2月23日に中国帰任。隔離は有るが、2020年に中国に戻ったときの様な不安や悲壮感はない。中国の工作証・居留許可を取得しているので、何かあればいつでも日本に戻れる(更に、再度中国に渡航できる)という安心感があるのが一つ。そして、隔離は経験済で、状況が分かっている点も大きいだろう。何事も経験は尊い。
とはいえ、潜在意識下のプレッシャーは有るようで、出発の前々日の夜(実家を離れる前夜)は、閉じ込められる夢を見て、無意識のうちに部屋のドアを開けて寝ていた。若いころから、ストレスが講じると、閉じ込められる夢を見る。

そして、前日、成田ANAホテルに宿泊。当日は9時50分の便だが、平常時とは違うので(検査が多い)、3時間前の到着が望ましい。とすれば、成田のホテルに泊まっても、朝は5時半起きで行動開始だ。
中国入国までに、2種類の申告(Health Declaration Certificateと税関出入国健康申告)が必要で、これが結構手間だ。完成してしまえばどうってことは無いのだが、まずは、Health Declaration。これは前日の夜8時までの提出であるが、インプット完了後、最終画面でアップロードした写真を確認すると、後退ボタンで今までの登録が失われてしまう。また、添付要求に書いてないので、一週間の健康観察記録のスキャンを出さなかったら不受理になった(再トライで、適当な場所にアップロードしたら、即受理された)。そんなこんなで、数回のやり直しを余儀なくされた。これは、(前日夜8時が期限だからといって安心せず)早めにやった方がよい。税関出入国健康申告は、インプット項目は少ないが、直近14日の滞在地域をインプットする際、前日(2月22日)から14日間しか選択できず、指定期間が不適切だと不受理になる。結局、(出発24時間以内ならば大丈夫との表示だが)当日にならないと入力できなかったので、当日朝5時半にインプット完了。


ANAのラウンジでほっと一息。蕎麦が旨い(蕎麦つゆが良い味)。これから3週間酒が飲めなくなるが、最後に一杯という気分にはならず、ダイエットコークを一杯。


免税店は、思ったよりもいろんな店が開いている。

今日は晴天だ。清々しい気分で旅立ち。
隔離準備

あと数日間で隔離だ。
当初は、隔離期間が3週間と長いので(2020年当時は、一週間の集中隔離と一週間の自宅隔離だったので、一週間分の食料を準備すればよかった)、食料を買っても焼け石に水だと諦めて、コーヒー140杯とプロテインバー60本だけ購入して渡航しようと思っていた。ただ、ここ数日で隔離を終えた人と更新していて、やはりなんか買っておこうと気が変わる。
前回の隔離経験で分かったのは、隔離弁当の米は良くないという事だ(少なくとも上海はそうだった)。匂いが強いので、味が薄いものはかけて食べられない。よって、中華丼や親子丼の素などはNGだ。
ポイントは、味が濃くて辛い物。それを基準に、レトルトカレーや麻婆豆腐の素等を20食ほど買い込んだ。これなら、中華弁当のご飯にかけても食べられるであろう。
第1回PCR検査
先月から中国の入国管理が強化され、渡航前にPCR検査を2回受けないといけない。厳密にいえば、7日前にPCR検査。48時間以内に二種検査(PCRと血液検査)。まずは一回目の検査のために、みなとみらいのクリニックを訪問。
予約しているので、待ち時間を含めて10分ちょっと。
クリニックを出ると昼食時なので、桜木町駅まで歩いて煮干しラーメンを食べる。すごい煮干しラーメンという店で、看板に「煮干しが苦手な方は入らないで下さい」と書いてある。煮干し愛アピールだ。実は、煮干しは好きだが、煮干しラーメンは苦手。ただ、インターネットの写真が美味しそうなので入ってみたが、まずまず美味しかった。


一回目の検査クリア。今年に入ってから9回目のPCR検査かな?(やりすぎて回数が分からなくなってきた)

あと1回。帰任もカウントダウン状態になってきた。
山下町からみなとみらいに
香港でお世話になった方と昼時山下公園付近で再開。暫し近況交換してオフィスに戻る。せっかくなので、海辺を散歩しながら。


高校が山手だったので、ここは隣の駅。学生時代は、歩いてここまで来て、中華街で粥や麺を食べて帰ったものだ。子供の頃から馴染んだ景色で懐かしい。



北欧料理のスカンディア。建物は良く知っているが、中に入ったのは一回だけ(一階)。聞くところによると、二階は高級感が有り一階は大衆的という感じらしい。二階には行ったことが無いので、何時か行きたい。後でインターネットを見てみると、1963年創業。僕と同い年だ。

横浜税関。入り口にでかいカスタム君がおいてあり、その奥に博物館が有る。以前入ったことが有るので、今回はパス。


赤レンガ倉庫。日本に駐在員事務所を開設した時、日経新聞の朝刊に取り上げてもらい、興奮して同じ道を歩いたのを昨日の様に思い出す。その時も赤レンガ倉庫が印象に残った。そしてケーブルカー。これは最近できたもので、桜木町駅からワールドポーターズまでという、短い距離を繋いでいる。8分で1,000円という価格(ちなみに歩くと12分)。興味はあったが、1,000円は高いなと思ったのと、終点からランドマークタワーまで歩くと、却って時間がかかってしまうので乗らず。600円だったら、興味本位で乗ったところだが、この匙加減(感覚的なもの)は難しい。ちょうどバレンタインデーだったので、恋人たちはパラパラ乗っていたようだ。


ランドマーク付近まで来て一枚。

町中華は良い
日本一時帰国にやることは、医者に行くこと。そして薬を買うことだ。やはり、子供の頃から使い慣れた薬が良い。
この日は、眼科に行き、目薬をもらってから付近の町中華で一人昼食をとる。

