ではあるが、言いたい事を言う奴でもある。

東京(近藤義雄さん、劉新宇さん等と打ち合わせ

朝の11時から、中国会計・税務の一人者といえる、近藤義男さんと面談・会食。1990年代早々(まだ、僕が20代半ばの頃)に、近藤さんの本を愛読させて頂いていた事も有り、前からお会いしたいと考えていたのであるが、やっと念願かなったもの。お互いの経歴紹介や情報交換を行い、昼は赤坂まで歩いて、(日本出張に行くと必ず一度は行く)赤坂飯店で坦坦面を一緒に食べる。会食を含め、合計3時間ほどの面談だったので、色々お話できて興味深かった。近藤さんも、20日の10〜16時に講演会(僕と全く同じ日・同じ時間)との事で、完全なバッティング。講演会の日をずらせばよかったかな、とも思う。
それから竹橋まで生き、劉新宇さんと1時間ほど面談。同氏は、現在中国の大手弁護士事務所(金杜律師事務所)のパートナー兼日本事務所の責任者であるが、以前は丸紅に勤めており、一緒に仕事をしたり、親しく交流したりしていた。信頼できる人間であり、お互い近況報告をすると共に、また一緒になにかやろう!と盛り上がり、面談を終える。

その後、幾つか社内面談をこなし、ホテルにチェックイン。飯田橋にある、ブティックホテルの様なこじんまりしたホテル。環境も良いし、リーゾナブルな価格で、ジャグジーバスまで付いていて素晴らしい。予約してくれた本社の同期に感謝。
チェックインして直ぐにホテルを出て赤坂に。日中投資促進機構の方々と会食。なかなかしぶい土佐料理の店で、合計6名で会食。仕事の話はちょっとで終わらせ、酒で失敗した話や、中国での四方山話などで盛り上がる。日本酒を飲みたかったが、翌日講演会のため断念。芋焼酎とウィスキーを楽しく飲む。最後の水割り一杯が無ければ、完璧な自己コントロールといった感じであった。ウィスキーダブル一杯分のみ過ぎ・・・

香港⇒東京(日本出張)

朝10時半発の便で日本出張。9時に空港に到着し、出発前に駆け足でE-mailの整理をする。日本に到着すると4時。初日の宿泊は実家(横浜)なので、到着すると既に夜7時。これでほぼ一日が終わってしまうのでもったいない。実家に到着し、E-mailを見てみると、香港会社の同僚からE-mailが入っている。香港ドルのペッグ制度が若干調整されたらしい。趣旨は、変動の上下限を定めたものという事で、投機的な動きを牽制する事を目的としている模様。人民元切り上げ圧力は強く、これは時間の問題だけでほぼ確実と思われるが、これに合わせて香港ドルも切り上がるという観測が根強い。僕個人としては、人民元切り上げと香港ドルの変動は別次元の話で、連動する事は無い(切り上げる必然性は無い)と考えているのだが、世の中の見方はいろいろである。香港ドルが、なまじ人民元と近い水準(5%程度の違い)であるため、連動する様な印象を受けるのではないか(仮に、2倍程度の開きがあれば、この様な印象は弱まるのではないか)と思えるのだが、如何なものか。昔を知る人は、人民元と外貨兌換券(FEC)の様な潜在意識を、人民元と香港ドルの関係に持っていると考えるのはうがち過ぎかな?もう知らない人も多くなってきたし・・・
今日は、両親と食事をして軽く酒を飲んで就寝。

香港(講演準備と原稿書き)

5月20日(金)の講演会のレジュメを作成する事にする。昼休みをはさんで6時間の講演会なので、一人で5時間話さなくてはならない。レジュメもそこそこの分量になる。6時間の講演会というのは3回目だが、当日は話しっぱなしなので、のども大変であるが、何より足腰にこたえる。講演の時の癖は、人によって色々あるものだが、僕は、「手持ち式のマイクとホワイトボード」がないと調子が出ない。ホワイトボードにいろいろ書き込みながら話すので、座っているわけにはいかず、基本的には立ちっぱなしという事になる。では、ホワイトボードが有効に活用できているかというと、いまひとつ自信が無い。何分、字が下手な上に書きなぐるので、ホワイトボードの字が非常に読みにくい。僕の字の下手さに関しては、大学時代、「水野は、秘密のメモを取るとき、暗号を使わなくてもいいから(誰も読めないから)得だよな」などと失礼な事を言った人間までいる。ともあれ、ワープロがあるときに生まれてきてよかった(そうでなければ、僕の文章は誰も読んでくれなかったかもしれない)と真剣に考える。そんなこんなを考えながら、2時間ほどかけてレジュメを作り上げた。

