2020年12月1日、Bistro321を訪問。昨年12月に、初めて訪問して以来の2回目。
インターネット情報によると、リヨンの2つ星シェフが、中国に移り住んで開いた店ということで、味の評価は極めて高い。更に、料理の値付けは良心的なので、ワインの注文を押さえれば、(味を考えると)リーゾナブルな価格で食事ができる。ワインの価格設定は高いので、2本以上飲むと、ちょっと、痛い金額になる。1本でやめておくのがポイントだ。
生牡蠣と、雲丹のパテ。これは、看板料理のひとつで、前回も食べた。濃厚な味わいで美味しい。
そして、これだけは絶対に食べたいという、黒トリュフのチーズマカロニ。そして、エスカルゴ。
品数は少ないが、量が多いので、二人でこれだけ食べると、十分満腹になる。なんなら、生牡蠣とマカロニだけでも良いくらいだ。ということで、一年前を懐かしく思い出し、久々に来れたことを嬉しく思った。
因みに、インターネットで見てみると、味に付いては概ね絶賛ながら、サービスについては賛否あるようだ。自分の感覚としては、昨年のサービスはいまひとつの感は有ったが、今回は、プロフェッショナルな感じがした。人の違いか、レベルの向上か。その点は、不明。
デリバリーで夕食を済ます
これは、何時の事だか、忘れてしまったんですが・・・
早めに仕事が終わったので、デリバリーを取って、夕食にする事とした。特に、辛子鶏が食べたい。アプリを眺め、何処から取るかを考える。四川料理屋で頼むのが順当だが、海老料理が美味しそうだったので、蘇浙匯に決定。
蘇浙匯は、なかなか気が利いた店だが、如何せん、上海周りの料理の店で、ここで辛子鶏を頼むのは、選択ミスだった。水晶虾仁は美味いが、辛子鶏はダメ。
どうにも我慢ができず、仙霞路の四川料理屋で注文しなおし、四川らしい料理が食べられた。まあ、こんな感じの平和な生活です。
日中間のビジネストラック(ファストトラック)
2020年11月30日から、日中のビジネストラック(中国では、快捷通道)開始というのは、結構大きく報道された。日本の外務省も情報を公開している。こちらを参照下さい。
この程度の情報は、楽に取れるのだが、「中国で宿泊するのは、どの様なホテルなのか」、「どの程度の行動が認められるのか」は、何処にも書かれておらず、全く分からない。そのため、上海・蘇州・広州等の関連政府機関(外事弁公室、商務主管部門)や、日本のビザ発行センターに確認した。
12月1~2日と、制度開始直後のヒアリングだけに、何処に聞いても、まだ、政策が下りてきていないと、確たる回答が得られない中、蘇州の政府機関から「快捷通道実施環境管理の10の衛生学指導意見」を見せてもらった。概要は、以下の通りだ。
① 中国入国後、PCR検査(日本出国前にはPCR・抗体の二種検査だが、入国後はPCRのみ)を行った上で、48時間の集中隔離。検査結果が陰性であり、且つ、同一便全員が陰性の場合、会社で業務が認められる。
② 会社と隔離場所の往復は、会社は専用車・専用運転手の手配が必要(運転手の交代は認められず、同一人員であること⇒ヒアリングでは、運転手も隔離対象との発言)。
③ 会社内には、「専用通路、専用エレベーター、専用執務場所(つまり、他の社員と接触しない環境)」の準備が必要で、他の社員との接触は不可。
④ 会社は、専用ホテルの準備が必要であるが、そのホテルは、一般宿泊客と接触しない環境(専用通路・エレベーター等)を備えてなければいけない。他の部屋に行ってはいけない。つまり、僕が、上海での集中隔離の時に宿泊したようなイメージか。
⑤ 会社は、オフィス付近に隔離者専用場所を設営し、そこで食事する。若しくは、デリバリーを取る。食事中の他人との接触と会話は禁止。
この通りに運営された場合、結局、イメージは、隔離場所と執務場所の往復であり、会社内でも他人との接触ができない事になる。ヒアリングしている過程で、政府側は、独立した不動産を持っている工場・宿舎をイメージしている事が分かった。少なくとも、共用ビルにオフィスが入っている会社は、この制度の適用は無理だ。
