短髪に自分で慣れてきた。
散髪して数日たったので、ちょっと髪が伸びて落ち着いたのと、見慣れたというのの両方の要因であろう。
散髪して数日たったので、ちょっと髪が伸びて落ち着いたのと、見慣れたというのの両方の要因であろう。
髪型といえば、思い出すのは1990年。
福建省の研修から日本に戻るとき、帰国の数日前に香港で髪を切った。
当時の福建省(今とは大違い)に1年住んでいた自分の感覚からすれば。香港は流行の先端地だ。
初出社には小ざっぱりしていこうと思い、九龍ホテルの地下にあった理髪店に飛び込んだ。
そこで、「香港で一番人気のある髪型を」と言ったら、インパクトのある髪型にされてしまった。
一昔前のテクノカットに近いが、横の部分が顔から耳に行くに従い上がっている(刈り込まれている)状態だった。
空港に出迎えてくれた両親が、一瞬言葉に詰まるのがわかったが、当時の僕の感覚(麻痺していた)では、何が不思議かさっぱりわからなかった。
数年経過した時、当時を覚えている人に、ずいぶんからかわれた。
特に、実家の近くの散髪屋の主人は、10年後、「あの時の事はよく覚えていますよ。何てトッポイ髪型の人が来たんだと思いました」と語ったものだ。
それが故に、「お客さん、スーツ着るような仕事じゃないですよね」とか言われた。
「一応、会社員です」と答えたらずいぶん驚かれた。