あと、コンシェルジュ北京・上海版で連載している、「新聞記事の解説」の原稿を書き上げる。締め切りはまだまだ早いが、今日の日経新聞に丁度良いネタが載っていたので、原稿を書いてしまったもの。内容は、現地法人の資金調達規制。これは、外資企業の「外貨借入+親会社保証付き人民元借入」の金額を、会社設立時に申請した、総投資額と資本金の差額に制限しようという規定。この概念(総投資-資本金=借入限度)は、1980年代から有ったのだが、最近、2年間くらいで急に規制が厳しくなってきた。これが厳しく運用されると、かなりの混乱が想定されるので、今後の動向が注目される。しかし、中国では、総投資(資金総額)と資本金の制限比率が厳しすぎ、ちょっと現実離れしている。(規定上、総投資の70%〜1/3を資本金としなくてはならない。新聞では、借入を資本金の2倍に制限すると記載されていたが、これは総投資額が高額な企業に限定されるので、ちょっと誤解を生むかも)。この点を見直さないで規制強化を行うのは、企業の正常な営業活動を阻害危険性が高いので、止めるべきだと思う。

先週末に書き上げるつもりであった「増値税輸出還付税率の現状整理」も継続作業。直ぐにできるかと思ったが、想像以上に細かい作業になるので、未だに難航中。少なくとも、現在の還付税率だけでも取りまとめて、今日・明日中にはレポートに纏める予定。

香港(ひたすら眠い土曜日)

昨夜は友人+そのまた友人の方々と会食。その後、カラオケBoxに。という感じで、日本で働いていた頃を思い出すような飲み会。よく飲んだので、今日は反動で昼過ぎ迄寝ていた。
おきてパンを食べると、直ぐに少年サッカーの試合に立ち会う。今日は、6年生主体の試合なので、5年生コーチの僕は、単に見ているだけ。それでも、1PM過ぎに家を出発して、帰宅したのは7PMなので、ほぼ一日がかりのイベント。小学生でも、5〜6年になると、巧みにボールを操るので、見ていてもなかなか面白い。家に帰る前に、近くで買った吉野家の牛丼、ケンタッキーのチキン等を食べて、そのまま9PMには就寝。一週間の疲れが出て、ともあれ眠い一日であった。
来週は日本出張。暫く、香港の仕事に追われて出張ができなかったので、4・5月に頂いた日本での講演会の依頼を2回断らざるを得なかった。そろそろ再稼動という事で、来週は日本、再来週は広州、その次は上海と、スケジュールを通常に戻す予定。

暫く、ブログの書き込みをサボっていたので、色々な方から心配して、元気ですかという連絡を頂く。掲示板でも、初めてコメントを頂き、元気ですかというご心配を頂。色々な方に心配して頂き、大変ありがたい限りです。
コメントを頂いた方、ご心配頂き有難うございます。エクスプロラの登録IDを忘れてしまい、掲示板に書き込みできない状況ですので、お返事ちょっとお時間下さい。

香港(天気が悪い)

最近、初対面の方と話をして(特に、酒を飲んで)いる時によく言われるのが、「水野さんは、自分が思い描いていたイメージとは随分違ってますねぇ。驚きました」という事。
では、どのようなイメージを持たれていたかを、話の断片から推測すると、どうやら、自信過剰でいけ好かない奴だと思われていた節が有る。結構、大勢の方からこのように思われているとすると、これは由々しき問題である。「そう言えば、街中で酔っ払いに絡まれた事があるなぁ」とか思い出し、「あのおじさんも、僕の事をいけ好かない奴だと思ってたんだろうなぁ」とか分析してみる。何とかしたいのは山々であるが、「実は、そんな悪い人間ではないんですよ」と言って回るのもなんだし、結局観念するしかないかな。
ただ、このブログをはじめたのも、表面的な印象(ビジネス書は感情が無いので)を持たれないようにする為でもある。これは日記なので、僕の素直な意見や感想を書き込めるので、そういう意味では役に立つ。