そうなると、TV会議が発達した昨今、わざわざ行く価値が有るのは、サンプル商品などの検査を、その場でやるような技術者の方というイメージであろうか。
ビジネストラックというと、短期訪問に際しての隔離免除というイメージを持たれるが、日本の外務省のHPでも、「隔離期間中(日本の場合は、自宅待機要請期間中)に、一定範囲の活動を認める制度」と記載しており、飽くまでも、隔離の延長線上の制度、というのが、日中双方の政府機関の立ち位置だ。
そうなると、特に、病気を抑え込んでいる自信がある中国は、この姿勢を崩したくないのは確実で、積極的ではないのがうかがえる。つまり、「来たいなら、制度に基づき、しっかり隔離されろ」というのが立ち位置と思われ、人員の往来には、まだ時間がかかるなあという印象。
因みに、その2日後(12月4日)に、広州市外事弁公室・広州市黄埔区外事弁公室に状況確認した時は、もう少し、具体的な話が聞けた。それは、「 広州市は、既に、ビジネストラック(快捷通道)作業指南・案を作成したが、外部公開していない」という点、「ビジネストラック制度の招聘状は、(外事弁公室ではなく)商務局が発行する。発行されるのはKJビザ(快捷の略と思われる)。ただ、この申請は、重要プロジェクトが前提で、緊迫した状況に限定されるので、非常にハードルは高い」という点。また、「防疫管理部門が、今後、条件を満たすアパート・ホテルなどのリストを作成する可能性がある(現時点ではリストは無い)」という点だ。
何れにしても、日中間のビジネストラックは、ハードルが高く、適用は、極めて難しい。バラ色の想定は描けないのが、現時点での状況だ。
永嘉路570号のスペイン料理
暫く、なかなかブログを更新できていませんでした。これから、通常モードに戻します。
ということで、これは、2週間ほど前のことですが・・・
地下鉄1号線の衡山路駅の付近、永嘉路570号のスペイン料理(Brownstone Tapas& Bar)を食べに行った。アプリで探した初めての店。
2006~2008年に、この付近に住んでいた。独立開業する前(丸紅の最後の2年)なので、いろいろ切ない思い出もある場所だが、定期的に、行ってしまう。
まずは、スパークリングワインを飲む。人気店の様で、店は満席。料理が、続々と出てくるので、テーブルスペースが全くない。もう少し、食事の進捗を見ながら出せばいいのにと思うのだが、(店を出る時知ったが)座席待ちの客も多いので、早くさばきたいのであろう。店員さんは、それなりに親切だが、大学祭の出店で、学生が一生懸命サービスしている感じで、まあ、大きな心でとらえれば没問題という感じ。
料理は、すごく美味しい訳ではないが、まずまずだ。海鮮パエリアは良かった。そして、価格は良心的。これが人気の秘訣だろう。あと、この付近の街並みは風情があるので、夫婦、若者(若手社員で、自分の金で食事ができるようになってきた層)の集い、デートには向いている気がする。
パエリアで満腹。まずまず、満足して付近を散歩した。
大阪商工会のビジネス相談会
2020年12月18日(金)に、大阪商工会でビジネス相談会(無料相談会)をやります。
当方は上海からのZOOM面談です。詳細は、こちらをご参照下さい。
商工会会員でなくてもよいようです(申し込みが多い場合は、大阪居住者優先との由)。
オンラインでの講演再開
年間、50回以上講演会をするのが通常でしたが、今年は特殊事情で、2020年3月4日に、クライアント様向けビジネス講習会を開催して以来、自社主催講演ができていませんでした。
若干、オンライン講演会に抵抗が有ったためですが、その間は、時事トピックスを動画で無料解説した(10回)のと、他社主催の講演会に2回招待され登壇したという形でした。
少々、怠けてしまった感が有り、四の五の言わずに、オンラインベースで、再開致します。すぐに開催を考えているのは、以下の二つです。
1.弊著「中国増値税の制度と実務」をテキストとした講演会
これは、有料になりますが、まるまる1冊を、3~4回に分けて、びっしり解説したいと思います。
