一週間の体調不良も解消し、完全復活だ。という訳で真木乃に行く。というか、真木乃での会食自体は、体調を崩す前から決まっていたので、まあ、間に合ってよかった、というところだが。
前回、寿司セットというのを食べて、気に入ったので、この日も寿司セット。会食相手の方が、シャンパンを持ち込んでくれたので、有難く一緒に飲む。
もう少しで旧正月休みだ。2月11日~17日までの休み。その間の食料と酒は買いためた。ただ、真木乃は10~12日の3日間を休みにするだけらしい。他の店はどうだろう。買い込みすぎたか、という気もするが、備えあれば憂いなしだ。
寿司に移行。僕が、日本を離れて4か月半。まだ、日本に帰りたい気分はなく、現在の上海生活を楽しんでいる。ただ、1年以上日本に帰れない方々も少なからずあり、家族に会えないストレスは、徐々に溜まっているようだ。早く、移動が自由になることを祈るばかり。
満足して会食終了。もうすぐ旧正月。今年は、良い年になりますように。
水を買う
24歳の福建省実務研修生時代は、(ホテルに居住していたので)バスルームの洗面所の水で、ざる蕎麦やそうめんを作って、平気で食べていたが、年齢的に、そんな無茶はできないし、これだけ居住環境が改善している中国で、無茶をする必要も全くない。
という訳で、現在は、米を研ぐのも、麺を茹でるのも、全てミネラルウォーターを使用している。水は大事だ。今のところ愛用しているのは、くまモンウォーター。
そんなある日、行きつけの料理屋に行ったら、偶然、岩谷産業の方々がいて、販売している富士山の水の話をされたので、15年前後前の中山での思い出がよみがえり、早速購入。
確かに、柔らかくて良い水だ。ただ、ちょっと割高なので(これは2箱で300元)、くまモンウオーターから乗り換えるかどうか、思案中。くまモンウオーターは、中々良いし。
最後の二回の講演会はつらかった
2回の講演会を無事に終了すると、疲れがどっと出た。そして、週末、ふと辛いものが食べたくなり、デリバリーで四川料理を頼むが、これが良くなかった。料理自体は問題ないのだろうが、疲れ切った体に刺激物が効き、殆ど食べていないのに、深夜、腹を壊して一睡もできず。翌日より、咳込むようになった(日中は良いが、深夜にひどく咳込む)。熱がないのが救いだ。
体調が改善するまで外出しないことに決め、自宅で仕事、そしてオンライン講演。咳込まないかとひやひやしたが、大事には至らず、順調に第3回目の講演を終了。ただ、やはり、夜通し激しく咳込んだ結果、最終日には声がガラガラ。朝、声が出ないことに気づき、真っ青になったが、緑茶でうがいをし、部下・友人から送ってもらった喉の薬を利用し、必死に状態改善を図る。
久々に苦しい講演だったが、何とか2時間話しきる。ご聴講頂きました皆様、お聞き苦しい声で申し訳ありませんでした。
こんな感じで、ひやひやした2日間の講演であったが(特に、最終日)、喉の薬がずいぶん役立った。また、両方とも、手配後、30分で僕の家に届いたので感心。
この経験もあり、旧正月籠り用の食材(店がやっていないので、一週間自宅での食事を余儀なくされる懸念あり)を、何回かに分けて、インターネットで注文したが、本当に便利だ。食事は自分で手配していたが、実は、買い物は初めて。
アプリで注文すると、近場の店なら30分程度で到着するので、自分で行って買うより早い。また、店で買い物をする時は、環境保護の関係で、有料でもビニール袋を売ってくれなくなったが、デリバリーだと、ちゃんとついてくるのがご愛敬だ(笑)。
ともあれ、スーパーのレジ人員がどんどん減っているのを見ても、買い物の主流はネット購入で、実際に店に行く人は変り者、という感じになってきている印象だ(店に行かないと買えないものが有るので、それは言い過ぎか)。
