ここ数日、夜の睡眠3時間程度(ベッドに横たわってはいるが、寝れない)、昼寝30分程度という状況だったが、この日はしっかりと眠れた。朝、目が覚めると体が楽だ。それ以上に、メンタルが楽だ。隔離も、あと1日で終わり。もうすぐゴールを迎える。それで、ストレスが、無くなったのであろう。
9月~11月の期間は、日本で今後を思い、香港で隔離され、そして、上海に移動して、また隔離を経験した。その間、自分のメンタルに向き合う時間が、十分に有った。
法律・道徳に反せず、他人を傷つけないのであれば、どんな経験でも貴重なもの。そして、どんなに辛い経験でも、打ち勝ってみれば良い思い出になる。だから、何の経験もないよりは、有った方が、ずっと良い。これが、この年齢になって、僕が思っていること。今回の経験も、必ず、将来、役に立つだろう。
隔離期間中は、カロリーセーブのために、デリバリーを取るのはやめようと思っていたが、誘惑に負けて、前日、急に食べたくなったワンタンメンを頼む。香港風が食べたかったが、残念ながら、上海風ワンタンメン。結果は、外れで、美味しくない。それでも、久々の外の食事は、嬉しかった。
夜は麻婆豆腐と魚香茄子を頼むが、これは、美味しかった。やはり、四川料理は、中国本土で食べるに限る。深さと痺れが違う。
因みに、隔離期間中は、ドアに、こんな張り紙がしてある。「現在、隔離中なので、宅配便もデリバリーも、ドアを開けないように」という表示だ。とは言え、デリバリーは、全く気にしていない様だ。
上海隔離・12日目(自宅隔離5日目)
解放まで48時間を切ったが、このタイミングで辛さが来た。隔離期間も14日間となると、それなりに長丁場なので(場所によっては、もっと長いが)、波が出てくる。3日目から辛くなったという方もいれば、最後の1日が辛かったという方もいる。僕は、香港の時は、折り返し地点が辛かったが、今回は、このタイミングで、圧迫感と無気力感が襲ってきた。
とは言え、解放は、目と鼻の先だ。
因みに、日課となっている、朝の検温(毎日、10時と16時の2回)の後に、チャイムが鳴る。何かと思えば、PCR検査。これは、想定していなかった。中国関連では4回目だ。搭乗前(1)、到着時の空港(2)、集中隔離解放2日前(3)、隔離終了2日前(4)という感じ。次のステージに進むために、毎回必要となるというのは、ロールプレイングゲームの様だ。
香港(2回)も入れれば、40日間で、6回のPCR検査。随分やったが、後年、良い思い出話となろう。
この日の昼食は、冷凍カレーうどん。香港風のワンタンメンが食べたかったが、致し方ない。梅干しを入れたのがアクセント。
今日、部下とチャットしていると、知人(日本人)が南京で隔離されたが、食事が美味しくて1Kg太った、と言っていた。本当か?若しくは、よほどの強者か!?と思い、別の方に聞くと、「南京で隔離された後輩は、食事は美味しかったが、太りそうなので3日目から残すようにしたと言っていた」という類似の回答。南京での隔離は辛そうなイメージだったが、実は、穴場か!酒・食事のデリバリーは、やはりダメだったようだが。
因みに、上海の集中隔離場から解放される時、中国人女性が、携帯を係員に見せながら、「他の場所では、皆こんなに美味しいものを食べてるのに、ここの食事はひどい!肉ばっかり食べさせられて、毎日辛かった」と笑顔だが文句を言っていた。その後、目で同意を求められたが、自分は、ほぼ、持参食を食べていたので殆ど食べておらず、笑顔で受け流す。
集中隔離のホテルは、比較的清潔だったのは良かったが、暗い(閉塞感がある)、食事が悪いということで、外れホテルだったようだ。とは言え、今後、隔離を控えている方にとっては、僕の環境を覚悟すれば、ほぼ耐えられそうだ。それが分かったのは収穫。ともあれ、食料、カイロ、バスタオル(枕に巻く)など、備えあれば憂いなし。
蛇足ながら、中国人の友人とチャットしていると、「知人が、隔離中に酒が飲みたくなり、デリバリーで、ソフトドリンクと酒を頼み、その上で、ソフトドリンクは捨てて、酒を中に入れて届けてもらったとうだ。でも、外国人には無理だろうなあ」というので、「いや、アル中じゃないから、そこまでして飲みたくないし」と答えておいた。