但し、こんな気楽そうなブログでも、書いているとそれなりに悩んだりする。食べたり飲んだりした事ばかり書くと、読んでる人から「水野はのん気でものを考えてない」と思われたら嫌だなぁと不安になるし、仕事の話が続くと「面白くないと思われて、誰も読んでくれなくなったらどうしよう」と思う。まあ、楽しみで書いているものなので、本当はそこまで悩まなくても良いのであろうが。
今日は九龍側で会食。串焼きを食べて、バーに行く。出張者がチムサッツイ宿泊なので、九龍側で会食となったが、(慣れない)九龍サイドは、食事をしていてもちょっと落ち着かない。地下鉄でひと駅(金鐘⇔チムサッツイ)なのに、「海を渡った」という感じがしてしまうのがなんとも面白いところ。
串焼き屋にたどり着く前に、土砂降りの雨に打たれてズボンがびしょびしょになる。それを除けば楽しく会食。

香港(休日)

昨日はいつもの通り少年サッカーに付き合う。朝7時半から1時まで試合。その後、一旦家に帰って、2時半から7時まで練習という一日だったのでくたくた。週末は酒を飲まない事にしているのであるが、疲れたのでビールの小瓶を一本飲む。すぐに疲れが回って、あっさり就寝。
おかげで今日は、体調万全。中国内地は今日から仕事始めなので、仕事のE-mailが何件か入っている。のんびりした先週が終わり、明日からドタバタしそうである。

今日の内に、会員の方向けのレポートを1本書こうと考える。内容は、「増値税還付税率の現状の整理」。
数日前に、「ここ半年間で、増値税の輸出還付税率の変更に関する通達が5本でている」と書いたが、もう一度見直してみると、もっとたくさん出ている。税率の変更、特に引き下げ・打ち切りがあった品目が、130品目ほど有る。一方、引き上げられたのが約30品目。
引き上げは問題ないが、突然通達が出て、数ヶ月の間に、130品目の還付率の引き上げが行われてしまうというのは、いかにも乱暴な気がする。勿論、希少金属など、輸出を奨励しない品目の輸出を押さえる為の措置ではあるが、元々、輸出に関してゼロ税率(仕入れ段階で支払った増値税の還付を認めること)を適用するのは、付加価値税の性格が内国課税を原則としているため、輸出時には課税関係を一旦精算しようというロジックである筈。
中国は、このロジックを受け入れず、増値税の輸出還付を輸出奨励策の一つと位置付けている。結果として、輸出政策に基づいた還付率を自由に設定し、影響の大きい、還付率の調整が、頻繁・唐突に行われる状況となっている。これは、大きなビジネス・リスクと言える。
現状、輸出還付不適用、若しくは、低い還付税率が適用される品目が、かなり膨大になっている。増値税の輸出還付については、導入早々(1994年)より、政策が大きく揺れているが、その状況に、まだ変わりがないという事であろうか。

先日、寄贈いただいた西田顧問の「なにわ商人中国奮闘記」を読み終わる。何より人脈の広さに感服。あと、丸紅という会社や中国に対する愛情が文書から感じられて感心する。僕も、会社に(育ててもらったり、自由に活動させてもらっている)感謝の気持と愛着があるのは確かであるが、感情はもう少し淡々としているかなぁ。コンサルティングを始めたときから、「顧客リストは重要機密。社内の人間にも絶対見せない」とか、「提携が必要な時は、パフォーマンスを最重要視。弱い社内より、強い社外を選ぶ」といい続けてきているのもその表れ(自分が強いかどうかはさておいて・・・)。とは言え、斜に構えている(会社に距離を置いている)訳ではないつもり。結局、個々が強くなれば、同じ社内でも、もっと強い連携ができる訳で、寄りかかり(甘え)の連携はしたくないしできないと思っているだけ。生意気なようではありますが・・・。自分も強くなれるように、頑張っているし、これからもそうしていくつもりなので。

