スーパーのうにをご飯にのせて

これから先の2.5ヶ月で12回の講演会が決まっている。通常のスケジュールと言えばそれまでだが、レジュメ作りが辛い。ただ、増値税制度の変更、対外借入制度の変更をはじめとして大きな制度変更がいくつか有り、状況整理をしておかなければいけないのは確か。良い機会と言えばよい機会か。
毎年何十回も講演会を開くが、話すこと自体は大変ではない。苦しいのはレジュメ作りで、レジュメが出来た段階で、講演は8割方終わった気持になる。仕事の中で大変なのは、こういった人目に触れぬ地味な部分なのだが、これはどの職業でも同じであろう。
ともあれ、ここ数日、休日を含めて夜までレジュメ作りに追われている。酒を飲んで寝れればよいが、昨日・今日は禁酒日だ。そうなると夜までの苦労が報われない気にもなるのは自然な感情。疲れ切った時の冷酒は格別だ。ただ、毎月10日酒を飲まないと決めたからには守る。人間、一度口に出した言葉を守れなければ負けだ。何事も負けたくはない。

話は数日遡るが、先週金曜日は夜11時に寝たら、午前4時に目が醒めた。結果、朝から仕事。朝6時半に空腹に耐えかね、スーパーで買ったうにをご飯に乗せて食べた。ウィチャットにアップしたら「豪華ですね」という反応がたくさんあったが、実は、ご飯5分の1合にうに3切れ乗せただけ。ミニチュア版なのだ(写真だと大きさが分からないので豪華に見えるだけ・・・)。美味しかったが。
うに丼1うに丼2うに丼3

香港に移動(アンラッキーがラッキーに)

上海に4日滞在して香港に移動。最後の夜は、新世紀広場の旬林で会食をする。金目が旨い(皮を炙った感じがなんとも)。そして野菜が美味しい。あとは、先日のプノンペンで明太子を食べてから、明太子に開眼したので明太子を。これまた良い。
林刺身刺身明太子>野菜天ぷら
はまぐり焼き
という事で、日本酒の小瓶(300ml)が獺祭だけだったのが、(北の日本酒が好きな)僕的には残念だったが、それを除けば満足度は高い食事であった。

翌日(26日)は、13時20分虹橋空港発便で移動。威寧路・天山路からタクシーに乗ったら、延安高架まで行き、更に、混雑で効果が入れないので下の道を行きと、大回りに次ぐ大回りで1時間。料金は60元と通常の倍かかったが(それでもタクシー代自体は日本と比べると格段に安い)、到着が遅れたためラウンジが(混雑で)使用できず、代わりに100元のミールクーポンをもらった。ラウンジの食事はまずいので、毎回シャロンを利用しているが、この代金が無料になった。飛行機に乗ると、僕の席だけディスプレイが壊れており、映画が見られないため、勢いで仕事をしたら、6月8日の講演会のレジュメがほぼ完成。
そんな感じで、災い転じて福となる、という言葉を続けざまに思い出した香港移動であった。

ともあれ、6月8日は香港で、金杜法律事務所と共同講演会。香港と華南にしぼって組織再編手続と税務を語る予定。

ベトナム、香港、上海

5月21日にベトナムから香港に戻ると、翌22日は上海に移動。ベトナム・カンボジア出張は、随分ゆとりが有るスケジュールだったのだが、移動するだけでも疲れはたまる。空港でぐったり。ラウンジで軽い食事を頼み、日経新聞のコラムを書きながら食事。疲れていると、筆がなかなか進まない。
ラウンジ全景ラウンジ

上海到着は夜8時半。外食する体力が無かったので、近所の千秋で滑蛋虾仁と木须肉をテイクアウトして、冷蔵庫にあった日本酒を飲みながら食べて寝る。今回の上海は、それなりに面談も多く忙しい。体力を維持すべく、昼食はしっかり食べる。
これは、蕎麦道でのランチ。天せいろを頼むと、自動的にご飯が付いてきた。中国の日本料理屋の定食は、量が多い。
蕎麦

ホーチミンでフレンチ

5月20日にプノンペンからホーチミン到着。宿泊はいつもの東屋。Emailを整理するとオフィス付近のソフィテルホテルへ。これはオフィスの有るサイゴントレードセンター付近の写真。この風景も見慣れてきて、初訪問のプノンペンからの移動後に見ると、それなりに安心するようになってきた。
ホーチミンの街
ソフィテルホテルのフランス料理。ここの前菜(鮭のテリーヌ)が美味しいというのが、ここを選んだ理由。全般的に美味しい料理だった。3人でワインを2本。
ソフィテルフレンチテーブルスープテリーヌステーキソフィテルロビー
体重管理を始めて半年間、連日、これだけ食事をしたことはなかったので、このタイミングのフレンチは胃がきつかった。翌日(香港で自炊)は豆腐だけ。春夏冬の蕎麦屋で日本酒(菊水)という念願が、まだ果たされていないので、次回の出張時は、まずこれを果たそう。
5月21日に香港移動。その翌日に上海移動と、5回飛行機に乗った一週間であった。仕事は忙しくなかったとはいえ(プノンペンは視察出張であったため)、さすがにこれだけ移動すると疲れる。

プノンペンからホーチミンへ

5月20日のベトナムエアで、ベトナムに移動。2泊と短いカンボジア滞在であったが、印象的であった。
思いもよらず過食が続いているので、ホテルチェックアウト前に、朝・昼兼用のミネストローネスープを食べ出発。
ミネストローネ