酒を飲むことが禁止されている訳ではないので(係員の手を煩わすな、という趣旨なので)、法律違反ではなかろうが、その努力には敬服する。であれば、飛行機搭乗前にウィスキーを買って、預入のスーツケースに入れれば良さそうなものだが・・・
上海隔離・11日目(自宅隔離4日目)
上海隔離11日目。自宅隔離に移ってから、ハードシップは下がったが、それでもストレスは有るようで、眠れない。不思議なことに、辛い環境であった、集中隔離期間中の方が、安眠できていた。これは、自分でも不思議だ。
不眠のために偏頭痛。バファリンを飲みながら仕事となった。隔離期間中は、酒を抜こうと思っていたが、ストレスが溜まるのも良くないので、解消のために酒を飲むことにする。部屋の中には、350mlのビールが6缶。日本酒は4合。デリバリーを取る事はできるが、これ以上買い足すつもりは全くないので、最大に飲んでもこの範囲。ただ、そこまで、飲まなさそうだ。
そして、夕食。2種類(にらと豚肉&海老)の水餃子だけ。ビールは一缶。日本酒は山梨の七賢。結構、有名なので、名前は知っていたが、飲むのは初めて。暫く、酒を飲んでいないので(自宅隔離に移ってから、一缶だけビールは飲んだが)、二合で、あっさり酔いが回り、飲むのを止める。
集中隔離中は、自分の感情を閉じ込めていたので、出たい、という気持ちは少なかったが、環境が良くなってからの方が、ふと、外に出たくなる。あと、数日の我慢だ。
上海隔離・10日目(自宅隔離3日目)
上海での隔離も10日目。香港での隔離の時と、随分、メンタルの動きは違う。香港の時は、折り返し地点が、一番辛かった。また、隔離期間中、全く政府機関からの連絡が無いので(隔離最終日に、やっと、深夜0時に隔離期間は終了するというSMSが有った)、忘れられているのではないかという不安が有った。
上海では、一週間(7日)経過後に、環境が変わるという変化が有った事。最初の環境が、非常につらかったので、何も考えないようにしたこと(あと何日だ。隔離が明けたらどうしようなどの、希望、願望も、一切考えないようにした)から、却って、香港で感じたような辛さがないまま来ている。感情を殺した成果か。ただ、快適な自宅隔離になった後の方が、ふと、外に出たくなり、辛さ(というか、窮屈感)を感じることが有る。こうした感情の動きは、面白いものだと思う。9月27日以来、41日間で28日間隔離されるという特殊な状況を経験したが、これは、自分のメンタルに向かい合う時間でもあった。これが役に立つ日も来よう。
比較的重要なことを、1点書き漏れていた。7日(集中隔離)+7日(自宅隔離)の申請を、何時、どうやってやるかという点。
上海では、原則14日間ホテル隔離だが、条件を満たす住居であれば、7日+7日を申請できる。
集中隔離に入るステップだが、空港から、バスでホテルに到着したら、まず、全員一室に誘導され、書類を書かされる。曖昧な記憶では、4枚程度。しっかり書くのは、1枚目だけで、あとは、署名が主(ホテル代を、ちゃんと払いますなど)。1枚目の記載内容は、氏名、パスポート番号、電話番号、到着便と座席番号、国内住所、国内の連絡人1名の氏名電話番号程度(これは、スマホでのインプットを含めれば、隔離期間中に4~5回書かされるので、1枚の紙に用意して、すぐ見れるようにしておくと便利)。
その2枚目に、7日+7日を申請しますか?という質問があるので、それに印を付けて、署名すれば申請終わり。ただ、受理されたかどうかの連絡がなく、移動の前夜(僕の場合は、夜7時)に、やっと分かるのは、改善して欲しいところ。まあ、移動の前々日にPCR検査をやるので、その陰性結果を確認しないと、移動許可は出せない。よって、それ以前に通知できないというのは、理に適っている。ただ、「陰性判定を前提に、自宅隔離場所への移動を受理する」程度の内容でも、先に教えてくれないと、居住場所が要件を満たしていないのではないかなど、不安な想像が頭をよぎるので、精神衛生上良くない。