そういえば、一時期、軽快なペースでブログを書いていた、当ウェブ代表の方が、最近全然日記を更新していない。どうしたのであろうか。人の日記も、ぱったりと更新が止まると、それなりに気になるものである。

香港(引き続き)

今日まで日本・中国の両方が休み。仕事のメールが来ないので精神衛生上よい。ここ数日間引き続いて、資料を読み、お答えしていない質問に答え(今日で、全ての球を投げ返す)、淡々と月次決算をこなす一日。
昨今の情勢により、決まっていた講演会が幾つかサスペンドになる。商売上影響があるのでいやだなぁと思うが、まあ、今年の後半にリカバーしよう。

昨日、元丸紅専務取締役の西田健一特別顧問より、本の寄贈を頂く。講談社より最近出版された、「ナニワ商人中国奮闘記」という本。1960年台の中国の状況、経験談などが書かれているので面白い。
西田顧問とは、香港駐在時にすれ違った(僕の香港赴任と同時に、香港から北京に異動された)程度で、一緒に仕事をした経験はない。ただ、僕が廈門出張所長をしている頃、廈門投資商談会(毎年9月8日に開催される全国規模のフェアー)に参加された事があり、数日間だけご一緒させて頂いた。いつも元気、且つ、若い人間にも大変気を使う人柄で頭が下がる。現在をアグレッシブな活躍も踏まえ、僕も20年後には、こう有りたいものだと思う。

因みに、写真は廈門のコロンス島。投資商談会参加が終わり、西田顧問(当時、中国総代表)、廈門出張所のスタッフなどと観光したときのもの。

香港(さすがに穏やか)

今日は、日本・中国(内地)共に休日なので、さすがにのんびりした雰囲気。夕方には、部下の人たちも、配達された雑誌(コンシェルジュ)を読んだりしており、暫く無かったような穏やかさ。まあ、こんな一日もあってよいかな。
僕は、先週中に押し寄せた質問を捌きつつ、あいも変わらず、今後の展開について試行錯誤。
ただ、ここ暫く、寝てもさめても悩んでいたので、大体の方向性はつかめてきた気がする。
方向が見えてきたため、ほっと一息ついて、たまっていた資料を読み出す。読まなければいけない資料(最近出た主要規定など)を印刷すると、高さ5CMくらいになった。恒常的に規定変更の多い中国ではあるが、最近、本当に規定変更が多い。増値税の輸出還付税率変更だけでも、この半年で5個ほど規定がでている。ただでさえ複雑な増値税が、ますます分かり難くなっているなぁ、という印象。

増値税の輸出還付といえば、最近、保税区経由の輸出還付に関する通知がでた。これは、保税区経由で貨物を輸出した場合、従来、「実際に保税区から貨物が輸出した段階でしか、輸出還付が認められないにも拘らず、輸出通関証明の日付が保税区に搬入された段階になっているので(但し、税関の捺印は保税区からの輸出時)、輸出還付申請期限である90日を超えてしまう事があった」。故に、輸出還付申請期限を、保税区からの輸出時点に変更し、制度的な還付漏れが生じないように便宜を図ろう、という趣旨。
この通り話が運べばよいのであるが、保税区経由で輸出した場合に、税還付が受けられない理由は、(制度はさておき)実務的には様々なケースに分かれる。
ある保税区では、「不徴収・不還付政策を取ってるから返さない」。ある保税区では、「保税区の貿易会社経由で輸出した場合、保税区貿易会社は、そもそも一般区での仕入れが認められていない(増値税の課税取引が想定されない)から還付できない」etc.いろいろな理由で還付請求を断られる。よって、まだ暫くは(この通達がでても)、保税区経由の貨物輸出はリスキー、というのが僕の意見。
やはり、規定だけ見ているとわからない、制度欠陥的な事項が、まだ中国には多い。この部分が改善されないと、中国ビジネスに従事する方の苦労は解消されない。

そんなことを考えていると、窓の外に花火が上がっている。観光用のプロモーションだったかな、と思うのであるが、周りのビルの屋上から、一斉に花火が上がっている。
つい、仕事を忘れて、窓の外を眺めてしまう。
そんなこんなで夜の9時。
今日の仕事はもう終わり。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