町中華は良い。
昔、町中華という言葉を知らなかった(また、あまり認知されている言葉ではなかった)ので、行きたい場所を伝えるのに苦労した。「ラーメンは食べたいんだけど、ラーメンだけ置いてある店じゃなくて、かつ丼とか置いてあるラーメン屋なんだよ!」という、分かってもらえない会話に終始したものだが、いまは大丈夫。町中華の良さが認知されてきた。
この日は、初めて訪問する店で、チャーシュー麺と半炒飯を頼んだが、ボリュームがすごい。半炒飯は半分しか食べられず。
ただ、弱々し気に入ってきたお婆さん(常連っぽい)が、当たり前の様に、タンメン(野菜どっさり)、ご飯(どんぶり飯)、ギョーザを頼んで、力強く食べていたので勢いと気迫に圧倒され、大したものだと感心しながら店を出た。
途中雪を見ながら移動
2週間ほど前の話になってしまったが、福岡から横浜に。駅弁を食べながら移動。

新幹線だと5時間ほど時間がかかるので、結構腰が疲れる。そして、晴天の場所が有れば雪が降っている場所もある。日本もそれなりに広いものだと考える。



今回の日本滞在で会食が楽しめたのは、ここまで。隔離明け一週間の間に、感染した方とのニアミスが3件有ったため、「中国帰任に支障をきたさない事」を最優先せざるを得ず、会食を自粛した。次の一時帰国は来年になるであろう。その折は、自由な会食を楽しみたいものだ。そして、事前にお声頂いていた方々と、お会いできずに大変残念です。次回、是非。
昼に食べ過ぎる
数日間ブログが更新できていませんでした。日本にいても、それなりに忙しくしています。また、隔離明け後の福岡、横浜の滞在で、面談・会食に関して、オミクロン感染した方とのニアミスが3件有ったため、中国帰任の影響を避けるべく、会食を自粛。書くことが少なくなってしまいました・・・
という事で、これは一週間以上前の話ながら、福岡での昼食。旧正月中でEmailも殆どなかったので、ぶらぶら歩いて何度か行ったことが有るカジュアルなイタリアンに入った。


ビールを飲みながらペペロンチーノと海老アヒージョ。イタリアンに行くと、よく頼む組み合わせだ。そして赤ワインを2杯。完全な正月ムードで、パスタを一皿追加してしまう。過剰満腹だ。

この店でペペロンチーノ以外を頼んだのは初めてで、毎回、「ここのパスタは塩辛い。茹で湯に塩を入れ過ぎてるのではないか」という疑惑を持っていたが、このトマトソースパスタは全く塩辛さが無い。自信を持ってペペロンチーノを塩辛くしていたのが分かった。ともあれ、過剰満腹で夜は全く食欲無し。
久々の福岡
隔離が明けて、久々の福岡を訪問する。1年半ぶりだ。思えば、福岡(というか、九州)を初めて訪問したのは2004年で、香港貿易発展局主催のCEPA説明講演会であった。そんな感じで、初訪問はずいぶん遅かったが、すっかり気に入り、その後は毎年行っている。日本で一番好きな場所は横浜なのであろうが、その次に好きな場所かもしれない。

この日は、NNAでずいぶんお世話になった編集者の方と会食。烏賊が食べたいと言って、それにあった場所を予約いただいた。


この日は日本酒は封印。焼酎で攻めるが、福岡は焼酎の値付けが安いので有難い。ここはホテルに入った和食店だが、百年の孤独が一杯1000円ちょっとだ(同じ酒造の野兎の走りも同価格)。


自分も飲むが、編集の方は僕以上に酒が進み飲み負ける。年齢の差か?若しくは、今年1月に入って、香港移動(旧知の方との宴席続き)と日本滞在(隔離)で、毎週2回の休肝日が途絶えており、肝臓が疲れていたからか。ともあれ、2月と3月で休肝日は帳尻が会う予定。特に、中国での3週間隔離では、酒を飲まずに耐え忍ぶ。身体がどこまで変わるか楽しみだ(隔離期間で使用するトレーニングチューブとプロテインバーは買い込んだ)。


そんな感じで、1年ぶりの再会で、懐かしい話も交わして楽しく会食を終えた。その日は熟睡。


牛鍋荒井屋で会食
これは1月の話であるが、隔離明け直後に横浜の牛鍋老舗荒井屋にご招待いただいた。創業125年程度の老舗だ。
以前、太田縄のれんに行ったが、そこと並ぶ横浜の名店である。

やはり、老舗というのは雰囲気が違う。そして、接客にも落ち着きというか、風格が有る。

まずは、数の子、鰤の照り焼き、卵が前菜に出てきた。このぶりは旨い。その後は、牛鍋屋らしく、牛肉料理が続く。



そしてしゃぶしゃぶ。どちらかというとすき焼きの方が有名なようだが、隔離で体重が2Kg弱増えた気がするので、あっさりしたしゃぶしゃぶが有難い。良い肉だ。


そんなこんなで満足して、ダイエットが必要と実感しながらも、デザートのぜんざいも食べる。

落ち着いた時間であった。
久々の日本出社
隔離明け翌日も裏山散歩だ。

山道は、アップダウンが有るので、脛あたりの筋肉が痛くなって(筋肉痛)難儀する。毎日スクワットをやっていても、使う部位が違うので、これは致し方ない。
そんなこんなで歩いていると、山中の木の上に、猫がくつろいでおり驚く。



散歩終わりだ。1時間程度。

そして、1.5年ぶりの日本出社。ランドマークタワーは、時節柄人が少ない。


事務作業(書類の確認、署名、その他)を終わらせ、オフィスを出る。


みなとみらい線の駅は、旧正月モードだ。