なお、隔離は時間単位の様で、自分は、ホテルに到着して、書類を書き終わったのが10月23日の15時なので、終了は11月6日の15時となるようだ。何はともあれ、解放まで、あと3.5日。ひと頑張りだ。
上海隔離・9日目(自宅隔離2日目)
今朝体重計に乗ったら、体重が2Kg減っていた。まさに、隔離ダイエットだ。5年ほど前に、59Kgまで体重を落とし(8Kg程度減らした)、それを維持していたが、去年9月頃から体重が増え、63Kg程度で張り付いていた。日本でコロナ籠りをしていた時は、運動と言っても、近所の散歩程度で、全く減らない。何とかせねばと思っていたが、集中隔離で、労せずして(?)、61Kgまで減らせた。あと、1Kg減らそう。
酒を飲まなければ、体重が落ちるのは分かっているが、なかなか、そうもいかない。上海到着後、9日間酒を抜いたので、それが、体重減につながっている。いっそ、隔離期間中は禁酒にしようかと思ったが、ふと、飲みたくなり、夕食時にビールを一缶(350ml)飲んだ。ただ、久々で、あまり美味しいとも思わず、これで終わり。
尚、自宅隔離中も、毎日2回防護服の担当者が来て、体温を計る。比較的、愛想が良く、孤独を紛らわすには、来てくれた方が有難い。そして、ゴミは、やはり、この危険物袋で出す。この対応(検温・ごみ捨てなど)ができていないマンションだと、自宅隔離が受理されない。
因みに、ゴミは、1日1回朝8時までにドアの外に出すと、専門の担当者が持っていってくれるらしい。ゴミ捨て場(まだ、何処にあるか分からない)まで行かなくてよいので楽ではあるが、近所の方に確実に見られる。感染性廃棄物と記載されているごみ袋が、ドアの前にあると、「危ない奴が越して来たぜ」と思われそうで、捨てて良いやら、ちと躊躇する。
上海隔離・8日目(集団隔離から自宅隔離へ)
朝9時50分頃電話がかかってきて、5分後に部屋を出る。それなりに辛かったが、お世話になったこの部屋ともお別れだ。
部屋を出る時、隔離期間(11月6日15時の隔離終了)が記載された自宅隔離移動許可、PCR陰性証明書、ホテル代の領収書(発票)を渡される。毎日2回、体温を計りに来てくれた不愛想な兄ちゃんだが、気を遣って、荷物を持ってくれたりとか、意外と良い人間なのが分かった。
長寧区に、もう1か所隔離ホテルがある事が分かった。僕のホテルから乗り込んだのは、僕一人。もう一つのホテルからは、15人ほど乗ってきた。もう一つのホテルの方が、明らかに良い。到着便によって、自動的にホテルが割り振られるのだが、後から乗ってきた一団は、2名外国人(日本人と西洋人)が混じっているのを見ると、海外からの直行便か。香港からの便は不利なのではないか、という気がするが、この点は、よく分からない。まあ、面白いレポートが書けたので、良しとしよう。それなりの苦労が無いと、面白みに欠ける。
そして、順に乗客の住居を回っていくので、一番、(長寧区の中では)ホテルから離れた場所にある僕の住居に着いたのは12時。2時間、あちらこちらを廻った事になる。各マンションでは、そこの担当者がいて、出迎えてくれ、その時点で、ホテルの隔離係員との間で引継ぎが行われる。因みに、自宅隔離になってからも、1日2回の検温はあるので(午前と午後に、防護服を着た担当者が来る)この対応ができない住居は、自宅隔離不可。とは言え、結構、小さな住居でも対応できているようなので、この点、上海の住居対応は、整備されている方だと言えよう。
尚、集中隔離ホテルに入る時もそうだったが、自宅隔離早々の登記でも、航空券を見せる必要がある。航空券を捨てないよう、注意が必要だ。
住居到着。良い部屋だ。この部屋を見るのは初めて。14日間の集中隔離を避けるため、到着前に、上海会社に探して、契約してもらっていた。そして、設営、食材の配備入れなどは、部下の王さんがやってくれた。どうも有難う。
殆ど済ませてくれていたとはいえ、自分自身でも、軽く設営が必要なので、昼はパンを齧りながら作業。夜は、うどん。