2.ビジネス講習会
2021年1月に開催したいと思います。通常は、クライアント企業様のみ招待ですが、暫く開催出来ていなかったお詫びを兼ねて、最初の2回(程度か?)は、全ての聴講者の方を無料招待しようと考えています(ご質問受付は、バランスの関係で、クライアント様のみとさせて頂きますが・・・)。ID制限もあるので、この辺は、運営部隊が対応検討します。
テーマが決まりましたら、ご案内を出しますが、今のところ、以下の様な内容を、ささっと考えました。他に、解説を希望されるテーマが有りましたら、別途、ご連絡頂ければ幸いです。
<現在のテーマ素案>
1.中国の経済と日系企業の動向
2.最近のトピックス
① RCEP
1)RCEPの概要
2)関税引き下げスケジュール
3)関税免除のための原産地ルール
4)RCEPがビジネスモデルに与える影響
② 輸出管理法
1)輸出管理法の位置付け
2)規制内容と懸念点
③ 日中往来(交流規制の経緯とファストトラック)
④ 自由貿易試験区、保税区域、グレーターベイエリア、海南自由貿易港政策の今後
3.外資企業関連実務
① 外商投資法施行の影響と実務レベルでの影響
設立、閉鎖、登記事項変更(増資、減資、営業範囲変更など)の手続合理化
② 外資企業の家賃コスト・維持コスト引き下げ対応策の実務対応(法制度と実務)
1)同一住所内の複数企業登記
2)区を跨ぐ移転
3)市内複数営業場所の設置
2日連続で真木乃に行く
暫くブログが途絶えていましたが、全く問題有りません。極めて、普通の生活をしています。この間、輸出管理法の施行に備えて、周辺状況(法律関係の整理、実務上の手続など)を確認していたり、RCEPの合意がなされたので、1,000ページ以上のコミットメントを、激しい睡魔と頭痛に襲われながら読んだり、という日々でした。まあ、いたって当たり前の生活です。
そんなある日、2日連続で真木乃に行った。初日のクライアント様は、去年の会食が真木乃だったので、再会を祝して同じ場所で、という趣旨。2日目は、寿司が食べたいと言われたが、真木乃でも寿司コースが有ると聞き、それを試してみようと思たもの。
先ずは、初日。早く到着したので、コース外のふぐ皮を頼んで、ビールを飲みながら、客人の到着を待つ。
その日は、獺祭を持ち込んだ。北陸・東北の日本酒が好きなので、選択肢が有れば、獺祭は頼まない。ただ、上海に来ると、獺祭は、どの高級スーパーにも売っており、海外での供給努力には経緯を表する。という訳で、感謝の念で一本購入したもの。
そして、この蟹が出てくるのは珍しい。最後は天ぷらなので、ご飯を貰って終了とした。
そして、2日目。
その日も早めに到着したので、コース外の筋子醤油漬けとふぐ皮を頼んで、客人の到着を待つ。
イチジクの前菜(これが上品な味で、イチジクがあまり好きでない僕でも、美味しく食べられた)と和牛と栗の料理。
松茸の湯葉あんかけと、松茸と鯛のお吸い物。
ふぐ刺しは、舌触りが素晴らしい。あまりに美味しいので、ふぐのから揚げを追加した。
そして蟹。次は白子だったが、僕は白子が苦手なので、代わりにかに味噌を出してくれた。毎度のことだが、臨機応変に、出すものを変えてくれるのは、大したものだ。
そして、寿司が始まる。
最後は、雲丹と卵で終了。
寿司コースは480元だが、ふぐ、松茸、雲丹などなどが出てきて、お得感がすごい。また頼もう。
上海・買い物をする
上海は秋晴れ。青空が美しい。
そんな秋空を見ながら、必需品の買い物をする。住居を香港から上海に移したが、香港の住居に有った物は殆ど廃棄し、限られた靴・スーツ類も、香港のオフィスに置いてきた。今のままでは、上海の生活に支障をきたす。
靴は一足しかないので、取りあえず二足買う。コートも2着。そして、セーター。これで、取りあえずは大丈夫だ。
ついでに、久光で日本酒を2本購入する。宴席で真木乃を使う時に、持ち込み料を払って、飲ませてもらうためのもの。家に備蓄するのはビールだけ。それ以上アルコール度数が高い酒は、家では飲まないことにした。
