順徳・広州

華南シフト(コンシェルジュ)の締め切りを1月5日にして欲しいと、数日前に言われてうろたえる。旧正月の関係で締め切りが早まるようだ。

全く No Ideaだったのでどうしようか考えた結果、「順徳工業園」を取り上げる事にした。

半年ほど前に、あるTV局より、「珠江デルタで、日系自動車関連企業の進出により、町の状況が急激に変化した所があったら、水野さんが出演する事を前提に、取材協力して欲しい」という依頼を受けた。

この提案を受けて、先ず思い浮かんだのは順徳であったが、残念ながら、順徳政府との関係が希薄で対応に困難が予想され、結果としてドロップしてしまった。昨年まで、目立った日系企業の進出が無かったにも拘わらず、今年1年間で9件の日系自動車関連企業の進出が決まった順徳は、正にTV局の希望通りである。

また似たような依頼があるかもしれないので、遅ればせながら、順徳との関係作りをする事にした。勿論、2002年に順徳が市から区に格下げになり、仏山市に吸収された為、当方と誘致契約を結んでいる仏山市側で対応する事も可能であるが、地元とも親しいに越した事はない。

訪問した順徳工業園はまだ新しく、殆どの工場は建設中。

但し、第一期の開発区域は全て成約済との事で、誘致は大変順調な模様。ちょっと、田舎っぽいのは、初めて訪問した数年前と変わらないが、誘致担当者数名が流暢な日本語を話すので感心する。だんだん、誘致の技術もこなれて来たようだ。

誘致の対応の改善、立地条件(広州から車で1時間。南沙からも近い)が、誘致好調の秘訣であろう。

何分出来たてで、開発区としての状況は判断しかねるが、数年後を見てみたい場所である。