上海に戻って以来、中国のネットの発達と、圧倒的な便利さを、身を以て感じている。
ちなみに、4回の講演会で使用したレジュメは、こんな分量。合計215ページで、全部、字がぎっしり詰まったワード文章。自分で作ったテキストとはいえ、(講演中に見なくて良いように)これを全部、頭に叩き込むので、準備は、そこそこ大変だ。さて、2月の講演は2回(2月16日・24日)。定期的な講演が続くので、体調を整え頑張ります。
本日時点(1月31日)、咳・喉も治まり体調は回復しました。ご心配おかけしました。
ハードな2週間
スピークロウに行った後、更新が止まっていましたが、なかなかハードな2週間でした・・・
増値税講演会が1月19・20日・26日と3回(合計6時間)。無料のビジネス講習会が27日(2時間)。昨年3月4日に、最後の自社主催講演会をやって以来の復帰戦なので、かなり気合を入れて、レジュメを作成し、準備を重ねてきた。その甲斐あって、増値税講演会無事終了。オンライン講演会なので、オフィスの会議室でやるか、自宅でやるかを考えて、自宅を選択。オフィスだと、ひっきりなしに訪問者がいて、チャイムが鳴るので、部屋にいても漏れ聞こえるかと心配した次第。
ともあれ、こんな感じで、部屋でPCを前に話していると、各地の方々とつながれる訳なので、便利な時代になったものだ。また、オンライン講演会は、現場の講演会とは違う、独特の緊張感とプレッシャーがある。
最初の週の2回を無事に終えて、ほっと一息ついて、家で火鍋をする。また、急にワンカップ大関が飲みたくなった。普段は、日本酒は純米じゃないと(吟醸じゃなくてもいいけど)・・・などと、生意気なことを言ったりすることもあるが、年に何度か、ワンカップ大関とか、アルミ缶に入った菊水が飲みたくなることが有る。アピタに行ったが、残念ながら大関は無く、代用品を2個買う。付近にいた、日本酒に興味がありそうな中国人女性の方が、興味深そうに同じものを手に取って考えていたので、「いや、おそらく想像している味とは違うよ」とアドバイスしたくなったが、思いとどまる。
ちなみに、昼食はこんな感じ。講演の前の食事は、軽めにするよう管理している(頭が働かなくなるので)。
という感じで、無事、最初の週を乗り切ったが、次の2回を控えた週末、軽く体調を崩してしまう。まだ、ハードなスケジュール(以前から比べたら、まだ、楽なものだが)に身体が馴染んでいなかったようだ。
週末スピークロウに行く
広東出張から戻った週末。スピークロウに行こうと思い立つ。
ここは、アジアでTOP2に入った有名なバーらしく、前から行ってみたいと思っていたが、機会がなかった。思えば、一人の日曜日は、フラりとバーを訪問するにはふさわしい。
せっかくなので、家から歩いていく。約1.5時間の散歩だが、復興路の洒落た街並みを見ながらの散歩なので苦ではない。
そうこうする内に、店が見えた。とはいえ、Ochoというショップがあるだけで、バーの気配は、かけらもない。これは、知らないと、絶対にたどり着けない。ショップに入り、右奥にある本棚を、左にずらすと秘密通路が現れる。そこに見える階段を上がると、そこがバーだ。
料理の品数は少ないが、味はなかなか。バーテンダーが、マシーンの様にカクテルを作り続けているのにびっくり。これは、大変な仕事だ。
鶏のから揚げがでかい。これで、満腹になる。店は満席で、立ち飲みの客も含めてぎっしり。サービスよく、雰囲気よく、味も良いので、確かに素晴らしいバーだが、いかんせん客が多すぎ。
次は、客が少ない、普通のバーに行こう。酒飲みは、わがままなものだ。
