上海(上海の雨は難儀)

夜が明けると雨。
小雨ではあるが、ただでさえタクシーがつかまらない上海では、雨が降ると致命的にタクシーがつかまらない。
朝一番のホテル前は問題なかったものの、その後は、移動のたびに大変な思いをする。
午後3時に茂名南路でつかまえようとしたときには40分かかって服がびしょぬれ。
午後5時に旧森ビル(匯豊大廈)の前では55分待ちで、目的地の虹橋にたどり着くまで2時間。
非効率な事この上ない。
上海に会社を作る時でも、最初はタクシーでいいやと考えていたが、考えを改めざるを得ない模様。

仕事を終わらせ、夜7時から会食。
目的は、数ヶ月前から興味津々だった忍者屋敷。
二度行くかどうかはさておいて、一度は行かねば!と考えていた店。
雰囲気はなかなか(面白くて)良い。
料理は、当たり外れは有るが、当たりのものは美味しい(鶏ささみの串揚げが気に入る)。
食べ+飲み放題(メニューから好きに選べる)で、2人で340元弱というのは、コストパフォーマンス的には良いと思う。
ともあれ、忍者の格好(赤忍者だな)の服務員が、「いらっしゃいませでござる」とか、「料理を間違えました。ごめんなさいでござる」と本当に言っているのを確認して、大変満足。
グルメ向きではないが、従業員の感じもよいので、宴会用にはよい店であろう。

その後は、同行の清水さんご推薦の、新しく出来たバーに。
確かに、僕が好きな長いカウンターに、いろいろな酒が置いてある。
雰囲気も良く、悪くない。
マッサージ修行中の清水さんが、好意で喉の状況を見てくれる。
喉のリンパ腺が腫れている。
首筋と肩も恐ろしいほどこっている。
恐らく、「眼+腕のこり⇒首・肩⇒喉のリンパ腺⇒喉の痛み」ときているのであろう、という見立てで、該当と思しき個所を丁寧にもんでくれた。
おかげで、翌日は、生まれ変わったような喉の軽さ。
やはり、持つべきものは、一芸ある友人である、と大変感謝する。