楯野川(山形)と梵の艶(福井)で999元。良心的な値付けのもの(美味しい割には安めのもの)を選んだが、それなりに高くなる。ただ、30年前の福州発駐在の時は、日本酒を買うこと自体が困難だった。
当時、赴任して半年くらいたった時、ホテルの売店に、松竹梅の一升瓶が二本入荷されたので、早速買ったが、飲むと酸っぱい。茶色に変色してもいる。それでも、我慢して飲み切った。これに懲りず、もう一本はまともかと期待して買ったら、もっとひどいものだった、という思い出がある。あれは、広州あたりから流れてきたのだったのであろうか。その後、広州出張したら、茶色くなってない松竹梅が買えて、感動したものだ。
そんな昔を考えれば、旨い日本酒が、日本で買う価格の2倍ちょっとで飲めるのは幸せな事だ。飲む頻度が落ちるのは、やむを得ないものとしよう。
上海日常生活
豪華な鮨やらスペイン料理やらの写真をアップしたが、当然、そんなものを毎日食べている訳ではなく、当たり前の日常が有る。まあ、上海到着したてで、1年近く会えなかった方々がいるので、特別な日が続いているのは確かですが。。。
ともあれ、そんな日常の一コマ。
冷凍うどんを買って茹でる。海老天ぷらは、紋兵衛からデリバリーで調達。紋兵衛デリバリーが便利なので、海老天と油揚げを多めに買って、冷凍庫に入れている。
そして、夜は一人で、付近のpubでミニプレートと生ビールを一杯。170元の夕食。
そして、翌日。仕事を終わらすと、歩いて万科広場まで。久しぶりの「てとて」に行く。この店は、一人で食事をする時によく使う。てきぱきした女将さんがいて、見ていて気持ち良いし、家庭的な料理が沢山ある。先ずは、肉豆腐とマカロニサラダ。何度も書いたが、メニューに、マカロニサラダが有ると、注文しない訳にはいかない。そして、ここでいつも食べる、鳥皮せんべい。
そして、秋刀魚が良かった。今年初めての秋刀魚だ。ごはんと一緒に食べると、幸福感がすごい。思い起こせば、24歳の台湾語学研修の時から、秋刀魚と魚の焼き網を求めて、スーパーを歩き廻ったものだった。あの時の台北では、魚の焼き網の方が、手に入れにくかったのだが。学校の先生に聞いたら、「フライパンで焼け」と言われたが、そういうものではない。
そして、自分で選べるおでん。春菊、糸こんにゃく、卵、牛筋、こんぶ。ローカロリーのものを主体に選んだが、春菊が意外な美味しさであった。メニューに、「チビ太のおでん(おそ松くんのキャラ)」というのが有ったので、今度頼もう。
そんなこんなで満足し、どんぶり飯で蓄積したカロリーを消費すべく、歩いて帰宅。
Las Tapas(思南公館)で会食
2020年11月14日(土)のこと。NNAの連載原稿は書き終わっているので気が楽だ(毎週、締め切りが日曜の朝までなので、これが書けていない土曜日は、気分が重くなる)。
昼は、近所の久光で購入した、一蘭即席麺に、ゆで卵と梅干を入れて食べる。隔離以降、梅干しが好きになった。
そして、思南公館のLas Tapasに行って会食。かつて(2006~2008年)は、この付近にオフィスが有ったので、なじみ深い場所だ。また、起業独立直後で金がない時、この近くの、1泊268元の漢庭ホテルに泊まって、必死に契約を取った。飛行機代を節約するため、長めの滞在を入れたので、週末、時間を持てあまして、(とはいえ、金もなく)ただただ歩いていた。そんな、懐かしい場所でもある。
海老のアヒージョとカルパッチョ。そして、生牡蠣とアイリブステーキ。1980年代の初駐在の時、中国で、当たり前に生牡蠣が食べられる時代が来ようとは、想像もしなかった。
そして、ロブスターのリゾット(でいいのかな?)。パエリアにしようか迷ったが、押しメニューの様なので選択。これに、スパークリングワインを一本。昨日の寿司よりはるかに安いが、満足度は、決して引けを取らない。レストランの選択は、シチュエーションにもよるが、気軽に行ける良い店を、いくつか押さえておくのは、非常に重要だ。仕事だけではなく、生活の充実のためにも。
店の付近。新天地に、ちょっと雰囲気が似ている。