ただ、良い経験になった。来て良かったと満足。店を出ると、落ち着いた街並みを眺めながら、地下鉄10号線まで、5~6分の散歩。上海の街と雰囲気を味わった週末であった。
上海帰任
3泊4日の広東省出張であったが、1月15日(金)に上海帰任。旅から旅で、年間70回程度飛行機に乗るのが、コロナ禍前の生活。これを15年以上続けてきたが、この1年間、移動しない生活に慣れてしまうと、たまの出張が、どんより疲れる。暫く飛行機に乗りたくないなと思うから、習慣というのは恐ろしい。
ともあれ、朝8時半にタクシーに乗り、新白雲空港まで。約50分の距離だ。
新白雲は、どうにもだだっ広い感じがして、使い勝手が悪い。虹橋空港や、もっと広い北京空港と比べても、使いにくさを感じるのは、設計がいまいちであるからだろう。ともあれ、東方航空のラウンジで麺を食べる。これは、麺の盛り方も指定でき(小盛り、大盛りも可能)、気が利いている。そして、なかなか美味しい(無料の割には)。
あ~、こんな場所にあったのか、という感じで、ゲート近くに味仙ラーメンやマクドナルドが。表示が少なく、どこに行けば食事ができるのかわかり難い。
乗ったのは、上海航空の、東方航空との共同運航便。東方航空だと片道3,000元程度だが、半額程度であったため、ビジネスクラスは、結構な乗客だ。食事の選択は3種類。宮宝鶏丁を選ぶ。
まずまず満足して、上海に到着した。
広州社内会食(忘年会)
1月14日の夜に、広州の社内宴会を開いた。旧正月カウントで忘年会だ。良い機会なので、元部下にも声をかける。
広州出張して思ったが、感染者は上海とさして変わらない(今日の新規感染者は、上海は海外から到着の4名。広州は1名。出張した日は、双方5名だった)が、広州の方が警戒ムードが強い。道行く人は全員マスク。上海は、ここ数日、マスク率が上がってきて、9割程度がしているが、少し前までは5割程度であった。
とはいえ、問答無用の抑え込みが功を奏して、日本と比べると遥かに状況が良く、宴会が開けるのはありがたい(広州市は、宴席は10名以下とすることが要請されている)。
広州に来たからには、広東料理が食べたい。宿泊しているヒルトンホテル5階の中華料理店(随軒)で、宴席を開く。
広東料理が主だが、湖南料理(唐辛子と豚肉炒め)も織り交ぜる。広東料理の花形は、なんといっても、このガルーパ(清蒸石斑鱼)だ。何度食べても、やはり美味い。
これは、店が推薦している、鴨のフライ(見た目はとんかつのようだが、そうではない)。
宴席は夜9時頃終了。和やかで楽しかった。翌日は、上海帰任。
広州雑感
広州では、何度かコンビニに行ったが、どこにも顔認証決済が置いてある。上海より普及している感が。これを使えば、完全な手ぶらで(財布も携帯電話も持たずに)買い物に行ける訳で、確かに便利である。昔読んだ、星新一のショートショートの世界の様だ。面白いので、使ってみたが、残念ながら外国人は使用不可だった。ウィチャットペイ・アリペイ共に、実名認証(パスポートを持った写真をプラットフォームに送付)しているので、技術的には可能なはずだが、政策的な問題であろう。
会食が終わり、歩いて帰る時に、不思議なカラオケ場を見つけた。若い女性が熱唱しており、数名男性も椅子に座っている。何かと思い、インターネット検索してみると、去年できた、簡易カラオケのようで、勝手にそこに入り、歌いたくなったら、携帯アプリで料金を払って歌いたい歌を指定する。聞いている人も、携帯アプリで歌っている人の評価ができるようだ。
体育館前の広場では、運動している人だけでなく、スケボーや、自転車の曲乗りの練習をしている若者が。時代の流れを感じる。