そんな感じで、自宅隔離初日は過ぎて行った。
上海隔離・7日目
夜7時頃に、部屋に電話が有り、翌日10時にピックアップのバスが来るので、荷物を整理しておくよう言われる。感情をうまくコントロールしていたので、ひどく辛い訳でもなかったが、具体的な出発時間の連絡というのは吉報だ。とはいえ、(これも感情をコントロールしている作用か)嬉しさがこみあげてくるとか、そういうのもない。ともあれ、淡々とした気持ち、
電話が有った直後、電子マネーで、ホテル代を払わねばならない。クレジットカードはどうかと聞くが、ホテルの人間は、隔離場所に入れないのでダメとの由。電話での説明(結局、友達になってから、ウィチャットペイで振り替えるだけだったようだが)が、いまひとつ理解できず、部下に電話して。代わりに払ってもらった上で、ウィチャットで返金した。通常の中国語会話は、概ね支障ないとはいえ、QRコードやら、何とか記号だとか、そう言った感じの用語が出てくると、途端に、分からなくなる事がある。
ともあれ、「電子マネーをやっていないと、隔離ホテルの支払いができない等の問題があるので、新規赴任の方などは、中国内に、代理でやってくれる人を確保しておくのが肝要だ。
因みに、このごみ袋は2日に一回支給され、ゴミ出しは、毎日、指定時間にできる(ドアの外に出しておけばよい)。しかし、このごみ袋からは、「あなたの触ったものは危険品です」オーラがすごい。
上海隔離・6日目
上海での集中隔離も6日目。先週金曜日(23日)に、このホテルに入ったので、今週金曜日(30日)に出られるのかと思ったら、土曜日(31日)になるそうだ。一日損した気もするが、誤差の範囲内で、特に問題はない。
暗さを克服してみると、この部屋も、(隔離場所としては)そう悪くはなかったな、と思う。おまけに、強制的に禁酒、カロリー制限ができるので、鏡に映る自分の顔が、日に日にすっきりしている。1泊360元で7泊なので、2,520元(約4万円)。この金額で、ダイエット道場やら断酒道場やらに入ったと思えば、得した気分さえする。
500mlの水を10本買い足した。水分摂取は多い方だし、毎食、ドライフードや麺を食べるので、結構水がいる。十分あるのは、嬉しい事だ。酒好きなので、皆様より、酒が飲めないと大変では、というご心配を頂いたのだが、酒は、飲めなければ、別に飲まなくても我慢できるので、それほど問題ではない。心配は、水だった。旧正月明けの頃(居留許可を元に再入国で来た頃)、隔離施設に人があふれ、十分な飲料水の準備がされていなかったので、苦情が多く、中には、喧嘩となり、警察が出動したケースも有ったようだ。そういう先人のおかげで、自分が苦労を回避できているということだろう。
上海隔離・5日目
集中隔離環境に、完全に慣れる。ちょっと意外ではあるが、気の持ちよう、というのは大きい。という事で、開き直って、持参した食材を食べている。写真だと、不味そうに映っているが、本人は大変満足だ。
これは、アルファ米おにぎり。握らず、袋を20回振るだけでおにぎりになる、という売り文句だが、ならない。とは言え、そんな事は、どうでも良い。
そして、コーヒーに、ブルーベリー味のクッキーを食べる。酒を飲んでいない事もあろうが、甘いものが嬉しい。ストレスを抑えててくれる。もう少し持ってくるべきだったと後悔。
昼は、1個だけ持ってきた、カップ焼きそばUFOのミニカップ。胃が小さくなってきている様で、ミニカップでも、ちょっと胃がもたれる。そして、夜は、ビーフストロガノフライス(これも、アマノドライフーズ。米は、尾西のアルファ米)。
上海隔離・4日目
集中隔離4日目。前日、開き直った通り、無理はやめる。という事で、3食とも、持参した即席食品。ささやかな幸せを感じる。
特に、アルファ米にレトルトカレーをかけたものは幸せだった。平常時だったら、絶対感動しないものでも、環境が変わると嬉しい。しかしながら、日本の即席食品は素晴らしい。技術開発に携わった方々に、心から感謝したい気分だ。