今後の加工貿易政策

2011年8月2日付で、商務部・人力資源社会保障部・税関総署より公布された、「珠江デルタ地域に全国加工貿易レベルアップのモデル地区を建設する事に関する指導意見(商産発[2011]269号)」のレポートを書いていた。

当社のクライアント企業様、日経テレコン、NNAにもレポートを提出する予定なので、ここでは詳細は割愛するが、来料加工廠の独資転換期限の延長や、今後の加工貿易政策が織り込まれている重要な文書だ。

来料加工廠の独資転換期限は、基本的に当指導意見により約3年以内(2013~2014年)という事で、1~2年の延長が行われたと判断してよいだろう。
但し、当指導意見では、各種の優遇政策と併せ、労働集約企業の内陸移転や、企業分類に応じた管理手法の確立等が謳われており、加工貿易企業に対して、飴と鞭という感じの政策が、今後3年で、矢継ぎ早に打ち出される事が想定される。

香港の新聞では、戦々恐々とした記載が行われている。
これはちょっと極端(悪い面しか見ていない)と思われるが、何れにしても、今後の状況のウォッチが必要な事は確かだ。

指導意見に織り込まれた、良い部分を書くとすれば、「外注加工・転廠の規制緩和」、「国内販売の優遇(許可取得手続の簡素化)」、「保税開発区・保税倉庫(保税倉庫・監管倉庫)の増設と多機能化」等の方針が打ち出されている。

加工貿易・保税政策推進の方針は変わらないが、ハードルは高くする、というのが、一言でいう、今後の方針であろう。

日本のサービスは素晴らしい

先週は、携帯電話が故障したので(何度か故障した揚句、立ち上がらなくなった)、ドコモショップに乗って行ったら、保証期間内なので新品に交換してくれた。
昨日は、先日買ったPCが立ち上がらないので、やはり、ビッグカメラに持って行ったら、その場で新品に交換してくれた。

そんな訳で、ひどく感激して、「日本のサービスは素晴らしいね」と何人かに言ったら、「え?当り前じゃない」と言われた。
海外生活が長いので、その意味での不便に慣れてしまっているらしい。
取材の時にその話をしたら、「幸福値が高くなっていいですねぇ」と言われたが、確かにそうかもしれない。

とは言え、総じて生活が便利な香港でも、企業のバックアップ体制は、日本とは全く違う。
携帯電話・ブラックベリーの契約をしているボーダフォンに、保証期限内の携帯の修理を依頼した事が数回あるが、なんだかんだ理由を付けられて無償修理を拒否された。
修理に新品とほぼ同じ(若干安い程度)の価格を提示され、「なんてあこぎな!」と怒り、新品を買った事が一度ではない。
(携帯はノキアに買い替えた。ブラックベリーはやむを得ないので新品購入。術中にはまった感じだ)。

そんな事を考えると、素直に日本のサービスは素晴らしい。
特に、故障等、非常事態があった時にそれを実感する。

立ち食いソバ屋のたぬき月見そばとミニカレー

話変わって、香港・中国本土では、会員契約に含まれる無料面談(1時間/月)は、当社のオフィスに限定しているが、日本のオフィスは、横浜みなとみらいでちょっと遠いので(僕の家からも遠い)、日本での面談は、クライアントの方のオフィスで実施するケースが多い。

そうやって、東京を歩きまわっていると、立ち食いソバの匂いに惹かれる。
学生時代、合気道をやっていた事があり、いつもお腹をすかせていたので、あちこちの駅で立ち食いそばを食べたものだ。
そんな記憶が脳に焼きつけられているのかもしれない。

そんな訳で、立ち食いそばで昼食を済ませる事がたいそう多い。
昨日の昼食もそう。
前日から「明日は立ち食いそばだ!」と決めていた。

頼んだのは、たぬき月見そばとミニカレー。
飛び込みで入った店なので、味は「普通」という感じであったが、取りあえずは満足。