若いころの僕が、嬉々として飛び回っていた頃の広州とは違う。
翌日の朝は、珠江新城で面談。ここも、僕の若いころに無かった(栄えてなかった)区画だが、今では、金融、大手企業は、ここに揃っている。
付近で牛肉麺を食べる。本当は、広東風のワンタンメンが食べたかったので、店の選択ミスだが、味は、まあまあだった。
そして、午後に広州市商務局を訪問。特段の要件はなく、単なる挨拶。僕は、10年弱前から、広州市政府(投資促進中心)のシンクタンクメンバーとなっているが、この1年間何もできていないので、忘れられないように、投資促進局の局長以下に挨拶。ビジネストラックの状況(現状、招聘状の取得は、極めて困難)等を意見交換する。関係ないが、前に泊まっていた、ピカチュウステッカーの車に心をつかまれた。
久々の深圳訪問
広東省出張当日、朝7時半に車に乗り、虹橋空港に向かう。今は、アプリで簡単に車のアレンジができるので、大変便利だ(日時指定の配車予約も可能)。10年以上前、まだ配車アプリがなかった頃の朝の出張は、タクシーが捕まるかどうか不安だったが、今は昔になりにけりだ。
虹橋空港は、まずまずの人の出。ちなみに、今の中国では、建物・施設に入る時は、検温(自動検温の場合も多い)と共に、健康コードという携帯電話にインストールしたアプリを提示する必要がある。これは、過去14日間に、危険地域(感染者が発生している地域)に入っていないかを管理するアプリだが、都市によって違う。ここら辺が、広い中国ならではだが、今回の出張では、いつも使っている上海の健康コードに加えて、深圳・広州版を設定しないといけない。ちょっと手間取ったが、部下が対応してくれクリア。これがないと、飛行機に乗れない。
2時間半で深圳空港到着。深圳空港を使用する機会はめったにないので(深圳での仕事はあるが、宿泊地は広州か香港であるため、空港利用機会も少ない)、新しい空港になってから初めての利用だ。ずいぶん変わったなと、今更ながら驚く。
ちなみに、名古屋ラーメン・歌志軒という店があるので、興味をひかれたが、調べてみたら、名古屋発祥の油めんの店だった。
福田区到着。空港から約40分。まずは、銀行に行って、30分程度情報交換をする。福田の街は、過去10数年で、急速に開発が進んだので、最初は、未来都市の様だと思ったが、この景観になって、既に久しいので、今では、目新しさは感じない。
面談が終わると、15時に、19年来の付き合いの、通関関係のパートナーであり、良き友人でもある中国人の方と会い会食。彼女には、過去、税関関係のトラブルに際して協力を仰ぎ、何度も助けられた。この日に広州に入る必要が有ったため、中途半端な時間申し訳なかったが、ずいぶん早めの夕食となった。
会食終了は18時。用意した車に乗って広州に向かう。約2時間の道のりだ。最初は、上海から華南なので、ずいぶん暑いと思っていたが、車に乗っているうちに、身体が周りの気温に慣れて、寒さが骨身にしみてきた。
広東省出張の前日
1月12~15日は、広東省出張だ。この状況で、中国不在期間が長かったので、広東省は1年ぶりで嬉しい。
という訳で、前日(月曜)・前々日(日曜)は、おとなしく過ごす。日曜の夜は、日本米を食べる前に、黒龍江産米を使い切るべく、チャーハンを作る。白米で食べると、日本米と比べた場合の香りの足りなさに、若干不満が残るが、炒飯にすると美味かった。そして、月曜の昼はどん兵衛。中国で買うと、1個500円くらいと、高級品だ。ねぎを刻み、卵を入れて、心して食べる。
そして、夜は紋兵衛。「思えば、2020年の最初の食事(1月1日のブランチ)は、ここだったなあ(その後、こんな世の中になるとは思わなかったなあ)」と思いながら、しみじみと食べる。