6月8日は香港で講演会(金杜法律事務所と共同講演)。場所は新しい日本人倶楽部。大会議室の内装が終わった(使用可能になった)という事で、初めて使用したのだが、以前ほど大きくないのでまさにぎゅうぎゅう詰め、補助いすを大量に使用しての対応であった。次回から、集客時にちょっと注意が必要か。ただ、非常にお洒落なビルに引っ越したので、雰囲気は良い。
金杜法律事務所の劉新宇パートナー弁護士とは、以前も書いたかもしれないが、丸紅時代の同僚(2002年より数年間一緒に仕事をした)。ただ、劉さんは将来的には中国に帰りたい。水野は一生コンサルティングの仕事をやり続けたい。という希望を持っていたので、何時かは丸紅を退職しなければいかないのではないか、という漠然とした意識を持っていた。2003年に赤坂の焼き鳥屋で、二人で酒を飲み、「自分たちの将来はどうなるんだろう」と、しんみり語り合った事が懐かしい。僕はその5年後に独立。劉さんはそれよりも早く中国最大手の法律事務所にパートナー弁護士として転職し、日本部門の最高責任者になっている。当時二人が思い描いた未来より、良い結果となっているのが嬉しいが、あの時の不安な気持が原動力の一つになっているのは確か。
最近、運営に要する手間を考慮して、極力共同講演会をやらないようにしているのであるが、若い日(といっても40才だったが)の不安を共有した仲間という意味で今回は例外。4月(広州)・6月(香港)と、2回の共同講演を実施した。
夜は宴席ながら、朝抜き、昼豆腐カレー(ご飯の代わりに豆腐を使用)だったので、午後5時に空腹で耐えられなくなる。オフィス近くの面粥屋で、イカボールを買って半分食べる。