その日はカンボジアの祝日で、また、天気も良かったため30分足らずで空港到着。チェックインもスムーズだった。飛行機待ちの間は、スターバックスでWifiを使用し仕事。カンボジア滞在中、どこのレストランCafeに行ってもWifi使用できた。これも事前の想像以上だ。
プノンペン空港スターバックスプノンペン空港外
ここ数年、ASEANを回って思う事だが、中国に駐在していた方々が、随分、アセアン各国に滞在している。そのため、何処に行っても、以前仕事を一緒にした方、僕の本や連載を読んでくれていた方がいて話が弾むのは有り難い。
一昔前は、中国要員、インドネシア要員、といった様に、駐在地が偏る傾向が有ったが、現在では、例えば、欧米経験者の次の駐在地が中国で、中国経験者が次にASEANに回る、というケースが多い気がする。人材の流動化が以前より進んでいるという事であるが、個別国のノウハウも重要であるのと同時に、新しい視点で物を見る事も重要だ。これは良い事なのであろう。

プノンペン2日目の夜

プノンペン2日目の夕方は、丸紅カンボジアオフィス(プノンペン出張所)に。所長が懇意な方なので、面談と会食。
丸紅カンボジア三人写真
改めて調べてみると、ASEAN地域の丸紅拠点の大部分に懇意な方が駐在しており、商工会などでもそれなりの地位に付いている。こういったところは、商社に勤務していた事の有り難さだ。

面談後の会食は、日本人経営のイタリアン。これまたサービスも良く美味しい。半年以上、炭水化物を一定量以上取らないようにコントロールしていたが、この日はリミッターを外した様な食べ方をしてしまった。ただ、前日の縁と同様、次の訪問機会には、是非また行きたい店である。
ピザ屋
アンティパストチーズピザイカスミなすパスタベーコンパスタ
3人であっさりとワインを3本空けて楽しく語る。プノンペンで連日これほど満足できるとは思ってもみなかった。
やはり、何事も、来てみないと分からない。
所長の方とは、一緒に中国の事業会社(国営企業との合弁)を1.5年がかりで清算し、国営企業幹部との折衝、資産売却、人員解雇に伴う監禁、労働訴訟(区、市の労働部門双方から「雇用者の解雇案は合理的かつ温情的」として労働者の直訴が門前払いをくった結果の訴訟)等々を乗り越えたので、昔話に花が咲いた。先輩ではあるが、一緒に仕事で苦労した仲というのは特別だ。そして、一緒に苦労を乗り越えた関係の方々が、(当時の)社内でも社外でも多数いるというのが、自分の誇りになっている。

プノンペン2日目(イオン訪問)

プノンペン2日目。朝10時にホテルを出てイオンに移動。昼のトゥクトゥク。
昼トゥクトゥク
イオン到着、非常に巨大な設備。
イオンイオンショップイオン内部
2年前の開店当初は客が入らずがらがらだったというが、現在では、特に休日はかなりの客入りとの話。訪問時の入りは十分ではないが、平日の朝10時半という時間を考えるとまずまずか。
イオン刺身銀だこ日本フードコーナー
ただ、飲食店やショップは数がかなり多いので、採算をとるのはなかなか難しそうに思える(この写真の銀だこは、まだ開店前)。
秀ちゃんラーメン
昼食は何にしようかと考えてラーメンにした。暑い事も有り、辛い物が食べたかったが辛味ラーメンが有ったのがポイント。ミニラーメン(丼は同じで麺の量が半分程度?)US$4、チャーシュートッピングUS$3、餃子US$2.5で合計US$9.5。トッピングを多めにしたので高めになったが、それでも1,000円という価格はカンボジアという場所を考えれば安くない。
スーパーの品揃えは、イオンらしく充実しており便利であるが、飲食店舗は割高感有り。この点、カンボジアの人達にどの様に受け入れられるかがポイントとなろうか。

プノンペン初日2

食後、プノンペンの街を散策する。中国語表記が随分目につく。
一番下の写真の様な店は、中国だったら迷わず外の席に座って、ビールにつまみといくところであるが、治安はあまり良くない(拳銃も出回っている)様なので、やめておく。
地元1地元2地元3地元4地元5
空港到着時に降っていた雨がやんだので、それなりに快適な散歩であった。

プノンペン初日

夜7時にプノンペンのホテル到着。宿泊は日系のタマホテル。プノンペンタワーの22階。
ロビー周辺のカフェが非常に洒落ている分、相対的に部屋が若干見劣りするが、スタッフの方々の対応が良いので居心地は良い。
ホテルのカフェ部屋
チェックインすると、すぐにトゥクトゥクで「縁」という日本料理に。日本人の女性が経営されている店で、プノンペンでは有名な店のようだ。
夜トゥクトゥク

久保田千寿がUS$45(4合)。プノンペンで久保田が飲めるとは思わなかった。有り難い。明太子が美味しく、明太子を肴に日本酒が進む。
久保田明太子はんぺん納豆巾着スコッチエッグ
あとが、はんぺんチーズ揚げ、納豆巾着、スコッチエッグ。何故か数日前から、スコッチエッグが食べたいと思っていた為、メニューに有ったのは驚いた。
何やら、ホーチミンで日本食を食べた時より満足感が高い。
プノンペンでこういった店が有るとは。何事も来てみないと分からないものだ。